せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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なんか……文才がゴミ屑と化した気がする……

くそっ! これも新作を作ろうとした俺が悪いんだ!

まあ、いいや。

本編どうぞ。


process19 三つの戦い!それぞれの勝利は誰の手に……?

「アリサちゃんにすずかちゃん! その姿は……?」

 

「えっとー、これはね……」

 

「うん……」

 

 二人は顔を見合わせ、黙りこんでしまう。

 

 だが、アリサがユーノを指差して大声を上げる。

 

「そ・れ・よ・りッ! そっちの男の子は誰よ!」

 

「えーっと……」

 

 今度はなのはが黙り込んでしまう。

 

「それに、アタシたちに黙って何してるかと思えばずっとこんなことしてたの!?」

 

「アリサちゃん、落ち着いて……」

 

 興奮した様子でなのはを問い詰めるアリサをすずかが止めに入る。

 

 それに勇敢にも声をかけたのはユーノだった。

 

「とりあえず、お互いの情報を共有しないかい?」

 

「……それもそうね」

 

 ユーノの一言で落ち着いたアリサはゆっくりと口を開いた。

 

「正直に言うとアタシもすずかもなんでこんなことになったのかわからないのよ」

 

「この前、突然お爺さんから貰った宝石が光ったと思ったら……」

 

「この姿になったのよ」

 

 アリサとすずかの話を聞いてユーノは考える仕草を取った。

 

(お爺さんに貰った宝石か。それがデバイスなんだろうけどそれを持っているお爺さんか……)

 

「ユーノ君!」

 

「へっ? なっなに?」

 

 突然声を掛けられ、ユーノは素っ頓狂な声を上げた。

 

「しっかし、なのはがそんなことをねえ……」

 

「いつものなのはちゃんからは想像できないよ」

 

「にゃはは……まぁ、初めは成り行きで……」

 

 三人はある程度話をしていたのか各々の表情を浮かべていた。

 

 そんな話をしていると割れた窓から忍者プレイヤーたちが入ってくる。

 

「話は中止ね!」

 

「うん!」

 

「いこう! ユーノ君!」

 

「任せて!」

 

 四人は戦闘体勢を取り、忍者プレイヤーは走り出した。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 一方、シグナム、ザフィーラ、フェイトは忍者プレイヤーとの戦闘を行っていた。

 

「くっ……」

 

 フェイトは一人で六人の忍者プレイヤーを相手にしている。

 

 だが、忍者プレイヤーのコンビネーションに翻弄され、防御に徹していた。

 

「なんて強さ……」

 

 フェイトの一言と共に四人の忍者プレイヤーが一気に襲い掛かる。

 

「はぁっ!」

 

 が、フェイトの振るうバルディッシュの一振りが四人の忍者プレイヤーを一掃する。

 

 その一瞬の隙を図り、残った二人が背後からフェイトに強襲をかける。

 

「しまっ……」

 

「おりゃあああああ!」

 

 その攻撃はフェイトには届かない。

 

 どこからか参戦したアルフの一撃が二人の忍者プレイヤーを吹き飛ばした。

 

「ゴメン、アルフ。ありがとう」

 

「気にしないでいいよ。それより、なんなんだい? こいつら……」

 

「さぁ……たぶん、クロノスの私兵だと思う」

 

「クロノス……」

 

 アルフは表情を険しくする。

 

 フェイトはそれを見てどこか悲しそうな表情を浮かべた……

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「一閃ッ!」

 

「破ッ!」

 

 シグナムの一振りとザフィーラの一撃がそれぞれ忍者プレイヤーを消滅させる。

 

「こいつらは一体何なのだ……」

 

「わからんが……おそらくあの二人組がけしかけたのだろう」

 

 二人が会話を交わしていると二人に忍者プレイヤーが二人ずつ飛び掛かってくる。

 

「だが、まぁしかし……」

 

「ああ……」

 

 二人は襲い掛かった忍者プレイヤーを消滅させた。

 

「倒さねばならない事に変わりはない!」

 

 シグナムは未だに十人以上残る忍者プレイヤーたちに剣を向けた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 その頃、風魔は闇の書を持って逃走したシャマルとヴィータと交戦を開始していた。

 

「ちょこまかと動くんじゃねえ!」

 

「………」

 

 ヴィータの攻撃は一撃の威力こそ高いが俊敏性にやや劣る。

 

 そんな攻撃では俊敏性に高い数値を誇る風魔を捉えることは不可能に近い。

 

 だが、それは『ヴィータ』のみだったらの話だ。

 

「クラールヴィント!」

 

 シャマルの防御魔法が風魔の攻撃を抑える。

 

「すまねえ、シャマル。助かった」

 

「気にしないで。ヴィータちゃんはそのまま攻撃を仕掛けて」

 

「おう」

 

 再び、ヴィータが攻撃を開始する。

 

「……そんなものは当たらない」

 

「お願い、クラールヴィント!」

 

 シャマルの支援攻撃によって風魔の動きが突然停止する。

 

「砕けやがれ!」

 

 ヴィータがアイゼンを天に掲げる。

 

 するとアイゼンは巨大化していき、最終的にビルを一撃で粉砕できるほどまでに巨大化する。

 

「轟天爆砕! ギガントシュラーク!」

 

 ヴィータがその必殺の一撃を振り下ろした。

 

《Pause》

 

 世界から色が消滅し、あらゆる動きが停止する。

 

 その中で動く、唯一の存在。

 

 仮面ライダークロノスはゆっくりと闇の書を持つ、シャマルに近づいていく。

 

「実力を知るためにわざわざ泳がせていたのだが、期待外れだな」

 

 俺はシャマルの持つ、闇の書をシャマルの手から奪い取る。

 

「この程度では俺の計画は揺るがない」

 

 俺は装着していたバグヴァイザードライをアイゼンに向ける。

 

《キメワザ》

 

《Critical Judgment》

 

 巨大なエネルギー弾がアイゼンに命中し、その軌道は大きくずれる。

 

「さて、風魔の処分は後にして。撤収するとしよう」

 

 俺は風魔を掴み、その場から消滅した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 時間が再び動き始める。

 

「なっ!?」

 

 ヴィータの一撃は大きくずれ、空振りしてしまう。

 

「闇の書が!」

 

 シャマルも自分が闇の書を持っていないことに気づく。

 

「どうなってんだよ……」

 

 ヴィータのその問いかけに答える者はいなかった……

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 拠点に戻った俺はいつもの様に拠点の椅子に座り、コーヒーを飲んでいた。

 

「お兄さん、目的のものは手に入れた?」

 

「ああ、全て計画通りだよ」

 

 俺は笑みを浮かべ、デスクの上に置かれた闇の書を見ていた。

 

 アリシアはその様子を不思議そうに眺める。

 

「それで、その本で何をするの?」

 

「蘇らせるのさ」

 

「何を?」

 

 アリシアは不思議そうな表情を浮かべる。

 

 それに対し、俺は笑みを浮かべ、闇の書を持ち上げる。

 

「闇の書の闇『ナハトヴァ―ル』と永遠結晶『エグザミア』、構築体『マテリアル』をな……」




次回予告

闇の書を手に入れた政宗。

それによって物語は加速する。

政宗は闇の書の闇、永遠結晶、構築体復活の準備を開始する。

次回 闇の書復活準備開始。政宗の暗躍。

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい

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