絶望から始まる物語   作:門田リン

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どうも
好きな小説は「転スラ」
アルビノのリンです


運命の出会い

椿視点

目が覚めると一面焼け野原

見回して見ると遠くに建物が一つあるだけ

(何があったの?)

(こんな光景TVで見たことあるような)

そんなことを考えていると遠くから誰か歩いて来た

その人は回りをキョロキョロ見ている

(あ、目が合った)

するとその人は走って来た

(逃げなきゃ)

椿は走る

裸足で周りは瓦礫だらけで足が切れ、血が出てきた

(痛いでも逃げなきゃ)

しかし子供しかも8歳児の足ではすぐに追い付かれ後ろから手を廻され抱っこされた

(怖い怖い 殺される 助けて)

でも声が出なかった

その人は優しい声で話しかけてきた

???男「君が蓬莱山椿ちゃんだね?」

(何で名前を知っているの?)

恐怖で身体が震える

そのことを察したのか

???男「安心して。

俺は味方だよ、椿ちゃんを傷つけたりしない」

椿「ほぁがっ」(声が出ない!)

その人は首を傾げ

???男「声が出ないのか?」

僕はコクッと頷いた

???男「まぁ、いいや、俺と一緒に来るかい?」

(え、何でそうなるの)

???男「キミを襲ったのは俺の子孫だ

つまり自分の罪滅ぼしだ」

(着いていったらどんな目に会うんだろう

て言うかこの人誰?)

???男「ん?ああ、俺の名前は綾乃悠だ」

(この人心を読めるのかな?)

悠「ははぁっ。心なんて読めるわけないだろ)

(読んでるじゃん)

悠「長年生きてるとほんの少し何考えているか分か るんだよ」

悠「で?一緒に来るか」

声が出ないので頷いた

悠「おぉ、良かったこれで誘拐しないですむな

ありがとう」

(誘拐するつもりだったの!?)

悠はそう言って僕をおぶってくれた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

どのくらい時間がたっただろう

途中で寝ちゃったから分からないけど

もう夜になっていた

悠「着いたぞ、ここが椿ちゃんの新しいお家だ」

そこは元の家の四倍位大きかった

(大きいな)

悠「早速当主に挨拶しに行こう」

(え、声出ないのに)

悠「あ、字は書けるか?」

コクッ

悠「はい、筆談用スケッチブックこれに字を書いて話してね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

とても大きな部屋だ

そこに男の人がいた

(この人が当主様かな)

当主「初めまして椿ちゃん

私は水脈と言います」

とっても優しい声だった

僕も慌ててスケッチブックに字を書いた

椿「初めまして蓬莱山椿です」

水脈「なぁ、じいちゃん

この子、本当に8歳?」

悠「さすが、書道家の娘さんだな」

水脈「8歳にしては字が綺麗だな」

こんなに誉められたのは初めてだった

自分でも顔が真っ赤になっているのが分かった

悠「さて、今日はもう遅いから家族の紹介は明日だな」

水脈「そうですね、では改めて

ようこそ綾乃家へ

キミは今日から私の子供だ」

水脈さんは優しく抱いてくれた

僕は、その後大泣きして寝てしまった

 




ルビの振り方が分からない

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