異世界に転生したはいいけど原作キャラの兄とか聞いてないです   作:シャイニングピッグEX

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書いちゃったぜ、悪いね☆ 型月を知らない/もしくは緋弾のアリアを知らない、という人は調べてくるといいんじゃないかな。ネタとしては二番煎じ、なのかな?しかしそれはそれとして頑張っていきたいと思います。
実は六巻までしか持ってない(ボソッ)

それと、所々巻き展開やメタくなってしまいました。文才がなくてすまない・・・


プロローグ

僕の名前は七夜志葵。あ、ごめん、旧姓だった。しかし、自己紹介なんていつでもできる。というか、そのうちしなきゃいけないときが来る。うん、具体的には『アイツ』のせいで。

俺は、武偵高に通っていて、今日の始業式から三年生となる。およそその物騒な名前から予想は出来ているだろうが、拳銃の携帯と防弾制服の着用が義務付けられている、自衛隊高校のようなものだろうか?問題は、俺が元いた、普通の世界の自衛隊に比べて、権力も影響力も大きいということだ。本当ならもっと言いたいが、作者は説明が苦手だ、調べてくれ(メタい)

━━ああ、『七夜』についても教えた方がいいか。

七夜とは、『退魔』の一族である、のだが・・・本来は、『月姫』というPCゲームに出てくる主人公の家族のようなものなのだ。やっぱり説明は(ry

この二つの世界が合わさっているとなると、さすがに辛い。どれだけの強者がいるのか、想像もつかない。

それと、こんな会話をしている時点で察しているだろうが、俺は俗に言う転生者だ。しかし、突然前世の記憶は戻り、メンタルは一般人かつ能力など『七夜』の危ないものしかない上に得体の知れない世界、と普通ならやってられない、と投げ出すところであるが━━

「それでも諦めずにいられるのは何だかんだ、お前の活躍が大きいんだぜ、七夜」

俺は二重人格であり、そのもう一つの人格は、先程言った『七夜』。戦闘はお手の物の殺人鬼であり、俺にだけは友好的で、本人も満更ではない様子だ。

『それはそうだろうな、相棒。・・・何の因果で、こうなったのか。まるで大凶を引いたとしか思えないほどではあるが、少しずつやっていく他ないからな。一人よりは、二人のほうがいい。・・・いや、ある意味では一人かもしれないな』

そして━━グラウンドの隅の体育館倉庫に爆風で吹き飛ばされた被害者さんと大馬鹿者に目を向ける。

「・・・・・・やっぱり原作通りやったのか、アリア」

念のため、先に「始業式には出られない」と連絡をしておいて良かったかもしれない。皆と談笑して教室からぼうっとグラウンドを眺めていたらまたこれだ。仕方がないので一瞬のみ七夜に変わり最短ルートで飛び降り、倉庫へ近づく。するとその横を被害者さんが猛スピードで走り出して行く。一瞬、困ったようにこちらを見るが、別に君は悪くない。だからといって逃げたのはいただけないが。猥褻容疑をかけられた訳でもあるまいし、とアリアならやりかねないな、と思った冗談をふと呟いてみる。(あながち間違いではない)

「ちょ、ちょっと!?バカ兄(・ ・ ・)がなんでここにいるのよ!」

「いや、どう考えてもお前の仕業なんだが」

と愚痴半分にいうと、うぐっ、とアリアは言葉に詰まる。本当に分かりやすいやつだ。

そして今の言葉で確信しただろうが、俺の名前は神崎・H・志葵。Hがミドルネームみたいで凄く浮いてしまったが。

「というかだな、もっと先を見て行動しろよ、お前は」

『そうだぞアリア。もっと迅速かつ豪快な解決方法があるだろう』

「ちゃんと見てるわよ!事件にならないように手を打ったんだから!」

違う、そうじゃない。しかし義理とはいえ、やっぱこいつら兄妹だ。いや、俺もだけど・・・思考が似通っている。

 

『朱に交われば赤くなる、だな』

そんな風に俺の中で話す七夜を無視して、アリアに向き合う。

「武偵としての先読みは(勘頼りで危なっかしいのを除けば)一流だよ。ただ、人間としても先を見ような。勿論、先だけでなく回りを見ることも大切ではあるけど---それを補って余りある程度には猪突猛進過ぎるんだよ、アリアはさ」

あれ、向き合ったのに今話してるの俺じゃねえぞ。おい七夜!いい加減にしろ!猪突猛進はどっちだよ!後原作のHSSキンジ(被害者さん)みたいな物言い止めろよ!

「あ、うん・・・って、時間大丈夫?」

今度は、自分に戻る。

「ギリギリだけど、落ち着いただろ?さあ、行こうぜ」

そういうと、アリアは直ぐに頷くと校舎に向け走っていく。

『相変わらず、意地っ張りなところさえなければいいやつなんだけどな』

「ま、そういうところ全部引っ括めて支えられるようなやつがいれば、そいつがパートナーなんだろ。だからこそのホームズの家のお嬢さんな訳だし」

『なんだ、お前はその椅子を狙わないのか?』

七夜の妄言をまたもや無視して、俺も走る。何故に義理の駄妹のパートナーにならなきゃいけないんだ。それに、自己紹介くらいには間に合わせないといけないしな。

━━ああ、そうだ。最後に、俺の目的について言うのを忘れていたな。俺の目的は、実の母親を探すことだ。何故って?俺の実の父親の遠野志貴(ハーレムクソメガネ)の仕業だ。(遠野志貴ファンの皆さん、ごめんなさい)ちなみに、こちらも旧姓は七夜志貴。

ハーレム無自覚。・・・まあ、いいだろう。一夫多妻制。・・・非常識だけど、甲斐性があるならば、悲しませてないならば、百歩譲って許そう。

 

けど、関係をなあなあにしたまま、息子一人。そして、父は問題外なので兎も角、母は顔も見たことがない。

いかんだろ、これは。一万歩譲っても許せない。 そして、父は死んでいる、そうな・・・・・

何処に怒りをぶつければいいんだ。そう思っていた俺を七夜は必死に支えてくれた故の、相棒関係だ。

━━あ、七夜志貴さんについては尊敬していますよ?

さて、学校生活、頑張っていけるといいなぁ(なお地雷)




未熟ゆえこれから巻き返したいところであります。
訂正、意見、感想、質問等あればよろしくお願いします。

追記・しまった、早くも矛盾が。主人公の原作知識はある程度限定されているということで。
後、原作にある部分でオリ主の近くで発生せず、かつ原作と差異のないイベントはキンクリされるので、タグに原作既読者推奨を足しました。
さらーに追記。オリ主の容姿は志貴と同じ。ただし、眼鏡とかはない。

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