あるとりあくせられーた日記   作:疾走する人

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お気に入り100件突破。いつもありがとうございます。

今回は、魚釣りの話にしてみました。

最近、ネタが少なくなってきたので、誰かアイデアくれないかな。(チラッ


ふぃっしんぐ·でー

☓月〼□日

 

晴れ

 

今日は、絶好のフィッシング·デーです。

 

と言うわけで、今日は朝からアクセラレータとケイ兄さんと一緒に釣りに行ってきました。

 

この前、アクセラレータはものすごく速く走れるという事がわかったので、わたしとケイ兄さんはアクセラレータを馬車のかわりにして、アクセラレータに乗って海までいきました。

 

アクセラレータが、「お前、俺を便利屋かなんかだと勘違いしてねェか?」などと言っていましたが、気にしない、気にしない。

 

実際に便利屋みたいな感じになっているからしょうがないのです。

 

海についてから、わたしたちはまず、餌を探しました。

 

土を必死に掘って、ミミズを何十匹か取りました。

 

ちなみに、ケイ兄さんが5割、わたしが4割、アクセラレータが1割です。

 

ミミズ苦手なのかな…?

 

そして、ミミズを取り終えたとき、わたしたちは、ある重要な事に気付いてしまったんです。

 

釣り竿はそこらへんに落ちている木の棒を使えば何とかなる。

 

釣り糸は、家から普通の糸を持ってきた。

 

餌は、ミミズを取ればいい。

 

だが、

 

 

 

 

船がない。

 

 

 

 

そう。わたしたちは、ミミズを取ることに夢中になるあまり、船のことを忘れてしまっていたんです。

 

そのことに気付いたわたしは、アクセラレータとケイ兄さんにそのことを話しました。

 

「なん……だと……」

 

「そういやァ船のことは考えてなかったなァ」

 

二人とも気付いていなかったようです。

 

さてどうしよう。

 

となったときに、わたしたちは古くなって捨てられた、と思いたい小さな船を見つけました。

 

決して漁師のみなさんが、アクセラレータを見て、「悪魔だ〜!」「白髪の悪魔だぁ〜!」などと言って逃げたわけではありません。

 

ありませんとも。

 

だから、アクセラレータが、「そォか…悪魔かぁ…」なんて言って落ち込んでいるのも気のせいのはずです。

 

絶対に気のせいです。

 

ギュウギュウ詰めでしたが、何とか全員乗れることができました。

 

そうして沖に出て、わたしたちは釣りを始めました。

 

釣り竿はただの木の棒で、糸もただの糸でしたが、意外と連れました。

 

魚の名前がわからなかったのですが、アクセラレータが、わたしが釣った魚は「さば」と「いわし」なんだと教えてくれました。

 

ちなみに、アクセラレータは「えい」という毒を持っている魚を釣りまくっていて、ケイ兄さんはなぜか魚の形をした魔獣を釣っていました。

二人とも、すっごく微妙な顔をしていました。

 

どうしてただのミミズで魔獣なんてものが釣れるのでしょうか。

 

もう無茶苦茶です。

 

やっぱり、我が家の中ではわたしが一番しっかりしていますね。

 

これからも頑張っていかなければ。

 

 

今夜の料理は、魚祭りでした。

 

魚の塩焼きに、魚の刺し身に、魚鍋に、魔獣の刺し身に、魔獣鍋………

 

 

 

今日のご飯も美味しかったです。

 

今日も一日楽しかったです。

 

明日は、アクセラレータはわたしたちにどんなことをしてくれるのでしょうか。

 

とても楽しみです。

 


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