RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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新幹線のグリーン個室で殺人事件発生、その1人の客が罠にかけられた 果たして犯人は誰なのか この日南と高山が東海道・山陽新幹線を警乗していた ところがその警乗任務が事件が起きた 一体どこで殺したのか

ひかりグリーン個室内
「誰だお前は。」
男は、喚きながら騒いだ
「やめろーっ。」
犯人は、注射器を取り出し、殺害した。
「ぎゃーっ。」
男は、ソファーで苦しみながら息を引き取った

公安特捜班
「南 達仁。」
「高山直人。」
「東海道・山陽新幹線の警乗に行ってきます。」
「ご苦労さん、頼むよ。」


登場する列車 100系新幹線「ひかり」


第18話 殺意のグリーン個室罠にかかった男

南と高山は、この日東海道・山陽新幹線100系「ひかり23号」の警乗任務に当たっていた。

東京駅

「ご苦労様です。」

「いつもご苦労様です。」

「これから、2名警乗に入ります。」

2人は、ひかりに乗り警邏に当たった、普通車の指定席をはじめ自由席も回った

「ご乗車してるところすいません、只今、公安官が警乗しています。」

南と高山は、普通車に警邏していたら、1人の客に声を掛けた。

「どうもすいません、鉄道公安です。」

「公安の方ですか。」

「はい。」

南は、指名手配中の犯人に似てた為、南と高山は職務質問をした。

「どうも、ご協力ありがとうございました。」

再び警乗任務をしてた矢先に、2人の小学生が列車の中を走っていた。

「コラコラ、列車の中で走っちゃだめだよ。」と高山は言った。

「グリーン個室の人が倒れているから、車掌さんを呼びに行くんだ。」

「えっ、個室で人が倒れてる。」

「僕、車掌さん呼びに行くのかい、一緒に来て。」

高山は、2人の小学生と一緒に車掌を呼びに行った。

「個室で人が倒れてる場所はどこですか。」

「こっちです。」

1人用個室に行って見ると、1人の客がぐったりして倒れていた。

間もなく、高山は車掌を連れて個室へやって来た。

「どうですか、南さん。」

「いやっ、もう息はない」

そして、警乗中に事件は起きた。

 

公安特捜班

「何、ひかり23号の個室で死体、本当か高山。」

「ええ、グリーン個室で倒れて死んでるんです、殺人の可能性もあります。」

「よしっ、他の公安官や県警にも協力しとくんだよ。」

「了解。」

広島駅

「どこだ死体が見つかったのは。」

「博多行のひかり23号に。」

「死んでるのは製薬会社の会社員です。」

まもなく、応援の公安隊や広島県警捜査一課も到着した。

「私は広島県警の宮島です。」

「被害者の身元は」

「被害者は、若草製薬の深田康彦さん45歳です。」

「今日は博多へ出張の予定だそうです。」

「出張か。」

「南公安官、今食堂で怪しい男を連れてきました。」

「そうか、すぐに任意同行して、話を聞かせてもらおうか。」

「俺は、この親爺を殺したって言うのか。」

「いや、そこまでは。」

「南さん、僕は広島公安室で任意取り調べしてきます。」

「よしっ、後は高山に任せるよ。」

高山は、応援の公安官を連れて男を広島公安室に連行した。

「俺は無実だ、これは誰かが仕組んだ罠だ。」

「本当に、この人が犯人なのかな、ところで宮島警部、死因は。」

「死因は、注射の痕があるから、心不全でしょう。」

「犯人は、濃度の高い塩化カリウムを使って毒殺したんじゃないでしょうか。」

「その可能性があるな。」

「周辺のホームで不審者はいなかったか、聞き込みを。」

「了解。」

南は、広島県警捜査一課の宮島警部と二宮刑事と聞き込み捜査をした。

「すると被害者は、ぐったりして倒れてると見つけて車掌に知らせたんだね。」

「うん、その時に個室の様子を見たら、人が倒れてるのを見つけたんです。」

と2人の小学生が言った

「そう言えば、名古屋辺りでサングラスとキャップ帽を被った男に会ったけど。」

「キャップ帽とサングラスの男?。」

「ええ、20代か30代ぐらいのね。」とフルムーン旅行の客が言った。

 

 一方、高山は不審者は事情聴取していた、彼の名前は渡辺勝彦さん23歳 内山商事の営業部の社員である

彼は3日間の休暇で四国へ旅行していたと言う、彼は先月頃から謎の男に脅迫されてたと判明、犯人については心当たりがないと言っていた、しかし、殺人については否認、しかし証拠は見つからない、犯人はどこへ入るのか

広島公安室

「本当なんです、昨日がいたずら電話があったんです。」

「なるほど。」

そして、南は特捜班の高杉班長に連絡した

「えっ、20代か30代の男が乗っていたかどうか。」

「ええ、詳しいことはわかりませんが詳しく調べて見て下さい。」

「うんわかった、南と高山は引き続き捜査を続けてくれ。」

「わかりました。」

 

ひかり100系グリーン個室車内

「警部、広島駅内のゴミ箱に注射器が発見しました。」

「注射器が。」

「犯人は、病院の医師の可能性が高い。」

 

南と高山は、犯人を追ってたら応援に岩泉と桜井が駆けつけた

「高山、南さん、犯人が分かったよ。」

「本当か。」

「犯人は坂上裕典、元医師です。」

「その人なら犯行は可能だな。」

数分後、坂上を発見。

「坂上裕典だな、鉄道公安のものですが」

「ひかり23号のグリーン個室でのことでお話を。」

坂上は逃げた、桜井は拳銃を一発威嚇で発砲し。

「この野郎。」

南と岩泉は、坂上と格闘し、高山が背負い投げをした。

「坂上裕典、深田康彦殺害容疑で逮捕する。」

南は、手錠をかけた。こうしてひかりグリーン個室の殺人事件は解決した、渡辺さんの無実が証明された。

 

 


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