東方神帝録   作:ガルシオン

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お待たせいたしました!ガルシオンことガルさんです。
正直、あのまま書くのは無理だった(オイ
ってことで幻想入りしてからのストーリーを本編とさせていただきます。

今まで読んでくださっていた方々!申し訳ございませんが、お許しください!

では本編の第一話のスタートです!たのしんでいただけたら嬉しい限りでございます。


幻想入り─それは新たな物語の始まりを意味する
幻想の故郷(?)へお引越し!?


とある呪われた館から、

どうにか脱出できた僕達は今、帰宅しようとしいてた。

しかしそのとき、いきなり僕の意識が遠退いて、

 

気がついたら、意味不明な社の目の前に移動していた。

 

一歩進むと目の前の視界は歪み、社が見えなくなったと同時に足元からガシャリと生々しい音がした。

気になって足元を見たら、

数えきれない程の数の人の骨だったと思われる骨達が落ちていた。

辺りを見回すと、小さなものから大きなものまで色々と転がってり、墓石も数多く陳列していた。

人の骨や墓石を強調するかのように

無数の赤い彼岸花と黒い彼岸花が咲いていた

風は冷たく、地面からは血液のような鉄分の臭いが漂っていた。

 

でも不思議な事に吐き気すらしなかった。

 

僕は、かつて生きていたであろう者達が僕になにかを訴えようとしているようにすら感じ取れたんだ。

 

なんでかはわからないけど、どの骨が同じ人の骨かっていうのがはっきりとわかったから、整えてあげた。

 

全て整え終えたら、途端に皆が宙に浮かびはじめて

家族の者同士なのか親友同士なのかは、分からないけど、嬉しそうに動きはじめた。

 

最初は少し驚いたけど、恐怖はしなかった。

それどころか、なにか温かいものを感じた。

きっとその温もりは人がより人らしく生きるために必要な物なんだと直感でわかるような、そんな大切な温もりだとわかった。

 

そして、直後強い冷たい風が僕に向かって吹いてきたんだ。

咄嗟のことだったからめをつぶってしまった。

目を開けたら、

 

目の前にフィレーネが心配そうに覗きこんでいた。

びっくりはしたけど、それだけだった。

彼女は、呪われた館で僕を何度も救ってくれた恩人のような存在。

 

 

周りが気になって、見回したら、

先程までの風景ではなくなっていた。

 

さっきの風景はなんだったのかはわからないけど、

今、僕の目の前の(再び見えるようになった)社を訪ねることにしたんだけど……………

 

 

(妙だ。生活感が全くといって良いほどに感じられない…)

 

そしたら、背後からとてもデカい気配を感じた。

直感が危険信号を放っていたけど、そんな危険信号を無視して、背後を振り向いたら、

とても綺麗な銀色の鱗をした巨大な龍(ドラゴン)がいた。

 

思わず見とれてしまった。

 

龍が若干驚いたように見えたが、顎に手を当てて、なんかよく分からない事を淡々と呟いた後、

思い切り視界が光に包まれたんだ。

 

そして、視界が戻ったら、妙な遺跡に立っていた。

近くにはフィレーネはいなかった。

 

近くにあったのは少し派手な大剣などの武器達だった。

直後、光の粒子になって僕の方に向かって来た。

けど、僕は体に少しも力が入らない状況だった。

粒子は、僕の体に纏わり付くと、

僕の体に浸透していった。

 

そして突然、左眼が熱くなった。

視力を失った方の左眼がなんで熱くなったのかわからないけど、かなりの知識が脳に叩き込まれたのがわかった。

 

いつの間に来たのかは分からないけど目の前に先程の龍がいた。

 

そして、今度は龍の咆哮で意識が刈り取られた。

 

少したってから、意識は戻った。

意識は戻ったが全身に重量感のある重みを感じた。

起き上がれないでもないから上半身だけ起き上がってみた。

……けど目眩がするわ、腹も減ってるわでヘトヘトだった。

深呼吸したら喉はとうに枯れており、空気が冷たくて美味しく感じた。

背伸びをしたら体の節々がメリメリとなった。

 

そんなこんなで、どうにか立ち上がり、歩くことには成功した。

だが走ることはできそうもなかった。

 

とりあえずあのよく分からない神社の中でぶっ倒れてたのは理解できた。

 

起きてみたらフィレーネが全力で心配してきた。

僕の体のありとあらゆる所をペタペタしてきた。

話してみたら"体の部位を見てみなさい"と言われたので

見てみたら

やたら質量感のある籠手が装着されていた。

よく分からないけど、邪魔だなぁと思ってたら、あら不思議!粒子みたいなのを放ちながら消えていった。

少し面白くなって、出したり消したりしてたら、

籠手から念通力なのかわからないけど、無視して繰り返してたら、

『だからっ!ヤァァァ!メェ!ロォォ!つってんだろがぁぁ‼(╬ಠ益ಠ)』

という、とてもお怒りな声が響いた。

 

そして、階段が見えたので降りようとしたら、

一瞬で一番下までたどり着いた。

鳥居を潜ったら……………

「ま!た!か!(=*Δ*=)」

今回は、先程の社とは違い生活感がわずかに感じられる神社にたどり着いた。

そして、後ろを振り向いたら、

たいそう驚きなご様子である巫女様と

警戒心バリバリなご様子である空間の裂け目から上半身だけ現れている怪しい(妖しい)女性がそこにいた。

夜椿崎魄颯sideEND

 

 

巫女side

 

な、なんなのよこいつ。

龍夜が言った直後に来たけど。

 

こいついったい何者なのかしらね

怪女「ねぇ?龍夜が帰ってきたらこいつと戦わせるのはどう?」

巫女「いいわね、それ。」

 

