将来の夢はマダオ。   作:ら!

41 / 47
番外編 その2
IF ケロロ軍曹


ケロロ軍曹 とは

 

ガマ星雲第58番惑星「ケロン星」から地球(ペコポン)の侵略のため、先遣隊が派遣された。その隊長・ケロロ軍曹、突撃兵・タママ二等兵、機動歩兵・ギロロ伍長、作戦通信参謀・クルル曹長、暗殺兵・ドロロ兵長の兵士からなる、宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊【ケロロ小隊】が地球に降り立った。

 

ところが、地球に降り立つ際、隊員らは散り散りになってしまう。小隊長のケロロは一軒の民家に潜伏するが、ペコポン(地球)人の日向夏美とその弟の日向冬樹に発見されてしまう。地球に取り残されたケロロは、日向家の居候になり、家の掃除をさせられたり、趣味のガンプラを作ったりして毎日を過ごす。

 

 

 

 

take1

 

久我春日は最近妙な宇宙人を拾った。

 

その宇宙人の名は銀時。ケロロ小隊の幻のシックスメン、特攻兵である。

 

「銀時殿!我輩が来たでありますよ~」

 

「銀時ィ、みどりのカエルがきたぞー」

 

 

「あぁ、ちょうどいいとこにきた、隊長。諭吉を出せ。10倍にしてやる。

 

......なに、銀の玉を転がすだけだ。」

 

「ゲロォ!!?わ、我輩の諭吉がァァァァァァ!」

 

地球侵略そっちのけでパチ屋に行く気だ。

 

 

take2

 

久我春日は最近妙な宇宙人を拾った。

 

その宇宙人の名は神威。元ケロロ小隊の軍人でいまは宇宙海賊と名乗っている。

 

「神威ィ、黄色いカエルがきたぞー」

 

 

「引っ込んでてよ。いま、楽しいところなんだ。邪魔者すると殺しちゃうぞ」

 

「......クックックッ。ツレねぇこというなよ。知ってるか?このペコポンにはサムライっていう強ぇヤツがいるぜ?」

 

 

元軍人の神威を使い、地球侵略を企んだが、途中、夏実にバレ、さらに神威の気まぐれにより、ケロロ小隊の地球侵略はいつも通り失敗に終わった。

 

 

take3

 

久我春日は最近妙な宇宙人を拾った。

 

その宇宙人の名は新八。ケロン人といいながら、その本体はメガネである。ケロン人というメガネ掛け機にメガネをかけ、日々、地球侵略に取り組んでいる。

 

「メガネ、影薄いカエルがきたぞー」

 

 

「くぉら!!誰がメガネ掛け機だァァァァァ!!この人物紹介、悪意ありすぎだろぉぉぉ!!!」

 

「まぁまぁ、新八殿。メガネだからって貴方には伝家の宝刀ツッコミがある。いつもみんなに忘れられている拙者とは、格がちがうでござる。名前すら忘れられることだってざらでござる。」

 

そう語るのは、同じく日々、周囲から散々な扱いを受けているドロロ。

 

「......ドロロさん。(あっぶね、名前忘れてたァァァ!!)」

 

「君と拙者とじゃ、地味の器が違うでござる。」

 

場がシリアスになるなか、春日がポツリとつぶやく。

 

「お前らどんだけ地味なんだよ。キャラかぶりだな」

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。