せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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皆さん、こんにちわ。

今回も次回予告詐欺になりかけた作者です。

今年、約数年ぶりに風邪を引きました。

頭が痛いですが作品を書いて投稿してます。

この後、寝ます。

それでは、本編どうぞ。


process18 謎の忍者集団襲来!仮面ライダー風魔の影!

 アリシアがヴィータとフェイトと交戦している様子をビルの屋上で眺める俺。

 

 するとそこに恭也がやって来る。

 

「来たぞ、クロノス」

 

「ああ、待っていたぞ風魔」

 

 俺と恭也はこうやって変身体の名前で呼び合うようにしている。

 

 そもそも俺はクロノスと名乗っているので恭也はそう呼ぶしかないが。

 

「クロノス、あの『約束』忘れていないだろうな」

 

「当然だ。私は約束を違えたことないからな」

 

 恭也との約束、それは数日前に遡る。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 海鳴市、月村邸。

 

 そこで俺は紅茶を飲んでとある人物を待っていた。

 

 その人物は高町なのはの実兄である高町恭也だ。

 

 少しして、部屋のドアが開く。

 

 すると恭也が中に入ってくる。

 

「お前があのメールの男か」

 

「そうだ」

 

 恭也は俺の方に近づいてくる。

 

 その手には一本の木刀が握られていた。

 

「やめておけ、貴様では俺は倒せん」

 

「そうだと思うか?」

 

 恭也は一気に踏み込んで俺との距離を詰める。

 

 俺は後ろに体重をかけ、椅子を後ろに倒して恭也の突きを躱す。

 

 そのままバク転で恭也から距離を取り、体勢を立て直す。

 

 その直後に放たれた恭也の真一文字切りを頭を下げ回避する。

 

「ほら、届かない」

 

「ふっ!」

 

 だが、振り抜いた木刀の進行方向を咄嗟に変え、俺の頭を狙う。

 

 俺はそれを左手で掴み取る。

 

 そのまま思いっきり木刀を引っ張る。

 

「ッ!?」

 

 恭也は木刀を離し、構えを取る。

 

「ほう、体術もできるか」

 

 俺は奪った木刀を放り投げる。

 

「さて、遊びはここまでだ。高町恭也」

 

「なんだと」

 

 恭也は以前、構えを崩すことなく、俺を睨みつける。

 

「これから私の言う条件に従え、そうすれば君の大切な恋人を開放しよう」

 

「……本当か」

 

「ああ、私は約束と契約は守るからな」

 

 そうすると恭也は考えこみ、やがて構えを解いた。

 

「それでいい」

 

「………」

 

 その後、俺と恭也は契約を交わした。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「なのはのデバイスを奪い、貴様に渡す事と闇の書の強奪。これが条件だったな」

 

「そうだ、覚えているならばいい」

 

 恭也はそれだけ確認すると立ち去っていく。

 

 それを見た俺は立ち上がり、ゲーマドライバーを取り出す。

 

「さて、久し振りに暴れるとしよう」

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 一方、アリシアは……

 

「貴方たち、そのお邪魔虫のお仲間?」

 

「そうだ」

 

 ふらりと立ち上がったアリシアはシグナムたちの方を向き、睨みつける。

 

 すると上空からフェイトが合流する。

 

「シャマル、ヴィータを連れて離脱しろ」

 

「はぁ!? アタシはまだ……」

 

「ヴィータ、主が心配してしまうぞ」

 

「っ!? ……わーったよ」

 

「行くわよヴィータちゃん」

 

 そう言ってシャマルはヴィータを連れ、離脱する。

 

「行かせるとでも思ってるのかなぁ?」

 

「行かせてもらおう」

 

 シグナムがアリシアに距離を詰め、剣を振るう。

 

 アリシアはそれを腕のマテリアライズスマッシャーでガードする。

 

「白けるなぁ……邪魔するなよ」

 

「そういうわけにもいかんな」

 

 アリシアは腕を振るい、シグナムを遠ざける。

 

 シグナムはそれを後方に飛んで回避し、空中で剣を振るい、紫電の斬撃を飛ばす。

 

 アリシアは両手でそれを受け止める。

 

「はぁっ!」

 

 声に気づき、アリシアは振り返る。

 

 するとフェイトの不意の一撃でアリシアは大きく吹き飛ぶ。

 

「……へえ、不意打ちなんてらしくないね。フェイト」

 

「私は負けられないから」

 

「いいねえ……最高♪」

 

 アリシアが立ち上がり、反撃しようとする。

 

 するとアリシアの肩に手が置かれる。

 

 否、手を置いた。

 

「クロノス……」

 

「お兄さん……」

 

 俺はアリシアの戦闘を止めた。

 

「アリシア、終わりだ」

 

「えー!? 今、楽しくなってきたのにぃ……」

 

「この場は風魔に任せる。引くぞ」

 

「はーい……じゃあね。フェイト」

 

「姉さん、待って!」

 

 俺とアリシアはフェイトの制止を無視し、その場を去った。

 

 するとあらゆるビルの屋上に単眼の忍者集団が出現する。

 

「これは……」

 

「気を付けろザフィーラ」

 

「……ああ」

 

 シグナムにザフィーラ、そしてフェイトは警戒を強める。

 

 その中、とあるビルの屋上で風魔はただ黙してその場を見ていた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「大丈夫? なのは」

 

「うん、ありがとうユーノ君」

 

 ビルの内部でなのははユーノの手当てを受けていた。

 

 すると突然、数人の足音が響く。

 

「誰だ!」

 

 ユーノが振り向くとそこには単眼の忍者。

 

 仮面ライダー風魔の使役する量産兵『忍者プレイヤー』が居た。

 

「お前たちは何者だ!」

 

「………」

 

 ユーノの問いかけに忍者プレイヤーは答えない。

 

 その代わりに忍者プレイヤーたちはその手の小刀を構える。

 

「戦うしかないか……」

 

「ユーノ君。私も……」

 

「駄目だよ! なのはは休んでないと……」

 

 ユーノの意識がなのはに向いた一瞬。

 

 その一瞬で忍者プレイヤーたちはユーノとなのはに一斉に飛び掛かる。

 

「しまった!?」

 

 忍者プレイヤーの攻撃が直撃する寸前。

 

 突然、横から放たれた炎が先頭の忍者プレイヤーたちを焼き払う。

 

 忍者プレイヤーたちが怯むと、今度は残りの忍者プレイヤーたちが氷漬けになる。

 

「誰!?」

 

 なのはとユーノが横を向くとそこには……

 

 オレンジのバリアジャケットを装着したアリサと、紫のバリアジャケットのすずかが居た。




次回予告

なのはとユーノの窮地に現れたアリサとすずか。

二人はなのはとユーノに事情を話す。

そして、更なる増援に向かい合う。

一方、シグナムたちは忍者プレイヤーと交戦。

風魔は闇の書を持つシャマルに迫る。

次回 三つの戦い!それぞれの勝利は誰の手に……?

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい

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