RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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秋の紅葉を楽しむなら、列車に乗って旅もいいんじゃないかな。と私は思うと




登場する列車 200系「あさひ」485系特急スーパー「かがやき」


第15話 スーパー特急「かがやき」の殺意 Printemps金沢ロマン旅行

南は、穂乃果、ことり、花陽と一緒に「紅葉の金沢」を旅に出た、その訳は。

例によって、穂乃果が雑誌の景品を応募に当選したため、俺たちは11月3日に金沢へ行くことになった

俺達は、上野発7時20分発の上越新幹線「あさひ1号」に乗った。

「なぁ、感謝してよ、私が応募したはがきに。」

「わかってるよ穂乃果ちゃん。」

「でも、天才だね穂乃果は。」

「本当ね、穂乃果ちゃんは雑誌の応募のクイーンだからね。」

「ねぇ達仁、どうやって金沢へ行くの。」

「北陸本線経由の特急「かがやき」だよ」

「かがやき」

「ねぇ、かがやきって何んなの。」

「長岡から金沢へ結ぶ、スーパー特急だよ」

「でも、金沢へ行くならL特急「白山」や寝台特急「北陸」でも行けれるのに、なんでわざわざ長岡で乗るの」

「実は、前から乗ってみたかったんだよ。」

「そう言えば、去年ダイヤ改正されたんだよね。」

「そうだよ。」

「あさひ1号」は、長岡と新潟まで停車しない。

達仁と穂乃果達が乗った「あさひ1号」は長岡へ停車した。

 長岡へ降りると、新しい金沢行の特急「かがやき2号」に、接続する。

8時40分、長岡着。

金沢行の新特急「かがやき2号」の出発まで、8分しかない。

 達仁と穂乃果とことりと花陽は、在来線のホームに向かって、走った。

「かがやきって、あれ。」

「ああ。」

「早く乗ろうよ。」

達仁と穂乃果とことりと花陽が、乗るとすぐ、金沢行のスーパー特急「かがやき2号」は、発車した。

スーパー特急「かがやき」は、1988年に金沢駅 - 長岡駅間で運転を開始し、「北越」の速達列車として位置付けられ、停車駅は直江津駅・魚津駅(一部のみ)・富山駅・高岡駅のみに限られていた。車両は485系が使用され、普通車のみであるが全車座席指定席で、自由席は連結されていなかった。長岡駅では上越新幹線「あさひ」に接続するように考慮されたダイヤで、金沢駅 - 上野駅間は4時間10分に大きく短縮された。列車名は公募によって決定された。ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。

スーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。

達仁と穂乃果とことりと花陽達が乗った「かがやき2号」は長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。

「あれ、何か落ちているよ。」

「手紙みたいね。」

「本当だ。」

「私、その人に届けてくるね。」

「これ落としたわよ。」

「まぁ、どうもありがとう。」

「もしかして、金沢へ。」

「ええ、秋の金沢を楽しもうと」

「そうなの。」

「ええ。」

 

公安特捜班

「班長、先週から女子大生の脅迫が起きてるんですが、ただのいたずらでしょうか。」

「うーむ、いたずらにしては不自然だな。」

「そうですかね。」

達仁と穂乃果達の金沢旅行が、事件に巻き込まれるのだ

 

金沢駅

達仁と穂乃果とことりと花陽が乗った「かがやき2号」は11時31分、金沢に着いた

「やっと来たんだ、金沢。」

「本当だな。」

「最初は、どこへ行こうか。」

「じゃあ、尾山神社へ行こうか。」

「賛成。」

 

尾山神社

「神門に来たな。」

「まるで、修学旅行の班別行動みたいね。」

「うん。」

 

兼六園

「うわーっ、紅葉もきれい。」

「本当だ。」

「ねぇ、あれ何かな。」

「どうしたの、花陽ちゃん。」

ことりと花陽は、何かを見つけたのだ、それは女の絞殺死体だった。

「きっ、キャーッ!」

2人は、悲鳴を上げた

 

公安特捜班

「何ですって、兼六園で絞殺死体。」

「ええ、何だって。」

「高山、小泉、すぐに金沢へ向かってくれ。」

「わかりました。」

高山と小泉は、金沢へ向かった

 

金沢中署・兼六園

「どうも、ご苦労様です、私石川県警の小沢と言います。」

「金沢中署の中西です」

「東京公安室の高山です。」

「小泉です。」

「現場はこちらです。」

「被害者の身元は。」

「えーと、免許証から河合尚子さん、27歳ってことが判明しました。」

「目撃者は、鉄道公安だと。」

「南さん。」

「あっ、お兄ちゃん。」

「花陽も一緒だったのか。」

「うん、穂乃果ちゃんが雑誌に応募したら当選して、金沢へ来たの。」

「なるほど。」

「そしたらね、達仁が「かがやき」に乗りたいって。」

「南さん、「かがやき」に乗ったの。」

「うん、白山や雷鳥としらさぎばっかだと飽きてくるからさ。」

「結構、人気なのかい。」

「そうだよ。」

そこへ、U12ブルーバードの覆面の無線がなった。

「至急、至急石川本部から金沢中所管内、玉川公園において犯人の車を発見、近くのパトカーは急行せよ。」

「金沢中7、了解。」

「南さん、犯人が乗り捨てた車を玉川公園に発見されました。」

「何だって。」

南と高山と小泉が乗った覆面パトカーは、玉川公園に向かった。

 

玉川公園

「ご苦労様です。」

「公安特捜の南です。」

「ナンバーを照会した結果、盗難車でした。」

「えっ、盗難車。」

「はい、車は滋賀県内に盗難にあったものと思われます。」

「そうか、犯人は金沢にいる。」

 

公安特捜班

「南、犯人と思われる男が割れた、末永通、31歳だ。」

「わかりました。」

「済まんね、休暇中に。」

 

金沢駅

「上手く騙されたね、末永通さん。」

「何なんだ、あなたは。」

「鉄道公安のものです。」

「河合尚子さんの事で、お話が。」

「くそっ。」

南と高山と小泉は、犯人末永通を逮捕した、彼女の浮気による犯行だった。

 

ひがし茶屋街

「まぁ、可愛い店ね。」

「本当ね。」

「でもさ、完全に修学旅行みたいだな。」

達仁と穂乃果達の旅行は、まるで高校の修学旅行みたいだ。

「秋は、紅葉だし、金沢はいいね。」

「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 




ゲスト
高坂 穂乃果

南 ことり

小泉 花陽

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