将来の夢はマダオ。 作:ら!
IF ケロロ軍曹
ケロロ軍曹 とは
ガマ星雲第58番惑星「ケロン星」から地球(ペコポン)の侵略のため、先遣隊が派遣された。その隊長・ケロロ軍曹、突撃兵・タママ二等兵、機動歩兵・ギロロ伍長、作戦通信参謀・クルル曹長、暗殺兵・ドロロ兵長の兵士からなる、宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊【ケロロ小隊】が地球に降り立った。
ところが、地球に降り立つ際、隊員らは散り散りになってしまう。小隊長のケロロは一軒の民家に潜伏するが、ペコポン(地球)人の日向夏美とその弟の日向冬樹に発見されてしまう。地球に取り残されたケロロは、日向家の居候になり、家の掃除をさせられたり、趣味のガンプラを作ったりして毎日を過ごす。
take1
久我春日は最近妙な宇宙人を拾った。
その宇宙人の名は銀時。ケロロ小隊の幻のシックスメン、特攻兵である。
「銀時殿!我輩が来たでありますよ~」
「銀時ィ、みどりのカエルがきたぞー」
「あぁ、ちょうどいいとこにきた、隊長。諭吉を出せ。10倍にしてやる。
......なに、銀の玉を転がすだけだ。」
「ゲロォ!!?わ、我輩の諭吉がァァァァァァ!」
地球侵略そっちのけでパチ屋に行く気だ。
take2
久我春日は最近妙な宇宙人を拾った。
その宇宙人の名は神威。元ケロロ小隊の軍人でいまは宇宙海賊と名乗っている。
「神威ィ、黄色いカエルがきたぞー」
「引っ込んでてよ。いま、楽しいところなんだ。邪魔者すると殺しちゃうぞ」
「......クックックッ。ツレねぇこというなよ。知ってるか?このペコポンにはサムライっていう強ぇヤツがいるぜ?」
元軍人の神威を使い、地球侵略を企んだが、途中、夏実にバレ、さらに神威の気まぐれにより、ケロロ小隊の地球侵略はいつも通り失敗に終わった。
take3
久我春日は最近妙な宇宙人を拾った。
その宇宙人の名は新八。ケロン人といいながら、その本体はメガネである。ケロン人というメガネ掛け機にメガネをかけ、日々、地球侵略に取り組んでいる。
「メガネ、影薄いカエルがきたぞー」
「くぉら!!誰がメガネ掛け機だァァァァァ!!この人物紹介、悪意ありすぎだろぉぉぉ!!!」
「まぁまぁ、新八殿。メガネだからって貴方には伝家の宝刀ツッコミがある。いつもみんなに忘れられている拙者とは、格がちがうでござる。名前すら忘れられることだってざらでござる。」
そう語るのは、同じく日々、周囲から散々な扱いを受けているドロロ。
「......ドロロさん。(あっぶね、名前忘れてたァァァ!!)」
「君と拙者とじゃ、地味の器が違うでござる。」
場がシリアスになるなか、春日がポツリとつぶやく。
「お前らどんだけ地味なんだよ。キャラかぶりだな」