無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回はもこもちさんの東方想幻華とコラボさせていただくことになりました!

 で、愛原 奏さんに来てもらうんですが、独断で、こいし繋がりと言う事でこいし編から来てもらいました!

 それと、キャラ崩壊、僕が間違って捉えた設定等があるかも知れません。

 そして今回は両方の小説でのコラボです。もこもちさんの東方想幻華でも僕とコラボしているので見に行ってみて下さい!

 で、今回からはエピローグに入ります。

 もうしばらく続く予定です。

 それではどうぞ!


エピローグ コラボ&afterstory
第89話 現象を操る男         コラボ~東方想幻華~


side龍生

 

 以前のダーラやダークが幻想郷を襲ってきた最大の異変から数日

 

 あの異変は幻想郷に今までに無いくらいの被害をもたらした。

 

 あらゆる建物が崩れ、大地に大きなクレーターがあちこちに出来た。

 

 そしてここ、地霊殿にも少なからず被害をもたらした。

 

龍生「はぁ…なんか、あいつの存在がどれだけ俺達の中で大きかったか漸く理解できたわ」

 

 と、俺はさとりに言う。

 

 俺は昼下がりさとりと紅茶を飲んでいた。

 

 なんか、いつものように騒ぐ気分になれず静かに紅茶を飲みたい気分だったのだ。

 

さとり「そうね…こいしと紬もすっかり元気が無くなってしまって…」

 

 そう。

 

 いつも元気だったこいしと紬は特に他のものよりも落ち込んでいる。

 

 そりゃそうだよな。

 

 こいしの方が紬よりも付き合いが長いっていっても紬は真の事を相当気に入ってたみたいだしな…

 

 それにこいしの方に関しては恋人を失ったからな。俺は恋人が居た経験は無いから分からないけど、恐らくかなりのショックだったと思う。

 

 俺だってショックなんだから…でも真がダーラに母さんを殺された悲しみや真を失ったこいしの悲しみに比べればたいしたこと無いけどな。

 

さとり「そうだ!悲しさを紛らすために今から気晴らしにでも皆で散歩してきたらどう?少しはましになると思うのだけど…」

 

 と、さとりは提案してきた。

 

 その提案は俺にとってはかなり助かる。このままなにもしないともっと悲しくなりそうだからな。

 

 だから俺はこう答えた。

 

龍生「じゃあ今から行ってくる」

 

 そしてこいしと紬にも聞いたら『まぁ、気晴らしに少しなら』とのこと

 

 そして俺達は気晴らしに近くの森に向かった。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

近隣の森

 

 空気が美味しい…

 

 俺達は地霊殿の近隣の森にやって来ていた。

 

 空気が澄んでいてすごく美味しい…

 

 向こうではここまで空気が澄んでいる何てこと無かったな…

 

 俺達の間に会話こそ無いが、確かに気晴らしにはなっている。

 

 こいしと紬もさっきまであったどんよりしたオーラも今は消えている。

 

 その時

 

「あれ?ここどこだ?」

 

 と男性の声がした。

 

 言葉を聞く限りでは恐らく道に迷ってしまったのだろう。

 

 そして声のした方を見ると、雰囲気が真に似ている男が居た。

 

 銀髪で黒い長ズボン、白いシャツを来ていてその上に赤いパーカーをチャックを閉めないで来ている。

 

 ここは声をかけて助けてあげよう。

 

龍生「あの…」

 

 と、俺が声をかけると一瞬遅れて返事が帰ってきた。

 

「はい!」

 

龍生「何かお困りですか?」

 

「あ、実は急に地形が変わり、進むべき道がわからなくなったんだ…こいしに自分から買い物行ってくる!と言って飛び出した矢先に迷うとか…」

 

 な、なんか相当落ち込んでいるみたいだ。

 

 男は肩をガクッと落とす。

 

 って言うか、後半は声が小さくて聞こえなかったがこの人、今こいしって言った?もしかしてこいしの知り合いだろうか?

 

 とりあえずこいしに聞いてみよう。

 

龍生「こいし!この人知り合いか?」

 

 と、聞くと「知らない」って言っていた。

 

 どういう事だ?

 

 そしたらなんと男はこいしって言葉に反応した。

 

 そして男はこいしを見つけるや否や嬉しい半分戸惑い半分で問いかけた。

 

「こいし、何でここに?」

 

こいし「誰?あなた」

 

 男の方は知っているみたいだけどこいしは知らないみたいだ。

 

 うん。考えられる可能性は1つしかない。

 

龍生「たぶんあなたは別の幻想郷から来たんだ」

 

「え?別の幻想郷から?」

 

 紫の奴…こんなときにまで暇潰しにか?

 

龍生「たまにあるんですよ…あのBBAが気まぐれに」

 

 そこまで言った瞬間、俺は謎の浮遊感に襲われた。その直後、俺は重力に従って落下した。

 

 そして俺はその落下した先でものすごい恐怖を味わった。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「だ、大丈夫か?」

 

 ま、まさか、お説教を食らわせられた後、紫お姉さんって100回言うまで返してもらえないとは思わなかった…

 

 こ、怖い…

 

龍生「あ、ああ…大丈夫だ」

 

 と、言った後、俺は立ち上がる。

 

龍生「そう言えば自己紹介してなかったな」

 

「そうだな」

 

龍生「じゃあ俺達から!俺は刻雨 龍生。人間だ」

 

こいし「私は古明地 こいし!」

 

紬「私は紬!今は神様。刀になれるよ!」

 

 と、俺達が名乗ると男も名乗ってきた。

 

「俺は愛原 奏だ」

 

 奏か…だが、人間ではないみたいだ。奏の持っているのは妖力だ。なんかの妖怪みたいだ。聞いてみるか。

 

龍生「なぁ、奏は妖力が多いけど何の妖怪だ?」

 

奏「確か竜人だったと思う」

 

 竜人か…初めて聞くな…やはり世界は広い

 

龍生「能力はあるのか?」

 

奏「確か【現象を操る程度の能力】だったはず。発火現象とか心霊現象とか」

 

 それはすごいな。

 

龍生「俺は【穴をあける程度の能力】だ」

 

奏「なんと言うか…ショボいな」

 

 放っとけ!

