RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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秋には、紅葉シーズンがまっさ中ですが 交通事故も多発するのだ






登場する列車 200系2000番台新幹線「やまびこ」


第13話 那須高原捜査行 妻を交換した男

秋になると、紅葉シーズンで旅行客が多くなる 紅葉の見れるところは北海道の士幌と新潟の妙高や長野の秋山郷

と富山の立山ロープウェイがシーズンである。

「紅葉シーズンか、私が高校の頃はよく友人とあさまに乗って信州へ行ったな。」

「そうですか、南先輩は旅行してたんですか。」

「ええ、まさに私は列車好きだったからな。」

「今も、列車好きですよ。」

「そうか。」

南と高山は、上野駅の信越本線のホームで警戒に当たっていた。

「今日は、痴漢とスリはないし、安全ですね。」

「そうだな、今日はこれで終了しよう。」

「よしっ、班長に報告だ。」

「そうですね。」

午後19時15分 交差点

キキキキーッブロロローッ

「キャーッ。」

女は悲鳴を上げて、車にはねられた。

「誰か、誰か来てくれーっ。」

1人の女子高生は、公衆電話に行き、警察に電話をかけた

「もしもし大変です、ひき逃げです。」

ピーポーピーポーピーポーピーポーと、女性が運んだ救急車はサイレンを鳴らし走り去った。

交通警官は、何かに気づいた。

「何だろう、轢かれた女性の持ち物みたいだけど、列車の切符と乗車券だけど。」

このひき逃げが、事件に発展するとは私は思いもならない出来事だった。

 

特捜班

「昨日の轢き逃げなんだけど、被害者の身元はわかったのか。」

「ええ、被害者は谷村花音さん、26歳です。」

「そうか、被害者の状態は。」

「意識不明でしたが、3日後に死亡が確認されました。」

「目撃者の話では、紺の日産シーマで、ナンバーは横浜33つの5628だと。」

「紺のシーマか、運転していたのは男か。」

「はい、27歳から35歳くらいだと。」

「被害者は、高校の同級生と秋の行楽を楽しむ予定だということです。」

「うーむ。」

「班長、犯人は浮気の犯行ではないかと。」

「可能性があるな。」

「奴は那須高原に現れる可能性があります。」

 

東京駅

南と高山と桜井はひき逃げ犯を追うため、やまびこに乗った。

「犯人は、どうやって逃げたのかな。」

「新特急なすのに乗ったのかな。」

「うーむ、やまびこかもな。」

南と高山と桜井は那須高原駅に下車した

一方特捜班では。

「班長、犯人の身元が割れました。」

「本当か。」

「えーと、犯人は村上 実、36歳。」

「村上は、内縁の妻、谷村花音に関係してると思われます。」

「今、南と高山と桜井が那須高原に向かっている。」

「そうか。」

「岩泉と赤城達は、暴漢を方はどうなったんだ。」

「まだ、見つかっていません。」

 

那須高原

「ねぇねぇ綾香、ここで写真撮ろうよ。」

「いいね、真美。」

「そうね。」

「私が写真撮ってあげましょう。」

「どうもすみません。」

村上は、写真を撮っていた

「ありがとうございました。」

「いえいえ、こちらこそ。」

「あれっ、あなたは村上さん。」

「そうだけど、真美。」

「俺と付き合ってくれるか?。」

「ええ。」

「なるほど、そう言う訳か。」

「な、何なんだあなたは。」

「村上実さんですね。」

「鉄道公安です。」

「で、私に何か用。」

「今日、4丁目の曲がり角で谷村花音さんをはねて逃走した疑いがあります。」

「くそっ。」

「待てッ、村上。」

「観念しろ。」

桜井と高山は村上を確保し。

「村上 実、救護措置義務違反及び村上花音殺害容疑で逮捕する。」

村上は、中野真美と浮気し、谷村花音を殺害したと自供した

 

 

 


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