将来の夢はマダオ。 作:ら!
×キャラ
×たまが孵化したもの。総じて邪悪な性格。放っておくと暴走し悪さをするばかりでなく、持ち主の心の状態も危険になる。全身真っ黒で人型をしており、額に大きな×が付いている。
「...真っ黒で、人型...なのか?」
「調べものにWikipediaを当てにするのはやめろ。現代人のわるいクセだ。やつらでもわからないことはある。」
春日と銀時の目の前にはモザイク修正されたゴリラがいた。
「そうみたいだな!...銀時!くるぞ!」
--------キャラチェンジ!
「オッス!おら、悟空!いっちょやってみっか!」
《銀さん、まずいですよ!そもそも会話が通じませんし、ここは講⚪社です!》
「おでれぇた!おらと同じ名前だなぁ」
《えぇぇぇー!本気にしちゃったよ!このゴリラ!ゴリラなのにしゃべれるのかよ!同じ猿人でも、どこのサ⚪ヤ人だぁぁぁ!》
さっきからツッコミを入れるのは、メガネ。声のみの登場である。もはやお約束だ。
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▼ 春日は助けを呼んだ
「「............」」
十分経過。
「「............」」
0.5時間経過。
▼ 助けはあらわれなかった
「おっかしぃな。...最新バージョンにアップロードしたのに」
《何いってんですか!まだサトシはマサラタウンを出発してませんんんん!!オー⚪ド博士からピ⚪チュウをもらったばかりです!!》
ところで、×キャラと遭遇したときは浄化、もしくは、破壊しなければいけない。たとえ、×たまの中からゴリラが生まれたとしても。
ふと、周囲を見渡すと空智が倒れていた。
「...アイツ、死んだフリしてんのか?」
《違いますよ!どうみたって、あの×キャラの持ち主が彼でしょうがぁ!!》
「...久我。
決闘しろ!!藤咲さんをかけて!!」
「......いいぜ。
ワリーが人の人生賭けて勝負できる程大層な人間じゃないんでね、代わりといっちゃ何だが、藤咲の代わりにぼくの命を懸けよう。てめーが勝ってもアイツはお前のモンにはならねーが、邪魔なぼくは消える。後はくどくなりなんなり好きにすればいい。もちろんぼくが勝ったら、アイツからは手ぇ引いてもらうぜ」
そう言ってゴリラ(×キャラ)に自身の木刀を投げ渡す。ゴリラが木刀を手に取ったそのとき
「か め は め 波ァ!」
《鳥山先生、ごめんなさいぃぃぃ!》
ゴリラはそれに飲み込まれた。
さすが少年たちの永遠のあこがれの必殺技かめはめ波である。
「甘ぇよ、いちご牛乳より甘いね。こんな事の為に誰かが何かを失うのはバカげてるぜ、全て丸く収めるにゃこれが一番だ」
だからといって、いきなりかめはめ波を繰り出す必要があったのか。
「...貴様、だましたのか?!
...だが、いーやつだな、お前。藤咲さんが惚れるはずだ。いや......女子より男にもてると見た」
そう言って笑った。
浄化したといえるのか、白い羽のデザインのたまごは空智の中へかえっていった。
それから暫く。
▼ おや、空智くんの 様子が...!
▼ おめでとう!空智くんは愛の狩人(ストーカー)に進化した。
【補足】
しゅごキャラ!とは
聖夜学園に通う小学生日奈森あむは、見た目クールでかっこいい少女として周りに見られているが、実は口べたで、恥ずかしがりの内気な少女であった。
ある日の朝、ベッドの上に3つのたまごがあった。そのたまごから、しゅごキャラであるラン、ミキ、スゥ が生まれた。しゅごキャラとは、なりたい自分が具現化されたものだという。なんやかんやでガーディアンのジョーカーになり、エンブリオをみつけるためにイースターと対立している。
なお、この作品は銀魂とのクロスオーバーであり、主人公はオリ主で、銀時はオリ主のしゅごキャラとして登場する。