 

龍生「とりあえずここにいても仕方ないから地霊殿に来るか?」

 

奏「ああ、行く」

 

 そして俺達は奏を連れて地霊殿に帰った。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

地霊殿 庭

 

奏「なんと言うか、今は別の所に住んでるけど長い間暮らしていたから安心感がある」

 

 へぇ、あっちでは地霊殿に住んでるのか!

 

 通りでこいしを知っている訳だ。

 

龍生「あっちではこいしと仲良いのか?」

 

奏「うーん…仲良いって言うか…奥さん?」

 

 おおっと!これは予想外の返答が帰ってきた!

 

 まさかの夫婦でした。

 

龍生「って事は料理は奏が作ってるのか?」

 

 たぶんそうだろう。

 

 以前のこいしの作った手料理…あれは無惨なものでした。

 

 さすがの真もまがまがしいシチュー?を見て苦笑い

 

 でも、真の良いところは残さず食べた所だな。

 

 俺達がギブアップしかけてたのに真は「彼女の作ったものを残すわけにはいかない(キリッ」って言っておかわりしていたからな…あれは勇者だった。

 

奏「いやぁ、俺は料理なんて出来ないよ。いつもこいしが作ってるんだ」

 

龍生「えぇっ!」

 

 あ、あのこいしが料理だと!

 

 もしかして向こうのこいしって料理が出来るのか?

 

 同じもとから居る人物でも違うんだな…やっぱりこの世界は奥が深いな。

 

こいし「え?そうなの?ねぇねぇ、そっちの私はどんな感じ?」

 

 よかった、こいしは元気を取り戻したようだ。

 

 今は奏の世界の自分の事が気になるようだ。

 

奏「どんなか…そうだな…君のように可愛くて、そして他人思いの優しい子だ」

 

 やっぱりそこだけはどの世界でも変わらなく優しい子と言う事か。

 

こいし「へぇ~」

 

 こいしは奏の話に興味津々と言った感じで聞いている。

 

 俺も他の世界の事には興味がある。

 

 そんな話をしながら俺達は建物内に入っていった。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

地霊殿内

 

さとり「そう…別の…いわゆるパラレルワールドからね…」

 

龍生「俺が思うにあいつだと思うんだ」

 

さとり「気持ちは分かるけどその言葉を発したら…」

 

 そこまで言うとさとりは急に青ざめて無言になった。

 

 俺達は帰ってきてすぐに状況を説明、そしてすぐには帰れないことを考慮し、部屋を用意してもらった。

 

 奏はと言うと「こいしが心配してるかも!あー!どうすれば良いんだ!」と言う感じだ。

 

 とりあえず紫に聞いてみるか…

 

龍生「紫!」

 

紫「何よ」

 

 と、いつものごとく、テーブルを挟んで向かい合って話をしていた俺とさとりの間に急に現れる。

 

龍生「今回の、紫のせいだろ?」

 

紫「私、ついさっきまで寝ていたのよ…そんなことする余裕は無いわ…ったく…私が冬眠していたのに異変が起きたせいでよく眠れなくて今眠いのよ!だから邪魔しないで」

 

 と、すぐに戻っていってしまった。

 

 冬眠期間中も働いていたからよほどお疲れらしい。

 

 お疲れ…じゃなくて!

 

 え?今回の紫の仕業じゃないとしたら誰なんだよ!

 

 奏は「急に地形が代わった」とか言っていたよな。

 

 分からねー!全然分からねー!

 

 あ!そうだ!結界を管理しているのが霊夢だったよな?なら聞けばなにかがわかるかも知れないな。

 

 よし!そうと決まれば。

 

龍生「奏!こいし!紬!今から博霊神社に行くんだが来るか?」

 

奏「ああ、一応霊夢には挨拶しておこうかな」

 

こいし「うん…」

 

紬「せっかくだしついていこうかな…」

 

 やはり地上となるとこの前の異変を思い出してしまうらしい。

 

 また元気が無くなってしまった。

 

 だが、一応霊夢に話に行かなくてはならないわけで、かわいそうだけど行くしかないんだよな。

 

龍生「じゃあ行くか!」

 

 そして俺達は博霊神社に向かった。




 はい!第89話終了

 今回はもこもちさんとのコラボでした!

 もこもちさんの東方想幻華でも僕とのコラボをしています。

 僕も読んでます!すごく面白いですよ!ここよりも砂糖がより多めです!元より僕の小説には砂糖なんて微量しか無かったか…

 次回も、もこもちさんとのコラボです。ここまで膨らむとは思いませんでした。

 是非、もこもちさんの東方想幻華も読んでみてください!

 今回のは双方コラボなのでもこもちさんの方でも僕とコラボしています!

 双方コラボ…ありがたい

 それでは!

 さようなら

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