絶望から始まる物語   作:門田リン

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孤纏いと妖術

ーラから始まる孤纏い

力を出出して倒れてから2時間後

悠「さーて、再開すっか

また、力を出してみて」

そう言われて力を出す

ブワッ

椿「なんか、身体が軽い?」

翼が生えたように軽かった

悠「お、上手くいったな

そりゃ、妖怪の力は人間の力よりおおきいから

身体も軽く感じるだろう」

成る程、だから人間は妖怪や竜に対抗するためにいろんな術を編み出したのか

悠「次に、力をからだ全体に行き渡らせる」

椿「はい

……難しい、上手くできない」

咲良「いきなりできるものはいませんよ

地道に努力してい…」

椿「あ、出来ました」

悠・咲良「「はやっ」」

椿「でも妖力の消費がとても多いですね」

悠「最初はそういうもんだ

まさかすぐにできるとは

ちなみにその状態を孤纏い〈こまとい〉

という」

咲良「本当に速いね

裕璃何て1ヶ月かかったから」

椿「そんなにすごいのですか?」

二人ともうなずいた

……実感わかない

悠「せてと、次は孤纏いのまま五分間走る

外に行くぞ」

椿「はい」

五分後……

結論から言うまともに立てない位身体が重い

咲良「あ、やっぱりそうなったか

普通は孤纏いを座った状態で維持するところ

から始めるからそうなって当然」

悠「ウーン

やっぱり出来ないか

でも走りながら五分間維持していたから

妖力のコントロールはすごい才能があると思う

椿「そうなんですか?」

字を書くのもしんどい

もうおやすみ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

三日後

椿はなんとか孤纏いを十分維持出来るようになった

 

悠「次の段階に行くぞ

孤纏いをやっているだけで防御効果はあるが

攻撃には向いていない

そこで攻撃出来るようにするのが畏れまたは

妖術とも言う」

椿「妖術ですか

みたことないですね」

悠「そうなのか

見せた方が早いかな」

そう言うと悠の手の上に黒い炎が現れた

悠「これが畏れ

畏れは種族によって違うから結構大変だぞ」

咲良「そうですね

ちなみに私は時空間に干渉するタイプの畏れ

です」

悠「まぁ、やってみてくれ

やり方は試行錯誤していると頭の中に出てくる

あとは本人のやる気次第」

やる気……

自分は結愛さんを、家族を守りたいだからもっと力を、知識を付けなくては成らない

椿「はい

では、やってみます」

悠(目から迷いがなくなったな

目標でも見つけたのかな)

椿(まずは妖力を手に集める

……変化無し

次に孤纏いの状態でさらに妖力を強くする

……変化無し)

ここで椿は妖力不足のため意識を手放した

気が付くと椿は布団の上にいた

隣には結愛がいた

結愛「おはよう?こんばんは?

まぁいっか

もうすぐで夜ご飯だよ」

椿(夜ご飯?

あれ、僕が倒れたのが朝の十時頃で今は……

え、もう夜の7時?!

どんだけ寝ていたんだよ)

結愛「…畏れの練習上手くいっていないみたいだね

椿「はい、やり方が分からないので試行錯誤だとは

いわれました」

結愛「はい?」

椿「え、何ですか?」

結愛「畏れはイメージがないと発動しないって

教えてもらえなかった?

種族によって違うのはイメージの内容と

力をどこに集めるかの違いだけだよ?」

椿「え!

技の名前と妖術使う所を見学しかしてない」

結愛「あの人らしい

多分わざと教えなかったんじゃないかな

私にここにいろっていったのも悠じいちゃん

だし」

椿「そうなんですか

仲良くなるためですかね」

結愛「それもあると思うけど多分面白いことが

起きないかみているんじゃない?」

椿「ともあれ、教えてくれてありがとう

えっと……結愛お嬢様?」

結愛「そんなに固くなくたっていいよ」

椿「……結愛お嬢」

結愛「うちは、極道じゃぁないよ?!」

椿「……結愛様」

結愛「結愛でいいよ

こっちも椿って呼ぶから」

椿「はい、分かりました」

そう言うと結愛が腕を開いて「おいで」といった

椿は吸い込まれるように腕の中に収まった

強めのハグ懐かしい

結愛「これからも頑張ってね」

椿「はい、お母さ……結愛」

ガラッ

裕璃「二人ともご飯だ…

…ご、ごゆっくり(焦り)」

バタンッ

バタバタドターン

イッタイウデガー

椿・結愛「??

!違うからそんなもんじゃないから」

余談として後から皆からからかわれた

今日で結構仲よくなった気がする

 


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