無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回も真対ダーラです!

 それではどうぞ!


第87話 新能力 ダーク、復活

sideこいし

 

 ゴゴゴゴと大地が揺れている。

 

 真の霊力を感じて悲鳴をあげているのだろう。

 

 そして、あんな怒った真を今まで見たことが無い。

 

 たぶん怒りを力にかえているのだろう。先程より霊力量が上がり、そのすさまじい霊力に私も飛ばされそうになる。

 

龍生「あ、あいつ…ここで終わらせる気だな。この悲劇のショーを」

 

 と、龍生は呟く。

 

 そして私は祈る。

 

 どうにかここで無事、この異変…時を越えた大異変を終わらせて!

 

真「俺はお前を許さない…絶対にだ」

 

 そう言って真はダーラに向けて刀身を向ける。

 

 その次の瞬間、刀が白く光だした。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

 俺は刀に霊力を込める。

 

 すると白い光をだし始めた。

 

『ねぇ。真って神だっけ?』

 

真「俺はただの少し常人場馴れした人間だよ!」

 

 と、言ってから、俺はダーラに向かって走り出す。

 

 しかし、そう上手く近づかせてもらえるわけもなく、ダーラは俺に大量の弾幕を放つ。

 

 しかし、俺も負けじと方っ橋から弾幕を斬る。

 

ダーラ「ちっ、おとなしくやられろ!」

 

真「俺はやられるわけにはいかないんだ!」

 

 そして、俺はダーラに刀を降り下ろす。

 

 しかしダーラも霊力で作った剣で防ぐ。

 

 その瞬間、刀と剣がぶつかった衝撃で衝撃波が生まれる。

 

 その衝撃波で周りの岩が木っ端微塵になる。

 

龍生「なんて衝撃波だ!」

 

音恩「と、飛ばされる!」

 

 そして俺とダーラは飛び退く。

 

ダーラ「く、急激にパワーアップしたみたいだな」

 

真「お前の力はこんなものか?」

 

 そう言い、俺は地面を蹴ってダーラに近づき、刀を降り下ろす。

 

 カキィィィン

 

 と、またもや防がれてしまう。

 

ダーラ「お前、学習したらどうだ?」

 

真「俺がそんな同じことを繰り返すと思うか?」

 

ダーラ「なにっ!?」

 

 そして俺はダーラに膝蹴りを食らわす。

 

 そしてダーラは膝蹴りをもろに食らい、吹っ飛んでいった。

 

 しかしダーラは空中で体勢を建て直し、着地する。

 

 そしてダーラはズボンの砂ぼこりを払う。

 

ダーラ「ほう…なかなかやるな…」

 

 すると今度はダーラから向かってきた。

 

真「ぐはっ」

 

 そして俺は腹を殴られる。

 

ダーラ「追い討ちだ」

 

 そして回し蹴りされて俺は吹っ飛ぶ。

 

真「がはっ」

 

 ドカーンと残っていた大岩に思いっきりぶつかる。

 

 く、くそう…

 

『おかしい…このスペルの効果はこんなものじゃ無いはず…まさか!完全には発動しきれていない不完全な状態って事?』

 

真「だ、ダーラ…まだ、終わって無いぞ…」

 

 そして岩から離れる。

 

真「思い出したよ…全部…幻想郷に来てからの事、こいし達と出会ったときの事…異変を協力して解決していたこと…今の衝撃で…全部」

 

 と、ゆっくりと歩いてダーラに近づく。

 

ダーラ「なんだと!く、近寄るな!」

 

 そしてダーラは俺に弾幕を放つ。

 

 しかし俺はそんなのは気にせずに直進する。

 

 ドカーン、ドカーンと俺に何発か当たるが気にせずに直進する。

 

ダーラ「な、なぜだ!なぜ効かない!化け物めが!」

 

 と、更に弾幕を放ってくる。

 

 そして俺はキッと睨む。

 

 その瞬間、周りの弾幕が一瞬にして消え去る。

 

『今のって!』

 

 そして俺はダーラから10m位の場所で立ち止まる。

 

ダーラ「今のはどうやったんだ!」

 

真「ちょっとしたマジックだよ」

 

『もしかして、怒りで新たな能力が目覚めたの?』

 

真「みたいだ。だが、これは霊力をものすごく消費する。神力だとそうでもないみたいだが、まぁ、普通の状態じゃ使えない能力だ」

 

 その時

 

 ガタッ

 

真「俺がなぜこんなにも怒っているか教えてやろうか?」

 

龍生「お、おい、真!」

 

真「仲間を…大切な人を殺そうとしたことだよ…まぁ、お前にとっての大誤算を教えてやろう。それは、俺達の友情はダークなんかじゃ壊せないと言う事だ。俺達の友情は何よりも(・・・・・・・)固い(・・)んだ!」

 

 その時、

 

 視界の端で何かが動く。

 

龍生「ダークが目を覚ました!」

 

真「何っ!?」

 

 そしてダークは立ち上がる。しかしうつむいたままだ。

 

ダーラ「よーし、お前、真の遺伝子をそのまま受け継いでいるんだからもう回復してるだろ?なら、俺を助けろ!」

 

 しかし、ダークは動かない…

 

ダーラ「おい!」

 

ダーク「友情…仲間…大切な人…」

 

ダーラ「おい!聞いてるのか!」

 

ダーク「俺に…」

 

ダーラ「?」

 

ダーク「俺に指図するな罪人!」

 

 そう言い、ダークはダーラに俺に最初に放ったようなでかい弾幕を放った。

 

ダーラ「ぐあっ!ごふぁっ!」

 

 そしてダーラは流石にそれには耐えきれずに吹っ飛ぶ。

 

ダーラ「な、き、貴様!お、俺を裏切る気か?」

 

ダーク「黙れ罪人!俺は何が悪で何が正義かやっと分かっただけだ」

 

 そしてダークは手を大きく左右に広げながら上空に登っていく。

 

ダーク「確かに…俺の罪は海より大きく(・・・・・・・・・・)深い(・・)…だが、ダーラ!貴様の罪は宇宙より大きいぞ!」

 

 そしてダークは俺の横に降り立つ。

 

 すると、ダークは俺達の方に向いて頭を下げた。

 

ダーク「すまなかった…君達を殺そうとし、幻想郷に生きるもの全員を始末しようとしたこと…いまさら頭を下げたところで虫が良すぎる気がするが…今までの事をすべて詫びる」

 

 と、深々とダークは頭を下げてきた。

 

真「ああ、もういい。だからあいつを倒すのを手伝ってくれ」

 

ダーク「分かった」

 

 と、ダークは俺と同じような刀を霊力で作り出した。

 

ダーク「お前らのセンスで名付けるとしたら…邪剣【ダーク神成り】」

 

 と言い、ダークは刀をダーラに向ける。

 

ダーラ「ちっ、恩知らずめが!」

 

真「さぁ…お前の負けだ!ダーラ!」




 はい!第87話終了

 次回は真&ダーク対ダーラ。果たして勝つのはどちらか!

 それでは!

 さようなら

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