せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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どうも、皆さん。

最近、伸びてきてて驚いている今日この頃。

何でこんなに伸びてきてるんだろう…

それでは、本編どうぞ


process8 下される判決!無情なる審判

 フェイトを追跡してきた俺はフェイトの拠点でフェイトを問いただしていた。

 

「なぜ、奴にトドメを刺さなかった?」

 

「必要がないと思ったから」

 

「それを判断するのはこの私だ、勘違いをするな」

 

 俺はフェイトの頭にバグヴァイザードライの銃口を向ける。

 

「まぁまぁ、クロノスさん。今回でフェイトがあのガキンチョを倒せることは証明できたんだから良いじゃないか」

 

 アルフがそう言ってクロノスを制止する。

 

「…まぁいい、が次はない」

 

 そういって俺は立ち去った。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

《ガッシューン》

 

 家に帰還し、俺は変身を解除する。

 

「…もう、奴らに利用価値はないな」

 

 それだけ言って床に着いた。

 

 その次の日……

 

 俺は再び、時の庭園に来ていた。

 

 初めてきたように変装をしている。

 

 そして、研究室に到着する。

 

「あら、また来たのね」

 

「ああ」

 

 俺はそのまま歩いていき、椅子に腰掛ける。

 

「随分とご立腹のようね……」

 

「貴様の娘のクローンとその使い魔はもはや利用価値はない」

 

 プレシアは俺のほうを向く。

 

「そう……どうするのかしら」

 

「次の様子を見て、私の方で判断する」

 

「ええ、フェイトは所詮『模造品』よ。いつかは処分してたわ」

 

 俺はそれを聞いて立ち上がる。

 

「代わりの作戦はまた今度に私の方から」

 

「ええ」

 

 俺は立ち去ろうとして足を止める。

 

「せめてもの選別に私が真実を教えてやるとしよう。構わんよな?」

 

「別に構わないわよ」

 

 俺は満面の笑みを浮かべて時の庭園を後にした。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 夕方になり、バグヴァイザードライが魔力反応をキャッチする。

 

「さぁ、最後のチャンスをものにできるかな?」

 

 俺も現場に向かった。

 

 俺が現場に到着するともう既にフェイトとなのはの戦闘が開始されていた。

 

 この前と打って変わって高速移動と中距離射撃魔法を駆使して互角に戦っている。

 

 だが、俺が気にしているのは其処ではない。

 

 そして、確信した。

 

『フェイト・テスタロッサ』は『高町なのは』を『処分』しないと。

 

 それだけで十分だった。

 

「フェイトちゃんっ!」

 

「言葉だけじゃなにも変わらないって言ってたけど、話さないと、言葉にしないと伝わらないこともきっとあるよ!」

 

「私は初めはユーノ君のお手伝いだったけど、今は違う! 私の意志で戦ってる! フェイトちゃんは何で戦ってるの!?」

 

「私は……」

 

「フェイトっ!」

 

 なのはの問いかけにフェイトが答えようとするとアルフがそれを遮る。

 

「私らの最優先事項はジュエルシードだ!」

 

「…うん」

 

 アルフの一言でフェイトはジュエルシードに標的を移す。

 

「待って!」

 

 それを見てなのはもジュエルシードに向かう。

 

 なのはとフェイトの愛機が同時にジュエルシードを捉える。

 

 その瞬間に凄まじい衝撃と閃光が結界内を包む。

 

 閃光が晴れるとなのはとフェイトの愛機には亀裂が走り、破損していた。

 

 だが、未だにジュエルシードは鼓動を打つ。

 

 フェイトは自らの愛機を待機状態にして素手でジュエルシードを包み込む。

 

「止めなよ、フェイトッ!」

 

 アルフが制止しようとするもフェイトはそれを無視して素手で封印をしようとする。

 

「鎮まれ…鎮まれ…」

 

 フェイトの手から光が溢れる。

 

 光が鎮まっていくと手には傷が付き、フェイトは気絶してしまう。

 

「フェイト!」

 

 気絶したフェイトをアルフが抱き抱える。

 

「………」

 

 アルフはなのは達に怒りの視線を向け、立ち去った。

 

 俺はそれを見てから静かに立ち去った。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 翌日、俺はまた、時の庭園を訪れていた。

 

「アアアアッ!!」

 

 するとフェイトの悲鳴が聞こえる。

 

 悲鳴が聞こえる方に行くと拷問部屋のような部屋に着く。

 

 そこには張り付けにされたフェイトと鞭を持ったプレシアがいた。

 

「あら、来たのね」

 

「ああ」

 

 俺は近くの椅子に座る。

 

 すると机の上にお菓子の入った箱がおかれていた。

 

「食べていいわ」

 

「それでは遠慮なく」

 

 俺は箱を開けてお菓子を食べ始める。

 

「それは…」

 

「黙りなさい」

 

「ッ!!」

 

 プレシアがフェイトに鞭を放つ。

 

フェイトの顔が苦痛に歪む。

 

 しばらく鞭打ちが続き、終わった頃にはフェイトの体には痛々しい傷が無数にできていた。

 

「行くわよ」

 

「ああ」

 

 俺とプレシアはフェイトを放置して去っていった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「それでどうするのかしら?」

 

「処分だ。当然だろう」

 

「そうね」

 

 プレシアは咳をする。

 

 その手の平には血塗られていた。

 

「もう時間がない……」

 

 プレシアはふらふらと立ち上がる。

 

「作戦を伝える。まずはこの時の庭園を暴走させ、対象を呼び寄せる。その後、私とプレシアの兵で確実に潰す。時の庭園がなくなるが……」

 

「わかったわ、別に問題ないわ。アリシアが戻るなら」

 

「見上げた覚悟だな。タイミングはこっちで指示する。それまで待て」

 

 俺は一方的にそう言うと時の庭園を立ち去った。




フェイト絶版確定…

まさかの急展開。

これからもやりたい放題の政宗の所業をお楽しみに。

次回、フェイトは一体どうなるのか…

次回予告

ジュエルシードの反応が響き、現場になのはとフェイトが駆けつける。

意図しない状態で共闘することになった二人はジュエルシードを賭けて再び戦うかと思われたが。

其処にクロノスこと政宗が乱入する。

そしてフェイトに全ての真実を告げる。

その真実を聞いたフェイトは…

次回 明かされる真実!フェイト戦意喪失……

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい

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