無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は真対グロウです!そしてお知らせもあるので後書きまで見てってください。

 それではどうぞ!


第97話 真対グロウ          怒ったぞ。フルパワー全開

side真

 

「ダーラって誰ですか?」

 

 俺はその言葉に動揺を隠しきれなかった。

 

 だ、ダーラじゃない?じゃああいつは何者だ?

 

 そしてダーラ?は指の間に3本ナイフを挟んでこちらに向けた。

 

「俺の名はグロウこの世界で一番の科学者だ」

 

 グロウ?ダーラじゃない?でもあいつはダーラで…まさかあいつはダーラの

 

 そして科学者か…この兵器を作り出したのは十中八九グロウだ。

 

 許せない…妖怪も人間と同じように生きてるんだぞ…それを粗末に扱いやがって…

 

「お前は…お前の心は…腐りきっている…」

 

「は?」

 

 と、グロウは意味わからなそうな顔をしている。しかし俺は構わず続ける。

 

「そんな…心を持っているようじゃ…人間じゃねぇ…」

 

 そして一泊おいて空気を思いっきり吸い込んだ。

 

 そして大声でこう叫んだ。

 

「お前らは人間じゃねぇっ!」

 

 と、叫んだ。

 

 すると辺りは静まり返った。

 

 しかし俺は構わずグロウに向かって歩きながらこう言った。

 

「命を…すべてを軽く考えすぎだ。命はなぁ…そんな軽いもんじゃねーんだ」

 

 俺は命を無下にするやつらが許せない。

 

 俺は知っている。命の重みを暖かさを(・・・・・・・・・)

 

 俺は知っている。妖怪達の(・・・・)優しさを暖かさを(・・・・・・・・)

 

 だからあえて言おう。

 

 そしてグロウと俺の肩がぶつかる。

 

 そこで俺は歩くのを止める。

 

「お前らよりよっぽど妖怪の方が人間をしてるんだよ」

 

 そう言った瞬間、ナイフで俺を斬ろうとしてきたが俺はバックステップでかわす。

 

 そして手を地面につけて着地する。

 

 殺る気みたいだな。

 

 そして俺は刀を構える。

 

 刀は俺の心と反してとてもキレイな青空と言う海に一つ浮かぶ(太陽)から発せられる光によってキラリと輝く。

 

「ダメよ!真さん。あんたじゃ勝ち目ないわ!」

 

「お兄ちゃん!行っちゃダメ!」

 

 と、霊華さんと紬の声が聞こえる。

 

 だがこの戦いは負けるわけにはいかないんだ。人類と人の皮を被った悪魔の対決。今までこいつらに捕獲され死んでいった妖怪達の無念…今ここで晴らす!

 

 そして俺は地面を思いっきり蹴って刀を構えながらグロウに向かって飛ぶ。

 

 そして斬りかかるが

 

 カキィィィン

 

 と言うような甲高い音を奏でてグロウに当たらない。

 

 原因はナイフだ。ちっ、咲夜かよ…

 

 奴は俺の剣筋をすべてナイフ一本で防いでいるのだ。

 

 ってか刀より強いナイフってどんなナイフだよ。

 

 しかしよくもまぁ、ナイフだけで防いでいるなと敵ながら感心している反面、俺はナメられているから腹が立つ。

 

 そして俺は刀を離して連続斬りを加える。

 

 しかしそれをグロウは顔色一つ変えずにすべて防いでいるのだ。

 

「なんだ、その程度か…がっかりだ…もっと強いのかと思ったが…」

 

 俺はその言葉を聞き完全にキレた。

 

 そしてグロウから少し距離を置いて下を向く。

 

「ふふ、ふふふ。なぁ、グロウ…そんなに俺が弱かったことが残念か?」

 

 と、俺がグロウに問いかけると

 

「ああ、残念だ。少しは手応えがあるかと思ったが」

 

 と、帰ってきた。

 

 そうか…そうか…

 

「ははハ…この俺を怒らせたなグロウ…俺の本気を相当見たいようだな…いいぜ、見せてやるよ本気ってやつをよぉっ!」

 

 そして一気に霊力を解放する。

 

「なんなの?この霊力量は!」

 

「凄まじい霊力だ…」

 

 と、霊華さんとなぜか霊力を感じられるらしいグロウが真っ先に驚いた。

 

「こんなもんじゃねーよ…俺を本気で怒らせたんだからなぁ…?」

 

 そして霊力と妖力を刀に流し込む。そして俺は霊妖斬を放った。

 

 しかしそれをグロウは間一髪でかわした。

 

 そしてグロウがかわしたことによってグロウの後ろの建物に霊妖斬が当たりキレイに斬れる。

 

 しかしその光景を見てもグロウは顔色一つ変えない。

 

「この程度俺にだって出来る!」

 

 そしてグロウは霊力で刀を作り出した。

 

 どうやらグロウも霊力を使えるようだ。

 

 そしてグロウは霊力斬を放ってくる。

 

 そして俺は右手をかざした。

 

「何やってるの!避けなさい!」

 

「避けて!お兄ちゃん!」

 

 と言う声を無視して俺は続ける。

 

 そして

 

「《限界突発(ブレイク・ザ・リミット)》」

 

 そして俺はかざした右手に霊力をまとわせ放出した。

 

 その瞬間、グロウの霊力斬がきれいさっぱり消えてしまった。

 

 これにはグロウも驚きを隠しきれないようだ。

 

「霊華さん。言ってなかったけどこの形態になって初めて使える能力があるんだ。それは【上書きする程度の能力】だ」

 

 上書きする程度の能力…これは相手の霊力や妖力、更には魔力を自分の霊力で上書きし、無効化すると言う事だ。

 

 ゲームで例えると。一回セーブしたあとに少し進んでセーブしたら上書き保存されて二回目セーブする以前のデータは無くなるだろ?それと同じ原理で相手の力を自分の霊力で上書き保存をしているって事だ。

 

 紬の能力みたいに打ち消すとまでは偉そうなことは言えないけどな。

 

「さぁ、グロウ…覚悟は良いか?」

 

 そして俺は刀に霊力を今使える分だけありったけの霊力を込めて構える。

 

「まて!話し合えば分かる!」

 

 そして俺はグロウの声に耳を傾けず突進していき、

 

 グサッ

 

「ぐわぁぁぁっ!」

 

 力なく倒れるグロウ

 

 ついにグロウを倒したのだ。




 はい!第97話終了

 ではお知らせをちょっと

 ついにこの作品、無意識の恋が10000uaを突発いたしました!いぇーい!

 と言うわけでアンケをとります!最近アンケばっかりだなおい!

 と言うわけで内容はこちら!

 この作品完結後の作品について!

 ではTwitterと活動報告にてアンケをとっているので是非是非投票していって下さい!

再アンケと書いてあるのは内容についてもう一回アンケを取るってものです。東方ヒロイン二次の場合ヒロインを何人か挙げてアンケをとります。

 それでは!

 さようなら

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