せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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アリシア「祝! 二期開始!」

フェイト「姉さん? 何のこと?」

アリシア「いいから♪ これ読んで」

フェイト「えぇ!? えっと……『これからもこの作品をお願いします!』」

アリシア「それでは!」

フェイト「これも読むの?」

アリシア「うん、合わせてね」

フェイト「うっうん」

アリシア・フェイト「「本編どうぞ!」」


闇の書編
process17 リリカルなのは二期開始!クロノスの作戦!


 八神家の居候から脱却した俺は拠点の椅子に座って今後の事を考えていた。

 

 ちなみに今日ははやての誕生日から三日が経っている。

 

 つまり、今はやての家にはヴォルケンリッター達がいて、闇の書のページ集め中というわけだ。

 

 ちなみにアリシアは俺の説明に飽きたのか既にうとうとしている。

 

「さてと、今後の目標は闇の書入手だな」

 

 なぜ、俺が闇の書を欲しがるのか。

 

 それは闇の書内に封印された『マテリアル』のデータを奪うためだ。

 

 闇の書のマテリアルの一機『闇統べる王』の力が……

 

 バグヴァイザーが振動し、魔力反応を探知する。

 

「さて、アリシア」

 

「なっなに!?」

 

 半分寝ていたアリシアは俺の呼びかけで目が覚める。

 

「仕事だ、新人たちを教育してやって来い」

 

「了解でーす♪」

 

 アリシアは立ち上がり、敬礼をするとバグヴァイザーを受けとり、外に行った。

 

「……さて、我々も出向くとしようか」

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 夜の海鳴市で鍔迫り合いをする二人。

 

 一方はバリアジャケットを装着し、自らの愛杖『バルディッシュ』を構えるフェイト。

 

 向き合っているのは赤い装束に身を包み、その手に鉄槌を持つ小柄な少女。

 

 闇の書の守護騎士の一人、鉄槌の騎士こと『ヴィータ』だ。

 

「仲間か?」

 

「……友達だ」

 

 鍔迫り合いの状態から離れた二人はそれぞれの杖を構え、対峙する。

 

 フェイトが口を開こうとしたその時。

 

「楽しそうなことしてるねフェイト♪ お姉ちゃんも混ぜてよ♪」

 

 フェイトとヴィータが声の方向を向く。

 

 そこにはアリシアが手ごろな瓦礫に腰掛けて足をパタパタと動かしていた。

 

「アリシア姉さん……」

 

「また仲間か……」

 

「残念♪ 違うんだなぁ」

 

 アリシアは瓦礫から腰を上げ、立ち上がる。

 

 そして、どこからかギアデュアルを取り出し構える。

 

「さてさて、第二回戦といこうか♪」

 

《PERFECT PUZZLE!》

 

《What's the next stage? What's the next stage?》

 

「変身」

 

《DUAL UP! Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!》

 

 仮面ライダーパラドクスに変身したアリシアはフェイトに向かっていく。

 

「変身した!?」

 

 ヴィータは驚愕の声を上げ、距離を取る。

 

 フェイトはアリシアのキックをバルディッシュでガードする。

 

「姉さん……」

 

「行くよ、フェイト」

 

 アリシアはそのまま蹴り抜き、フェイトは回避する。

 

 フェイトはそのまま空中に移動する。

 

「空中戦がお望みかな?」

 

 アリシアが右手を振るうとどこからか白色のメダルがアリシアの元に飛んでくる。

 

《飛行》

 

 飛行のエナジーアイテムによりアリシアの体が空中を浮遊する。

 

「行くよー♪」

 

《高速化》

 

《マッスル化》

 

 さらに二つのエナジーアイテムを取得し、フェイトに攻撃する。

 

 前回と同じく高速化によって速度を上昇させたアリシアの一方的な攻撃が開始されると思われた。

 

「あたしのことを無視してんじゃねえ!」

 

 突然、アリシアの背後に移動していたヴィータの一撃が直撃する。

 

 アリシアは吹き飛ぶがすぐに体勢を立て直し、ヴィータの方を向く。

 

「私とフェイトの邪魔をするな……」

 

 アリシアからいつもの軽い雰囲気がなくなり、怒りを露にする。

 

 そして腰のギアデュアルを取り出す。

 

「私の心を滾らせるなよ。この雑魚が……ッ!」

 

 アリシアはゆっくりとギアデュアルのダイアルを回転させる。

 

《KNOCK OUT FIGHTER!》

 

《The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire! The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!》

 

「大変身……」

 

《DUAL UP! Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!》

 

 パラドクスの肩に装着されたアーマーが巨大な赤いナックルとなり、頭が回転。

 

 胸の模様も変化した、仮面ライダーパラドクスファイターゲーマーレベル50に変身する。

 

「姿が変わった……」

 

「消えろ」

 

 残留したエナジーアイテムの効果で飛行しているアリシアは高速化の効果で大幅に上昇した速度でヴィータに拳を叩きこむ。

 

 その拳には炎が纏わり、ヴィータの防御を打ち貫いた。

 

「ガァッ!」

 

 ヴィータは耐え切れずに大きく後方に吹き飛ぶ。

 

「この程度じゃないぞ。私の楽しみを邪魔した罪は重い……」

 

 高速移動でヴィータの後ろに移動したアリシアは未だに飛ぶヴィータにキックを叩きこむ。

 

 ファイターゲーマーの脚部に装着された『ダイレクトヒットシューズ』。

 

 それはあらゆる防御機能を一時的に無効化し、攻撃を叩きこむ。

 

 勢いよく地面に叩きつけられたヴィータの目の前にアリシアが着地する。

 

「これでフィニッシュだ……」

 

「クソ……」

 

 流石のヴィータもアリシアの防御無視攻撃は堪えたのか動ける様子ではない。

 

 アリシアがヴィータの上に立ち、拳を振り上げたその時。

 

「一閃っ!」

 

 どこからか声が響き、紫電の一閃がアリシアに放たれる。

 

 だが、アリシアはそれを飛びのき、後方に回避する。

 

「大丈夫か? ヴィータ」

 

「大丈夫に見えるか?」

 

「ヴィータちゃん、後でゆっくり見てあげるから」

 

「シャマル、今は目の前の敵に集中しろ」

 

 そんな会話が交わされる、そこに現れたのは残りの闇の書の守護騎士三人だった。




次回予告

アリシアは四人の守護騎士と対峙する。

そこに現れたのは謎の忍者集団だった!

守護騎士となのは、フェイト、ユーノと忍者集団の戦いが始まる。

その中でビルの上で佇む影が二つあった。

次回 謎の忍者集団襲来!仮面ライダー風魔の影!

おまけ

強さランキング

政宗(クロノス)>絶対に超えられない壁>アリシア(パラドクス)>>>フェイト=なのは

不明 恭也(風魔)、ヴォルケンリッター一同、ユーノ

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい

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