やはり俺とこのダンジョンは間違っている   作:ばーたるゃん

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 はい、遅くなってすいません、いろいろ追い込まれてまして...


ハチマンと右腕①

 

  その後五分ほどしてアドバイザーは戻ってきた

 

「おまたせ、ハチマン君、はいこれ、クーポン」

 

「クーポン...サラマンダーウール?」

 

「うん、中層にいくならサラマンダーウールは必須だよ?あ、そうだ、ここで中層についてしっかりと勉強しようか、今から」

 

「え...ほら、いや、今日はアレがアレでして...」

 

「うん?この後予定があるの?」

 

「...いえ、何も」

 

...怖いよこの人...

 

 

~2時間後~

 

 

 やっと開放されて今はホームにいる、サラマンダーウール?見に行きましたよ。俺の手持ちじゃ自分の分しか買えなかったけど

 だから俺は、今もっているありったけの金を渡し、任せておくことにした

 まぁ、帰ってくるまで時間があるからな...よし、特技、ボーっとするを発動!ターンエンド!なんだよもう相手のターン来ちゃうのかよ

 

 

~3時間後~

 

 

 さて、あっという間に時間は過ぎてもうそろそろベルたちが帰ってくるころだ

 もう今日からローブを着てすごすことにした、だって知り合いにうでのことばれるの嫌じゃん、知り合いすらまともにいないけど

 

 俺はローブを羽織り、外へ飛び出した、俺たちの冒険はこれからだ!

 

 

~中央広場~

 

 

 ...さて、来るまで待つか

 と思ったが、もう出てきたみたいだな

 

「よぉ、お疲れしゃん」

 あ、噛んだ、かっこつけようとしたばかりに、やだっ、恥ずかしい!

 リリルカが冷めた目でこちらを見ている、ヴェルフは笑いをこらえて、ベルは一人、心配そうにこちらの右腕に眼をやる、いや、ローブ越しにあるはずの場所をだが。やめろよばれちゃうだろうが

 

「何のようだハチマン、わざわざここに来て」

 

「あー、ほれ、これを見てくれ」

 俺は持ってきたクーポンを3人に渡した、いや、説明がめんどくさくて渡したわけじゃないよ?

 

「サラマンダーウール...っていうことはまさか!」

 

 勘がいいのはヴェルフだ

 

「中層へ下りる許可が出た、まぁ、いけるのはもうしばらくあとだが」

 

「そうか...で、これを買っておけってことだな」

 

「ま、そういうことだ、結構高いぞ、まじ、それだけで防具一式そろえれるレベル」

 まぁ、Lv.1には十分すぎるほどのをそろえれるか

「じゃあな、俺は先に帰っとくわ、ベル」

 

「あ、うん、僕もすぐ戻るから!」

 

 

 

 

 夕食の準備は終わり...恐らくヘスティアさんもそろそろ帰ってくるだろうという時間になった

 

 あ、せっかく一日に一回使えるんだから【インガーンノ】使っておくか

 

「【インガーンノ】」

 

 Lv.3同等のステイタス...ってところか...ん?なんだ?右腕(断面)がなにか...

 

 袖をまくり腕を見てみると断面が動いていた

...は?...ちょっとまて、なんだ?気持ち悪い...いや、良く見るとこれは...少し腕が治ってる?

 

 よくよく見ると先ほどから約1センチほど腕の長さがもどっていた

 

 ...まさか...再生...?いや、まさか...でも...そうだよな、そうとしかとらえられない

 

  ハチマンが試しに再生に意識を向けると尋常じゃないほどの速さで腕が再生していった

 

「...これは...!...あぁ、もう終わりか」

 

  ハチマンの腕は二の腕の半ばまで再生していた

 

 ...インガーンノ...再生能力もある...もしかして能力ってステイタスだけじゃないのか

 俺の理解力Sという隠しアビリティが働いて理解したことにしておこう

 

「ただいまー...」

 

 しばらく考え事をして五分ほどたち、ヘスティアさんが帰ってきた

 

「お疲れ様です!」

 

 しまった、さっきの腕が治るかもしれないという喜びではしゃいでいたからテンションが高いままだった

 

「なんかキミ...元気だね...」

 

「そ、そうですかね...そろそろベルも...帰ってきましたね」

 

「帰りました神様ー!」

 

「お帰りー!お疲れー!ってなんだい?それ」

 

 ベルが帰ってきたとたん元気に...

 

「あぁ、これは―――

 

―――というもので」

 

「なるほど...中層進出かー」

 

「まだしばらくは無理ですけどね」

 

 この右腕が治るまではいけないしな

 

「そうだ、ハチマン君、発展アビリティは決めたのかい?」

 

「あー、はい、決めましたよ」

 

「ハチマンもレベルアップしたんだ!早いなぁ...」

 

 ...お前が言っちゃダメだろ、俺もだけど

 

「...で、決めたのかい?」

 

「狩人で、これ、今回だけらしいですし」

 

「よし分かった、ちゃちゃっと習得させよう」

 

 

 

...というわけで発展アビリティ、狩人を取得した

 




 次回も結構後になると思います、時間がかかっても原作がある限り続けますので、どうか、これからもお願いします。

 次回「ハチマンと右腕②」この次もサービスサービスゥ!...まぁ、サービスって言うほどのことはしてないと思いますが

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