うずまきモエギ、NARUTO世界に生きる   作:ココスケ

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第18話

「モエギ、俺は…モエギの事が好きだ。

我愛羅に頭を撫でられたモエギを見て、嫉妬した。モエギの事が大好きだから…無茶はしないでくれ。

モエギがいなければ…どうやって生きていけばいいか分からなくなる。」

 

顔が、熱い。

頭が真っ白になりそうなのを堪え、答える。

 

「やぐらさん…私も…やぐらさんの事が大好き。

でも…あの時と同じ状況になれば、きっと同じ事をする。

やぐらさんの事が…大切だから、傷ついて欲しくないし、いなくなって欲しくない。」

 

「モエギ…」

 

そっと抱き締められてやぐらさんの肩に顔を埋めると、やぐらさんの匂いがした。

 

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「それにしても…このお菓子、砂糖が多すぎやしませんか?めちゃくちゃ甘い。」

「奇遇だで…儂のブラックコーヒーもいつの間にか砂糖が入って飲みにくい。」

「バカップルはどうしようもないってば…下手に煽らなきゃよかったってばよ…」

「でも、2人とも幸せそうで良かったじゃないか。見てて胸焼けするけど。」

 

散々な言われようではあるが、ようやく両片思いが実ったのだ。

これでも(私は)自重しているつもりである。

 

「モエギ、チョコ食べる?」

「モエギ、リンゴジュースとオレンジジュースどっちがいい?」

「モエギ…リスみたい…可愛い。」

 

私は自重しているが、私をとことん甘やかすのはやぐらさんだ。

私が何かする度に頭を撫で、何もしていなくとも頭を撫でる。

 

頬を触りキスをして抱き締める。

スキンシップが激しいのは…お互い様だろう。

 

やぐらさん…幸せそうで可愛い。

頬もフニフニで柔らかいし、髪も柔らかい。

抱き締められると暖かいしいい匂いがする。

 

「やぐらさん、好き。」

「俺もモエギが好きだ。」

「ふふっ…一緒だ。」

「あぁ、そうだな。」

 

その日のお茶会は、苦いものや辛いものが全てなくなり、甘い物は残るという異例の事態となった。

 

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お茶会も終わり、各自部屋へと戻っていく。

部屋の前でやぐらさんに壁ドンをされている私と、うっとりしているやぐらさん以外は。

 

「モエギ…可愛い。もっと…モエギの事が知りたい…。」

「私も…やぐらさんの事、知りたい。」

 

周りからのあぁ、またかといった視線は放置し、堂々と砂糖を振りまく私達。

気が済んで部屋に戻ったのは三十分後。

 

『お前ら…今までの分取り返すかのようにいちゃいちゃしまくってるな…。』

「やぐらさんが好きだから…触れ合いたいだけだよ?」

 

呆れた様な牛鬼だったが、何も言わず具現化を解く。私も眠くなってしまい、そのままベッドで眠った。


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