気まぐれで器用貧乏な万能手   作:ハヤヲ

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最近暑いですね。


プロローグ

ーキャラ紹介ー

 

古賀 樟葉(こが くずは)

 

プロフィール

年齢:17歳

誕生日:4月30日

身長:152cm

血液型:O型

職業:高校生

好きなもの:読書(漫画含む)、焼肉、猫、スポーツ

 

ファミリー

父、母、猫

 

ポジション:万能手

 

パラメーター

 

トリオン→15

攻撃 →13

防御・援護→10

機動 →9

技術 →9

射程 →8

指揮 →1

特殊戦術→2

 

 

トータル→67

 

 

師匠→なし

同期→太刀川、風間、東、等々…

 

 

 

TRIGGER

 

メイン

??? ??? ??? シールド

サブ

??? ??? シールド バックワーム

 

 

 

容姿は黒髪ショートボブで澄んだ碧色の瞳が特徴。

勉強、スポーツ共に人並み以上。何をやるにもそつなくこなす。だが、その手のスペシャリストには一歩届かないことから本人は「器用貧乏なだけ」と言っている。

第一次大規模進行で両親他界。祖父母、親戚等も不明のことから、ボーダーに入り本部に住み着いている。飼い猫の「チト」は防衛任務のときに助けなつかれたため、一緒に暮らしている。

ボーダーの中では古参になるが、チームを作らないためずっとB級。だが、ソロながら本部に作戦室を貸してもらっているので、生活費には困っていない。普段から自炊しているため料理にはそれなりに自信がある。時々、カップラーメンしか食べてない鬼怒田さんのために手料理を持っていく。だが、本当の理由はトリガーをいじってもらうためのポイント稼ぎでもある。

 

 

サイドエフェクト

ー無想ー

心を無の状態にし、雑念や余計な情報をカットする。

精神状態の乱れを防ぎ、純粋に戦いに集中できるため最大限力を発揮できる。

最初は無意識に発動していたが、今では訓練してオンオフを使い分けることが可能。これにより、通常時よりもトリオンの質が変わり、技の精度やシールドの強度が格段に向上する。

使用には脳に多大な負荷がかかる。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ふあぁ~。ひまぁ~。お腹減った~。」

 

私は今、防衛任務に出ている。何故かと言うと、(ゲート)を開いてやって来る異世界からの来訪者の近界民、通称ネイバーから市民を守らなくてはならないからだ。なのに、どうして欠伸しながら屋根の上で座っているのかと言うと……ネイバーが来ないからである。

正しくはトリオン兵が来ないのだ。私はB級なのでトリオン兵を倒さないとお給料が貰えない。だからといって、トリオン兵が沢山きて市民を危険に晒すわけにもいかないので、気長に待つしかないのだ。

 

『樟葉ちゃん、真面目にやってよ~』

 

「あ、緑川くん。ごめんね?聞こえちゃった?」

 

気だるげにしていると通信が飛んでくる。相手はA級草壁隊アタッカーの緑川駿。中学生ながらA級に上がるというエリートだ。

 

『バッチリ聴こえてたよ。オレだってまだ飯食べてなくてお腹すいてるのにさ~』

 

時刻は八時過ぎ、夕飯を食べてなければお腹が空いてもおかしくない時間帯。

 

「なら、後で私の部屋に来る?何か作ってあげる」

 

『え!?まじ!!じゃあオレ!肉食いたい!!』

 

さすが中学生というか男の子というか、肉が食べたいとは中々にアバウトな回答。ならここは、冷蔵庫にある食材で作れる生姜焼きにしよう。

 

「肉ってアバウトすぎだね。…そうだ!じゃあ生姜焼きとかどう?」

 

『やったね!』

 

付け合わせは何がいいか悩んでいると警報が鳴り、目の前に複数のゲートが開いた。

 

『こちら、中央オペレーター室。ゲート発生。誤差0.35です。速やかに対象お願いします。』

 

「古賀、了解~」

 

『緑川、了解!!』

 

敵はバムスター8体、モールモッド10体。今まで来なかった分が一度に来た感じである。

 

「緑川くん。バムスター3体とモールモッド5体お願いしてもいい?残りは私がやる。」

 

『オッケー、任せて!』

 

「じゃ、よろしくね!」

 

通信を切りトリオン兵に突っ込んでいく。今日の私のトリガーセットは銃手(ガンナー)よりの構成なので中距離ができるぐらいの間合いをとる。

今のトリガーセットは、メインにアステロイド(拳銃)、バイパー(拳銃)、鉛弾(レッドバレット)、シールド。サブにレイガスト、スラスター、アステロイド(拳銃)、バックワーム。

 

片手に拳銃(ハンドガン)を持ち、まずはモールモッドに近づく。モールモッドは戦闘用のトリオン兵の為、動きが早い且つなかなかの硬度を持つブレードを避けながら戦わなくてはいけない。そこで私はすぐさまハンドガンをアステロイドから鉛弾(レッドバレット)に変え、左手にレイガストをシールドモードで展開した。そして、モールモッドの間合いに入るとブレードによる鋭い一撃が迫ってくる。それを私はレイガストで受け流し、ブレードと足の根本に鉛弾を撃ち込む。その作業をひたすら繰り返し、あっという間にモールモッド5体はその場から動けなくなる。

そして、ひとまず放置し、次に市街地に向かっているバムスターの処理に向かう。

バムスターは捕獲用なので装甲は硬いが攻撃力は殆どない。ボーダーのB級以上なら誰でも楽勝に倒せる敵である。一番先頭のバムスターに追い付くと、左手に持っていたレイガストをブレードモードにする。私は小柄の為、普通のレイガストのブレードだと重い(トリオン体の場合筋力は弄れるが、ブレードに振られてるという気持ち問題。)ので刀身を短くし短刀にして逆手で扱っている。そして目の前でジャンプし、スラスターを起動。バムスター弱点である目を目掛けて加速し、そのまま切り裂いた。残りの3体はアステロイドとバイパーを使い分け倒し、最後の1体はブレードモードにしたレイガストをスラスター使いバムスターの目を目掛けてぶん投げて仕留めた。

そして先程放置してきたモールモッドをアステロイドで仕留め終了した。

 

 

「ふぅ。終わった。この構成はトリオン兵向きじゃないかな~。対人では中々楽しいんだけど…」

 

等と今回のトリガーセットの反省をしていると、緑川くんの方も終わったみたいで合流した。

 

「お疲れ様。緑川くん」

 

「ありゃオレの方が早いと思ったのに~樟葉ちゃん流石だね」

 

「私も今終わったところだから。そんなに変わらないよ?…さて、オペレーターさん。トリオン兵は片付けました。回収班をお願いします。」

 

『了解です。お疲れ様でした。次の隊に引き継ぎ次第上がってください。』

 

「はーい。じゃあ行こっか緑川くん。」

 

このあと引き継ぎを終わらせ、作戦室(私の部屋)に戻り緑川くんと本日の晩御飯である生姜焼きを一緒に食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最近ホントに暑いですね(二回目)

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