無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は今作最後から2番目のオリキャラ登場になります。

 それではどうぞ!


第96話 新しい外来人

side真

 

 俺達は人里を歩いていた。

 

 建物はボロボロになり、ひどいところだと真っ赤に染まっていた。

 

 しかし、一つ気がかりなことがあった。それは

 

「ねぇ、さっきまでいた妖怪の姿が見えないよ?」

 

 そう、紬の言う通り、魔獣の影も形もないのだ。

 

 なにかがおかしい…

 

 数分前まで魔獣たちがわんさか居た場所には一切居ないのだ。

 

「あんた、本当に見たの?」

 

 はぁ、なんか口調といいなんか霊夢を連想出来るようになってしまった。

 

「でも俺ら二人とも見てるからな…そうだ!霊華さん。俺らは紬の母さんを探してくるから」

 

 と言い、俺は紬をお姫様抱っこして浮き上がる。

 

 やはり紬にとっては物珍しいようですごく嬉しそうだ。

 

 なんか紬が喜んでいるのを見ているとこっちまで嬉しくなり、笑顔になる。

 

 なんか霊華さんの俺を見る目がゴミを見る目に一瞬変わったのは気のせいであると信じたい。

 

「あまり遅くならないようにね」

 

「あなたは俺の母さんですか?」

 

 そう言い残し、とりあえず空から探すためにもっと高い地点まで浮き上がった。

 

 しかし、広いな。探すのは大変だ。

 

 その時

 

 ドカーン

 

 なにかが森に落ちてきた。

 

 なんだ、人か…って人っ!

 

 まさか外来人?とりあえず霊華さんに報告して様子を見に行かないと!

 

 そして俺は霊華さんの元に戻る。

 

 俺達が探し回っている間、少し歩いて進んでいたため、すこし霊華さんを探した。

 

 そして俺は霊華さんの目の前に着地する。

 

 するとあからさまに面倒だなと言う顔をしてからいつもの顔に戻った。おい!俺を見た瞬間に面倒だって思うとはどう言うことだ!俺がいつも面倒事ばかり持ってってるみたいじゃないか!はい。その通りです…

 

 そこはなにも言い返せない部分でもある。ははは。俺が行動すると面倒事しか起こしてないような気がするよ。

 

 そして俺が降りたって最初に口を開いたのは霊華さんだった。

 

「なに?紬ちゃんのお母さんが見つかったの?」

 

「いや、たぶん外来人が降ってきたよ森に」

 

 俺はすぐに否定し、要件を端的に述べた。

 

 俺が見た景色を一言で伝わるよう、要約して話した。

 

 すると急に霊華さんはやる気を出したかのように走り出した。

 

 はは、俺以外の人助けはちゃんとするんだな。

 

「お兄ちゃん!追いかけよう!」

 

 と、俺の手元で足をじたばたさせる紬

 

 よ、よこの人から見えちゃうからやめようか!

 

 そしてじたばたさせても大丈夫なように1度おろしておんぶした。

 

 俺は今やこの子のタクシーと化しました…トホホ…

 

 と、俺は悲しく思いながらもとても軽い紬を背負ったまま霊華さんを追って走り出した。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「ここら辺じゃないか?」

 

 俺達は森の外来人?が落ちてきた辺りを探っていた。

 

 ここら辺では人間一人が落ちてきた衝撃で砂ぼこりが待っていた。

 

 その時

 

「いてて…」

 

 と、小さく声が聞こえた。

 

 この声の方向はたぶん…

 

「こっちだ!」

 

 そう言って霊華さんに声をかけて俺は声のした方向に向かう。

 

 そして少し歩くとそこに居たのは好青年な感じのイケメンだった。

 

「あ、あなたたちは?」

 

 と、青年は聞いてきた。

 

「あ、俺は海藤 真」

 

「私、水無月 紬」

 

 と、紬は少し俺の頭に隠れながら肩を掴む力を強くしながら言った。

 

 怖いのかな?まぁ、はじめてあってた人だし仕方ないよね。

 

 と、俺と紬が名前を言い終わると少し遅れて霊華さんもやって来た。

 

「はぁ、あなたが外来人?」

 

 と、開校一番でそう聞いた。

 

 と言うか俺とイケメソの扱いの差…俺の事はあんたなのにイケメソはあなたなのね。

 

「外来人?」

 

 ほら、急に聞いたらイケメソさんがポカンとしてるでしょ?

 

「霊華さん。自己紹介と説明」

 

 と言うと「ごほん」と咳払いして仕切り直してから自己紹介を始めた。

 

「私の名前は博霊 霊華。で、ここは幻の都と言ってこの世界に来てしまった人の事を外来人と言うのよ」

 

 と、簡単に説明した。

 

 おいおい、そんなんで理解できるわけ

 

「なるほど」

 

 通じた~!

 

 え?何で今ので納得できちゃうの?ねぇっ?

 

 俺もさ幻想入りしたときは驚いたけどこんなに早く理解は出来なかったよ!

 

「そう言うことなら外来人かもな」

 

 と言うことで外来人だったようです!拍手っ!

 

「僕の名前は五十嵐(いがらし) (けん)です。よろしくお願いします」

 

 よし、それじゃぁってことで魔獣退治に戻った訳だけれども。

 

 はい。

 

 守らなくてはならないから対象が二人に増えただけのさっきの戦いです。

 

 さすがの霊華さんもこの強さには驚いている。

 

 刀が全然通らない。マジで洒落になんない固さ。

 

 極力スペルは使わないようにしたいから刀で全部相手してるけど、なんか手に馴染んでるってかなんだろう…もっと前に握ったことがあるような持ちごたえ。

 

 そのため扱いやすいんだが、扱いやすいと倒しやすいは(のっといこーる)だと思うんだよね。

 

 その時

 

「また会いましたね。研究所あらしさん?」

 

 そこには、ダーラが居た。

 

「だ、ダーラ!」

 

 そしてすかさず斬りかかる。

 

 しかしナイフで軽く受け止められる。

 

「所で疑問に思ってたのですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダーラって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰ですか?」




 はい!第96話終了

 今回はどうでしたか?

「あ、こっちでも名前無いのな」

 統一感を出すためですよ。

「なるほど!じゃあ視点は本編に移すけど最後の言葉、気になるよな」

 はい!実はですね。だいたいの流れはもう決まってるんですよ!なのでこのままの勢いで残りを進めたいなと思っています。

「そうか。じゃあ、こっちが完結するまではもう一個はお休みと言った所か?」

 そう言う感じをとると思います。

「なるほど」

 じゃあそろそろ

 それでは

「さようなら」 さようなら!

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