せっかく転生したので最強の悪役を目指します。 作:Z-ONE
アリシア達の戦場は海上から水族館のステージへと場所を移していた。
「せい!」
「なんの!」
フェイトのバルディッシュの一撃をレヴィが自らのバルニフィカスで防ぐ。
攻撃を放ったことで隙が出来たフェイトにパズルゲーマーとなったアリシアが回し蹴りを放つ。
しかし、アリシアの一撃をフェイトは身をよじることで回避し、そのまま空中回転することでその場から離れ、レヴィ達と距離を取った。
「もー! 邪魔しないでよね!」
「そっちこそ!」
レヴィは標的をフェイトからアリシアに切り替えるとアリシアに向かって攻撃を放つ。
対するアリシアは鋼鉄化を獲得し、レヴィの攻撃を受け止める。
そのまま空いた方の腕を拳を繰り出すが、レヴィは咄嗟に後ろの下がることでこの攻撃を回避した。
すると今度はフェイトの方がアリシアに奇襲を掛ける。
気付いたアリシアは大きく後ろに仰け反る事でフェイトの横なぎを回避し、そのまま後方に手をつく事で上空のフェイトにムーンサルトキックを繰り出す。
フェイトは身を引くことでこの攻撃は回避するが、キックアウトの要領で放たれたアリシアの連撃は躱せず、直撃。
直撃を受け、少し怯んだが即座に復帰。バルディッシュを大きく振るいアリシアを引き離した。
「やるね。流石フェイト」
「アリシア姉さんも前より強くなってる」
「ボクを無視するな!」
目にも止まらぬ速さで接近したレヴィの一撃がフェイトに放たれるが、フェイトはそれを受け止める。
「邪魔すんなって」
「ッ!」
今度はアリシアの攻撃がレヴィに向かって放たれる。
レヴィはアリシアの攻撃を一度は柄の部分で受け止めるが、そのまま押し切られ、吹き飛ばされた。
だが、レヴィは空中で体制を立て直すと吹き飛ばされた勢いのまま壁を蹴ってアリシアの方へと跳んだ。
「せいや!」
「ふんぬ!」
勢いの乗ったレヴィの一撃を鋼鉄化の重ね掛けで受け止めようとしたが……。
「ッー!」
受け止める事が出来ず、アリシアは後方に吹き飛ばされて地面を転がった。
変身も解除され、アリシアは地面に倒れた。
「一撃必殺! やっぱりボクって強いなぁ!」
「調子乗んな」
アリシアはふらふらと立ち上がり、レヴィを睨みつける。
「無理しない方がいいよ。ボクの一撃をまともに受けたんだから」
「ちぇ、本当はアンタなんかに見せるためのものじゃなかったのに」
「?」
アリシアは隠し持っていたゲーマドライバーを取り出し、構えた。
「ドライバー……? でも姉さんはドライバーは使わないはず」
「今更、そんなベルトを付けたらどうにかなるとでも思ってるのか?」
「当然!」
アリシアはドライバーを装着し、ギアデュアルを構え……。
「見せてあげるよ、フェイト。レベルアップした私の姿を」
ギアデュアルをゲーマドライバーにセットした。
《デュアルガシャット!》
《The strongest fist! What's the next stage?》
「マックス大変身」
《マザルアップ!》
《赤い拳強さ! 青いパズル連鎖! 赤と青の交差!》
《PERFECT KNOCK OUT!》
「さて、反撃開始といこうかな」
《ガシャコンパラブレイガン!》
音声と共にアリシアの手に小さな斧のような武器が握られる。
《高速化》
アリシアは高速化を用いて一瞬でレヴィの背後に回り込む。
レヴィは反応できず、アリシアの攻撃をまともに受けてしまう。
フェイトよりも更に装甲が薄いレヴィに今のアリシアの一撃は致命傷にも匹敵する。
一度で大ダメージを受けたレヴィは怯む。
アリシアはそのまま回し蹴りを放ち、レヴィを壁に叩きつけた。
「強い……」
「さぁ、フェイトやろうか♪」
その時のアリシアの表情は仮面で隠れていてフェイトには見えない。
しかし、その声色は歓喜に満ち溢れていた。
ネタ切れ感が否めない。
この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。
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政宗消滅END(一応正史)
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政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
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政宗改心END(自分的にはなし)
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作者にお任せ(高確率で消滅END)
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消滅と完全勝利
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消滅と改心
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完全勝利と改心
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全部見たい