RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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今回は、高山公安官が有休で長野へ旅行へ出かけた 偶然にも東京のモデル事務所に会った そのモデルが野尻湖で殺害された 犯人は何者なのか





登場する列車 L特急「あさま」189系 キハ58系飯山線 


第14話 L特急あさま・信濃の死

午後6時、公安特捜班 みんなは仕事を終えていた

「さてと、今日は事件もないから早めに帰るとするか。」

「あっ班長、僕は明日から3日間休暇させていただきます。」

「偶には、ノンビリしてきなさい。」

「高山君が休暇を取るなんて珍しいですね。」

「高山は休暇するってことは、家族旅行ですか。」

「それとも、彼女とデート?。」

「いえいえ、1人で信州へ旅行しようと。」

「へぇー、信州か。」

「ロマンチックだわ、高山君。」

「高山、長野へ行くんだって。」

「そうですよ、南さん。」

「私も野沢温泉行ったんですよ。」

「あっ、確か妹の花陽と一緒に行ったんだよね。」

「ええ、L特急あさまに乗ってね。」

「それと、班長これ、宿なんですけど。」

「おっ、野沢温泉か」

「ええ、私も行って見たいなって。」

この日、高山は2泊3日で長野旅行する事になった。

 

次の日、高山は上野駅から信越本線経由のL特急「あさま1号」に乗り込む。        

「えーと、僕は指定席で窓側だったかな。」

高山は、3日間で信州へ旅行の行き先は、このような日程である旅行の日程

「えーと、僕は指定席で窓側だったかな。」

高山は、3日間で信州へ旅行の行き先は、このような日程である            

1日目 野沢温泉

2日目 善行寺                                            3日目 野尻湖

の日程である

高山は、前からL特急「あさま」に乗ってみたいなと有給旅行を考えたのだ

 上野発直江津行午前7時発のL特急「あさま1号」は発車した、秋の旅行シーズンに間があるせいか、列車は、混んではいなかった。

プァーン

「何だ、今の人は。」 

高山は、あの女性が怪しいと思ったが、女性は別の席に戻って行った。

 上野から高崎間はたいらな関東平野。この区間は最高速度時速の120kmのスピードで走る区間が多い、L特急「あさま1号」は高崎から上越新幹線や上越線とわかれ、西へ曲がって信越本線に入り、浅間山や妙義山に向かって少しずつ上ってゆく、横川と軽井沢の間はEF63形電気機関車で引っ張って軽井沢まで協調運転するのです。

その後高山は、長野駅に降りた

 ホームで、野沢菜五目釜めしとお茶を買って、それを持って、10時25分の飯山線に乗った。

飯山線の車両はキハ58系で、オレンジとイエロー、そしてレッドの三色が塗っている

長野から豊野までは、信越本線を走るので、線路も複線だが、豊野からは、単線になって、ローカル線らしくなった。

 小さな駅も、1つ1つ拾うように停車していく。長野から乗ってきた学生たちが、1人、2人と降りていく。

11時29分、戸狩野沢温泉駅に着いた。

野沢温泉

麻釜(おがま)麻釜(おがま)は、100℃近い温度のお湯が湧出している場所。昔はこの高温湯を利用して麻をゆでて皮をはぎ繊維を取っていたが、現在は野菜や卵を茹でたりするなど食べ物の用途に使われる場合がほとんどである。麻釜周辺は火傷など危険防止のため観光客は立ち入り禁止になっている。

旅館に着くと、高山は、温泉に入れてもらった。真新しい檜風呂である。高山は、のんびりと、温泉に浸ることが出来た。夕食に野沢菜を食べた。

 次の日、高山は善行寺へ行くため、飯山線の時刻を見ていた

「あれっ、あなたは昨日のあさまで一緒でしたよね。」

「そう言えば、一緒だったな。」

「あなたも長野へ旅行に。」

「ええ、今日は善行寺と野尻湖へ。」

「そうですか。」

「実は、私は十日町へ、これから着物のショーへ行くんで1泊していこうと。」

「そうですか。」

「僕は高山直人です。」

「申し遅れました、私はモデル事務所の坂田と言います。」

「マネージャーの牧です。」

「マネージャーですか。」

「彼女は、モデルをやってます。」

「松岡沙織です。」

「へぇー、モデルですか。」

戸狩野沢温泉駅

一方、牧と松岡は十日町行きの普通列車に乗って十日町に向かった

「それでは、高山さん私はこれで。」

「じゃあ、気を付けて。」

十日町行きの列車は発車し、長野行の列車が到着した

「そうですか、休暇で長野へ。」

「はい、私は鉄道公安に努めているので、大変なんです。」

「着物ショーは、行かなくていいんですか。」

「私が出るわけではないので。」

「そうですね。」

列車はあっという間に長野駅に着いた。

「せっかく、長野に着たんだから善光寺でも回ってきますか。」

「そうですね。」

 

善光寺

「善光寺へ着たら、必ず回って生きたいなと。」

「そうですか、良かったら美味しいそばでも食べていきませんか、うまい店知ってるんですよ。」

「本当ですか。」

そう言いながら高山と坂田は、蕎麦屋に来た

「やっぱり、長野と言えば信州そばはうまいよ。」

「ここは、結構人気なんです。」

「そうですか。」

野尻湖

高山は、野尻湖の遊覧船に乗りに来た。

「野尻湖の眺めはいいな。」

そして、帰りは上りのL特急「あさま26号」に乗って東京へ帰った

 

次の日、休暇の後事件が起きるとは予想もしなかった

「班長、ただいま戻りました。」

「おかえり、高山どうだった長野は。」

「そりゃもう、凄かったんですよ。」

「野尻湖へ言ったんですか」

「ええ、野尻湖遊覧船にも乗ったんですよ。」

「遊覧船か、楽しかったでしょうな。」

そこへ、一本の電話が入った

「はいっ公安特捜班、えっ、」

「班長、長野県警からです。」

「はいっ、こちら公安特捜班の高杉です。」

「えっ、女性の死体、場所は野尻湖、わかりました。」

「班長、事件ですか。」

「野尻湖で殺人事件だ、長野県警からの協力要請だ。殺されたのは、東京の女性、モデルらしい。」

「何だって。」

 

野尻湖

「警部、被害者の身元が割れました。」

「本当か。」

「東京在住の松岡沙織さん、27歳。」

「東京か、」

「首に閉められている痕がありますが、凶器は発見されていません。」

「よしっ、秋山、鹿野、桑田、目撃者の捜索と不審者はいなかったか周辺の聞き込みを。」

「わかりました。」

 

特捜班

「野沢温泉で、彼女にあってるのか。」

「ええ、僕が駅で十日町に行くって列車に乗って行ったのが最後でした。」

「そうか。」

南と高山と小泉はL特急「あさま11号」に乗って長野へ向かった

 

長野中央署

「わざわざすいません、私は長野県警の武田と言います。」

「長野中央署の安西です。」

「凶器の方は、恐らく金属のネックレスだと。」

「犯人は、モデルの事務所の人間だと考えられますな。」

 

特捜班

「南か、犯人が割れた 名前は松田信彦 51歳だ。」

「こいつか。」

「よしっ、逮捕に向かうぞ。」

南と高山と小泉と桜井は松田の逮捕に向かった

「松田信彦だな。」

「くそっ。」

「待てーッ、松田!」

「松田信彦 松岡沙織殺害容疑でお前を逮捕する。」

松田は、会社の金を使い込んだの松岡に見つかり、解雇されたの恨んでの犯行だった。

こうして、高山の休暇が事件の解決へと導いた。

 

 

 

 

                     

                           

               

                                                            

 


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