RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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敦賀機関区
「そこで、何してる。」
「ぎっ、やべぇ。」
「どうした。」
「貨物車掌だ。」
「逃げろ。」
「待てーッ。」
山内は、拳銃を取り出し車掌に1発打った
「どぎゃっ。」
車掌が打たれた。犯人は北陸本線から姿を消した


登場する列車・L特急「いなほ」



第7話 羽越本線・漆黒の追跡者

南と高山は、新潟まで警乗にあたっていた。

「今日は、あさひの警乗ですけど事件は起きないといいですね。」

「そうだな、高山。」

上越新幹線とは、昭和57年11月15日に開通されました、新幹線の名前は「あさひ」と「とき」である

当時は、大宮から新潟まで結んでいました、新幹線に乗るには大宮が始発の為、185系電車「新幹線リレー号」で大宮まで運転されました。

上野駅で1人の公安官に出会った、彼の名前は赤城誠、上野公安所属の公安官で彼も私服公安官の志望者でもある。

「南先輩、高山先輩、私も公安特捜班に入れて下さい。」

「それは、あなたの勤務次第だな。」

「ありがとうございます。」

新潟駅に着いた南と高山は、列車を眺めていた。

「列車がいっぱいですね。」

「本当、たくさん発車するぞ。」

新潟駅の特徴はカラフルなヘッドマークが付いた特急列車が発着するのです

日本海縦貫線を走る、L特急「雷鳥」がラッシュアワーの新潟から大阪へ向けて出発した。

金沢と新潟を結ぶ「北越」は信越本線を通って直江津から北陸本線に入り金沢へ向かう

大阪・青森間を走る特急「白鳥」も新潟発着である。

新潟から酒田・秋田・青森を結ぶL特急「いなほ」

夜行列車に関しては、大阪から新潟を結ぶ「つるぎ」と急行「きたぐに」である

 

公安特捜班

「何ですって、不良グループらしきが上越新幹線に逃亡している。」

高杉班長は、警視庁からの要請で捜査を開始した。

「今、南と高山が警乗してます。」中野が言う

「上野公安からも応援に行ってます。」梶山は言った

「各公安室に捜索範囲を広げましょうか。」と松本が言った

 

新潟駅

逃げ回る2人は、L特急「いなほ」3号に乗った。

「留美、大丈夫か。」

「ええ、何とか。」

「くそーっ、逃げられたか。」

「どこへ逃げやがった。」

「そんなに遠くは行ってないようですぜ。」

「奴を捜せ、捜すんだ。」

 

公安特捜班

「この重傷の長山車掌は、機関区を警邏中に3人の男が2人の少年少女を見つけ、少女の悲鳴を聞いて

駆けつけてきたんだそうです。」

「犯人は、組織から逃げようとして、追われてるのか。」

「ええ、犯人は逃げようして仲間にしようと企んでるん可能性がある。」

菅原と三輪と小林は、犯人の仲間と思われる男を逮捕した。

「なんだこれ、小樽でコカイン売りか。」

「俺はな、川辺に頼まれたんだよ、100万やるって。」

「とにかく、公安室まで来てもらおうか。」

「班長、犯人はこの3人と分かりました。」

「そうか、犯人誰なんだ。」

「川辺正孝51歳、傷害と恐喝と前科2犯です。」と岩泉が言う

「安西雄介34歳。」

「もう1人は、福井県警重要容疑者の山内実です。」

高杉は、部下に指示をした

「よしっ岩泉、桜井らと私で秋田へ向かうぞ。」

高杉は、桜井 岩泉 松本 小海 梶山を連れ秋田へ向かった 犯人の逮捕へ向かうため拳銃は欠かせない

「拳銃、しまえ。」

全員は拳銃をホルスターに収めた

 

秋田駅

「留美、はやく逃げるぞ。」

「うん。」

「ちょっといいかな、2人とも。」

「あの、あなたは。」

「公安特捜班の高山です、何かに追われていますね」

「ええ、川辺に追われているんです。」

「そう、川辺は万引きや強盗等やらせたり、時には暴力行為まで。」

「それで、逃げるために列車に乗ってたんだね。」

「ええ。」

「実は、敦賀で俺の友人が殺されたんだ。」

「殺された。」と高山は言う

2人の名前は町田渉17歳 星野留美16歳 川辺に利用されていたのだ

南と赤城は川辺達を追った、途中高杉班長と合流

「川辺達は。」

「まだ見当たりません。」

「そうか、あなたは、」

「どうも、上野公安の赤城です。」

「犯人は、恐らく。」

 

秋田運転所

「留美、もうすぐだ。」

「うん。」

「待ってたいよ。」

「手間を取らせやがって。」

「川辺。」

「イヒヒ。」

「動くな、鉄道公安だ。」

「何。」

「やべぇ、鉄道公安官だ。」

「おいっ、打て打て、撃ち殺すんだ。」

山内は、S&W М686 4in を23発を打った

桜井と岩泉と松本は拳銃を取り出し、打ち合いになった。

「ちっ、弾切れか。」

「に、逃げろ。」

山内は、弾を込めていた

「こいつ、地獄へ送ってやろうか。」

南と赤城と高山と桜井はコルト38口径を構い、南が1発撃って山内に命中

「ぎゃぁっ。」

「動くな、山内。」

南と高山は山内を確保し、高山が手錠をかけた。

赤城は、川辺を追った。

「川辺正孝、もう逃げられんぞ、観念しろ」

「ちくしょー。」

赤城は川辺を背負い投げで決め、川辺を制圧

「川辺正孝、鉄道営業法違反及び強要の現行犯でお前を逮捕する。」

「くっ、くそーっ。」

一方、岩泉と小海は安西を逮捕した

「てめーっ、公安官だったのか。」

こうして、不良グループを逮捕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次の日 特捜班に新人公安官が配属された
公安特捜班
「赤城誠、本日付で配属になりました。」
「おっ、いゃーっ大いに期待していますよ。」
「よろしくねっ、赤城。」
「よろしく。」
「よっしゃー!。」

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