絶望から始まる物語   作:門田リン

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どうも
好きなうどんは天ぷらうどん
リンです
感想は罵りコメントカモン!


新たな家族

寒い

ここはどこだろう

周りを見渡すと遠くにお母さんとお父さんがいた

椿「お母さん!お父さん!」

僕は走って両親の元に走って行くが近づく所かどんどん遠ざかって行くそれに負けじと僕はもっと速く走った

気が付くと両親の目の前に立っていた。

椿「はぁはぁ、お、おか」

息が切れて上手く喋れなかった

僕の存在に気づいたのか両親は顔を上げた

椿「ヒィッ」

そこにあったのはよく知る両親の顔ではなく皮膚は焼けただれ眼球はなくかわりに暗く深い闇があった

母・父?「どうして一緒に来てくれないの?」

今にも消えそうな声だった

椿「あ、ああぁぁぁぁ

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

水脈視点

水脈「さて、朝のごはん完成

皆を起こすか」

う〜ん

(ん?うめき声?)

自分の部屋から聞こえてきた

入って見ると椿がうなされていた

譫言のように「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と言っていた

自分は気が付くと椿の肩を揺すっていた

水脈「椿!椿!…」

何回呼んだか分からないが無事起きてくれた

水脈「よ、良かったー」

自分は椿ちゃんを強く抱き締めた

椿「み、水脈さん?」

水脈「そうだよ

さ、皆で朝御飯を食べよ

ついでに皆を紹介するから」

椿「はい」

(昨日のことがよっぽどストレスになっているようだ)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

椿視点

居間に行くと男の人が2人、女の人が4人いた

水脈「では、紹介しよう

まず、この茶髪でエプロンを付けているのが

妻の神子だ」

神子「初めまして椿ちゃん

神子(みこ)です、種族は風神と鴉天狗だよ

よろしくね」

明るいくてTHEお母さんって言う人だ

水脈「次に茶髪で平らなのが長女の柚木だ」

裕璃「おはよう椿ちゃん

柚木(ゆうき)です、種族は天照大神と文車妖妃

職業は医者です

あと父さん、あとで私の部屋に来て」

笑顔が太陽のように素敵な人だ、殺気を感じたのは気のせいだろう

水脈「つ、次に黒髪なのが長男の月葉だ」

月葉「月葉(つくは)だ、よろしく

種族は月命読と首無し

職業は討伐者」

目の下に隈ができて不健康そうなイメージだ

水脈「次に銀髪なのが次女の結愛だ」

結愛「結愛(ゆい)だよ〜

種族はカグツチと妖狐だよ

椿ちゃんと同じ三年生だよ」

天真爛漫な子だ、こういう子を体育会系って言うんだっけ

水脈「次にそこに立っているのがメイドの咲良さん

だ」

咲良「お初にお目にかかります椿お嬢様

咲良(さくら)と申します

種族は件の純血にございます」

鬼みたいに角が二本生えていた

椿「鬼?」

咲良「いえ、件は牛のようなものです」

丁寧に教えてくれた

水脈「次にもう知っているだろうが悠だ」

悠「悠(ゆう)だ、お前の先祖だ

種族は蛇狐の純血だ」

水脈「で、最後に綾乃家当主の水脈(みお)だ

名のある名家だが規則はあんまりないから

身構えなくて良いぞ

改めてよろしく椿」

皆優しそうだった

椿「よろしく」

掠れるような声だったが少し話すことができた

……シーンとした

ふと見てみると結愛さん以外皆ギョッとしていた。

悠「椿、スケッチブックで会話してくれ」

椿「??」

なぜか分からないが従うことにした

椿「はい

蓬莱山椿です

種族は多分鬼かな?

よろしくお願いいたします」

結愛「多分?

分からないの?」

椿「はい、すいません」

結愛「あやまらないで、一緒になんなのか調べよ?

じいちゃんも手伝ってね♪」

悠「ああ、もともとそのつもりだったしな」

水脈「結愛、いつの間にそんなに成長して(泣き)」

泣いてるし、他の人もニコニコしてるし

肝心の結愛さんは耳まで赤くしてうつ向いていた

結愛「父さんのバカ」ボソッ

(か、可愛い

なにこの生物、自分と同じ生物なの?)

この子を守りたいと椿は心に刻んだ

水脈「さて、自己紹介も終わったし御飯食べよ♪」

一同「「いただきます」」

とても美味しい料理だった

(神様ありがとうございます

この素晴らしい世界に祝福あれ)




次回は登場人物のまとめです
見なくてもいいですよ

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