せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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政宗「やあ、皆。今回は作者に代わって、この俺がこの前書きを担当するぞ」

アリシア「私もいるよー♪」

政宗「ちなみに台本形式はここだけだから安心してくれ」

アリシア「わかりにくいからねー。嫌な人は前置きスキップでどうぞ♪」

政宗「いやぁ、投稿が遅れて申し訳ない」

アリシア「どうしたのさ、何時にもまして遅かったね」

政宗「それがな、作者のモチベが上がらなかったらしい……」

アリシア「えー……」

政宗「そのせいで今回はかなり早足になってしまった」

政宗「それにここでちょうど二期との境目なので一期のあらすじを……」

アリシア「していきましょー」

政宗「……えーっと、時間がないからスキップ? 本気で?」

アリシア「そうでは、本編どうぞー♪」

政宗「抜け駆けするな!」


process16 遊びに行こう!友人とのエンカウント!

 アリシアの初陣が終わり、俺はいつものように拠点の椅子に腰掛けていた。

 

 そのアリシアはソファに転がり、楽しそうに笑顔を浮かべていた。

 

 だが、そんなひと時もアリシアのとある一言で消滅した。

 

「そういえばお兄さん。自宅の方は大丈夫?」

 

「………」

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 約一週間ぶりに家に帰った俺を待ち受けていたのは鬼神の如く怒ったはやてだった。

 

「さーて、政宗さん? 言い訳なら聞こうか?」

 

「いえ……あの……」

 

 怒りのあまり標準語になっているはやてとその前に正座をする俺。

 

 流石の俺もこのはやての威圧には敵わない……

 

 はやてはため息をつき、やれやれと言った様子で口を開いた。

 

「忙しいのもわかるけど、ちゃんと連絡をしてくれんと心配するやろ……」

 

「申し訳ない」

 

 はやてに本気で謝罪した俺は立ち上がった。

 

「代わりと言ってはなんだがこの間の約束で勘弁してくれないか?」

 

「……しゃーないな。ええよ」

 

 そう言ってはやては笑顔になった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 俺ははやての車椅子を押し、近くの公園で散歩をしていた。

 

 たいしたことではなかったがはやては終始楽しそうにしていた。

 

 その途中……

 

「あっ、はやてちゃん!」

 

 突然、俺とはやてに声がかけられた。

 

「すずかちゃん! どうしたん?」

 

「近くを通りかかったから声をかけたんだ」

 

 声をかけたのは紫髪の少女、月村すずかだった。

 

 するとすずかは手を叩き、笑顔でこう言った。

 

「そうだ! これからアリサちゃんと待ち合わせなの、はやてちゃんも一緒にどうかな?」

 

「ええな! 政宗もええか?」

 

「俺は構わないが……」

 

「それじゃあ決まり! こっちだよ」

 

 俺とはやてはすずかに連れられ、場所を移した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 すずかに連れられてきたのは図書館。

 

「今日はここで待ち合わせなんだ」

 

「そうなんやな」

 

 その道中でも二人は楽しそうに会話を交わしている。

 

 さて、どうしたものか……

 

「それではやてちゃん、そっちの人は? 病院の人?」

 

「違うで、私の友達の政宗や」

 

「十六夜政宗だ。よろしく」

 

 すずかは少し考え込む。

 

「政宗くん、どこかで会ったような……」

 

「初めてですよ?」

 

 若干鋭いな、バレなきゃいいが。

 

 俺が考え込んでいると通信が入る。

 

「悪い、ちょっと……」

 

「政宗?」

 

 俺は一言断り、はやてから距離をとる。

 

 そこでバグヴァイザーを取り出し、通信を取る。

 

「何の用だ」

 

『ごめんね、取込み中に』

 

「要件は」

 

『えっとね、お兄さんは知らないだろうけど。お兄さんの自宅にね、ものすごいものがあったよ』

 

 アリシアが言っているのは闇の書のことだろう。

 

 そういえば二期の開始も近い、そろそろ潮時か……

 

「アリシア、近いうちにまた暴れられるぞ」

 

『ホントに!? やったぁ!』

 

 俺は通信を切り、はやての方に向かった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「はやて、すまん遅れた」

 

「政宗、どうしたん?」

 

「ちょっとな」

 

 戻った俺を出迎えたのははやてとすずかだけではなかった。

 

「初めまして、あなたが政宗?」

 

 そこにいたのは金髪の少女アリサ・バニングスだった。

 

「ああ、君は?」

 

「あたしはアリサよ! よろしくね」

 

 ドヤ顔で自己紹介を済ませたアリサに苦笑いを浮かべる一同。

 

「それじゃあ、行こうか」

 

 すずかの一言で俺たちはその日、一日中外を出歩いていた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「はやて、大事な話がある」

 

「ん? なんや」

 

 夕方、家に帰った俺ははやてに真剣な顔で話を切り出した。

 

「すまないけど、またかなりの間家を空けることになった」

 

「そうか……」

 

 はやては俺の言葉に悲しそうな表情を浮かべた。

 

 だが、すぐに笑顔に戻り、俺の方を向く。

 

「必ず帰ってきてな! 絶対やで!」

 

「ああ」

 

 はやてとそんな口約束をして俺は自室に戻り、支度を済ませて家を出た。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「アリシア」

 

「はいはーい♪ 何ですか?」

 

 拠点に戻った俺の一言でアリシアが奥の部屋から顔を出す。

 

「今後の作戦を練るぞ」

 

「オッケー」

 

 俺がそう言うとアリシアは楽しそうにソファに座った。

 

 俺は研究室からホワイトボードを持ってくる。

 

「アリシア、風魔はどうした」

 

「ああ、あの忍者なら家に帰ったよ」

 

 アリシアはルービックキューブを弄りながら返答する。

 

「そうか、まあいいさ」

 

 俺はそんなことを言いながらホワイトボードに今後の作戦を書き出した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 一方、八神家。

 

「政宗、明日は私の誕生日なのにな……」

 

 はやては悲しそうに本を読んでいた。

 

 すると本棚の方から光があふれる。

 

「なっ、なんや!?」

 

 本棚から鎖で封じられた一冊の本が浮遊し、はやての前に移動する。

 

 すると鎖は砕け散り、本は静かにこう告げた。

 

《封印を解除します》




次回予告

二期開始。

二期に向けて作戦を立てる政宗一行。

そんな時、政宗はとあることを思いつく。

次回 リリカルなのは二期開始!クロノスの作戦!

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい

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