下忍になり5ヶ月。
Dランク任務135回、Cランク任務20回、Bランク任務1回を休み無しでこなし、他のルーキーからあの班やべぇ、ブラックすぎwwと認識されはじめた頃。
先生から呼び出しがあった。
「お前らには1ヶ月後、雲隠れで行われる合同中忍試験を受けてもらう。
そのため、受注任務をDランク任務に切り替え、余った時間を修行に当てる。質問はあるか。」
「霧隠れから他に出る班は?」
「いないな。俺が手を挙げるとみんなして辞退しやがった。…腰抜け共め。」
あぁ…確かに私たちがいればね…ご愁傷様としか言いようがない。
下忍になってそうそうBランク任務を終わらせている、人柱力がいる班が出るなら…腰抜けと言われようが出ないという選択をするだろう。
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「俺でも完璧にこなすのに半年はかかったのに…一週間で俺より完璧にこなして昇華させるって…」
遠い目をした再不斬と、次は何をするのかとニコニコしている私達。
『これで中忍試験の合格率が上がったな。
予選の内は手札を晒さずに通れるんじゃないか?』
「牛鬼さんに言われると安心出来ます。」
「そうね、でも…まだまだやれる筈。
中忍試験ともなれば色々とヤバイ人が居そうだし…。」
「そうですね…格上なんてゴロゴロ居そうですし…。」
「お前らがそのヤバイ人の筆頭だがな。
それからお前らの格上なんぞ五大国の全上忍の中でも滅多にいないと思うぞ。」
「「「『いやいやいや…。』」」」
「…嫌味か?お前ら、俺の事を一捻りで殺せる癖に嫌味か?
それとも休み無しで働かせた嫌がらせか?」
『俺ら以上のヤツなんかゴロゴロいるわ。』
「むしろ八尾以上のヤツの名前が知りたい。里抜けしてでも弟子入りしてくるから。
お前ら同士の打ち合いは速すぎて目で追うのがやっとなんだぞ…。」
「あれ、先生もう老眼始まったの?」
それから1時間、先生の体力が尽きるまで鬼ごっこをした。
手加減も意外と疲れるらしく、スグにバテていた。
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中忍試験直前、明日には雷の国へ出発すると言うことで、早めに修行は終わらせて家に帰って来たのだが…。
「家の前に…」
『不審者が…』
「誰が不審者だ!一応水影なんだけど!」
『あぁ、チビ影か。』
「違うよ、ショタ影だよ。」
「俺はチビ影でもショタ影でも無いっ!水影なの!」
『水影の子供?』
「水影様(自称)」
「も、もう許さないからな。お前らも笑うなぁっ!」
一通りいじった後、家に3人を上げる。
ムスッとしたやぐらさんは、頬を膨らませる。…だからショタ影なんだよな…。