巫女sideEND

 

 

夜椿崎 魄颯side

 

うっわ~なんか、よくわからん展開だ。

うん、軽く鬱になるわこれ。

展開の流れが極端に早いんだ、無理ないよ。

 

まぁとりあえず、賽銭箱にお金でも入れるか。

取り敢えず…

夜椿崎「(フィレーネお金を元のサイズに戻してくれなる?)」

 

フィレーネ『わかったわ』

 

フィレーネと思念通話した後、

ドサッと沢山の金が出た。

 

巫女と怪女「!!!??」

 

夜椿崎「(ちょっ!出し過ぎ!!)」

フィレーネ『量を指定されなかったし』

夜椿崎「(諭吉さんの札束×25と金貨×25でお願い)」

フィレーネ『わかったけど金貨は難しいわよ』

夜椿崎「(ごめんね)」

フィレーネ『り、了解』

夜椿崎「よし!これをこう!」

こうして、たくさんの金をこの神社に捧げたわけだが

二礼二拍一礼をしっかりおこなってやったよ(ドヤァ

夜椿崎「(うーん…これからどうしようかな………)

あっそうだ!他の神社にもおなじ事をすればいいか!そんでもってついでにであった人達によろしくって挨拶しとけば顔も知ってもらえるかも!」

 

夜椿崎sideEND

 

巫女side

 

…(ど…どうしよう、めちゃくちゃ気不味い)。

???「あ、あの~~」

巫女「うっひゃあ!?」

???「すみません!!?」

巫女「い、いや…」

???「脅しちゃって御免なさい御免なさい御免なさい御免なさ(ry」

巫女「ちょっ!とまって!!」

???「……??」

巫女「私にはなしかけてきたのあなたじゃないの、で?なによ。」

???「あっ!そうでした!ここはなんてとこですか??」

巫女「博麗神社よ」

???「え!?あの山もあの森も全部含めて博麗神社!?」

巫女「あー違う違う!幻想郷っていうところよ。」

???「ムム…ややこしいのデス」

怪女「あらあら、霊夢。あなたがしっかり説明しないでどうするのよ?」

巫女「あ~ってるわよ!!てか紫!あんたが説明すれば…ってもういないし……ごめんね?」

???「クスクス……いいですよ。なんとなく把握しましたし。」

巫女「そう?ならここは?」

???「幻想郷の中に存在する博麗神社で素敵な巫女様がいる神社……ですよね。」

巫女「そうよ、あってるわ。でもね私からも質問いい?」

???「ええ。どうぞ」

巫女「“素敵な巫女”ってだれのこと?」

???「あなたです」

巫女「もっかいお願い」

???「あなたです」

巫女「……どこで知ったの。」

???「知ったのって、はぁ。」

巫女「…?」

???「……少しは自身の容姿に自身を持っても良いと思いますよ?」

巫女「!?!?!?」

???「ん?おかしなこと言いましたか?」

巫女「い、いいえ、言ってないわ。(な、なんだってのよ)」

???「良かった。…いろいろ教えてくださりありがとうございました───"幻想郷の素敵な巫女"さん?」

巫女「っ!?!?ちょっと待ちなさい!!……いない。全く何なのよあの子。はぁ…紫じゃないんだから勝手に消えないでよね。あ、あの子の名前聞き忘れた。ってか、こんな大金どうしろってのよ」

 

巫女sideEND

 

 

夜椿崎side

 

……さて、どうしたものか。

取り敢えず、幻想郷というところには里があることがわかった。

あと、森がかなりある。山からもただならぬ気配を感じる。

しかし、いずれもかなり距離がある。

 

う~ん、どうしよう。

龍『ここは、情報収集も兼ねて無難に里にでも向かってみてはどうだ?』

夜椿崎「ありがとうそうすることにするよ。……あっΣ(・□・;)」

フィレーネ『どうかしたの?』

夜椿崎「あの巫女さんの名前聞いてないなぁ~っておもって」

龍『私の名より巫女の名を優先したか………ちょっと萎えたぞ。ちょっとだけどな。』

夜椿崎「よろしくたのむよ?龍さん、いや銀龍さん」

龍「ああ、頼まれてやろう。吾が名はカラミティウスだ。あと、私は神だ。神龍でも、龍神でもある。因みに格は神帝だ。」

夜椿崎&フィレーネ「『えぇぇぇ!?』」

龍『(うぉぉぉぉい!!?)』

夜椿崎「えーっと面倒だから銀龍神帝王カラミティウスで。」

カラミティウス「まぁ、妥当だな。(少しは敬って欲しいものだが)カラミティウスとでも呼ぶといい。」

 

こうして里へと向かうことに決めた一行は数分後に軽く後悔するのだった。

夜椿崎「あのさ、さっきの巫女に道を聞けば早かったんじゃない?」

カラミティウス&フィレーネ『『…………』』

夜椿崎「はぁぁぁぁぁぁ(溜め息)」

カラミティウス『なんか…スマン』

フィレーネ『まったくよ』

カラミティウス『何故貴様がそれを言うのだ』

フィレーネ『なんとなくよ。』

カラミティウス『もう何も言うまい』

夜椿崎「(やれやれ。これから先、僕はやっていけるのだろうか。)」

 

結局その日のうちに里につくことはできなかった。

里に着いたのは実にその翌日の半日過ぎた頃であった。

 

【TO BE CONTINUED】




どうだったでしょうか!!

正直自身がない。今までの作風がかなりアレでしたし。(汗)

楽しんでいただけたら幸いです、いやマジで。

次回作もお楽しみに!

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