無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は真対ダークです。

 それではどうぞ!


第84話 真対ダーク 幻想郷最大の死闘

side真

 

 俺とダークは暫くにらみあっていた。

 

 以前の戦いでは俺がぼろ負け。

 

 紬が居なかったら大ケガを負うところだった。

 

真「武器を持たなくて良いのか?」

 

ダーク「お気になさらずに、俺は素手が基本何でね」

 

 と、余裕の声で眈々と答えてきた。

 

 以前は負けた…しかし、今回の戦いは絶対に負けられない戦い。

 

 そして、【神成り】を強く握る。

 

ダーク「今日こそ人間がこの世から消える日だ」

 

真「そんなことはさせない!」

 

 そして俺は地面を蹴って前方に大きくジャンプして斬りかかった。

 

 しかしダークは真横に交わす。

 

 そして俺は片足を軸にして方向を転換し、霊力斬を放つ。

 

 しかしこれもダークに交わされてしまう。

 

ダーク「今度はこちらから!悪…《邪悪砲》」

 

 そしてダークの手のひらからでかい弾幕が一つ放たれた。

 

 俺は交わすことをせずに刀で受けた。

 

 流石に重い。しかし【神成り】が斬れないほどの強度ではない。

 

 そして真っ二つに斬る。

 

 そして弾幕で塞がっていた視界が見えるようになるとそこにはダークが居なかった。

 

 まさか!

 

真「後ろか!」

 

 そして咄嗟に前方にジャンプして空中で体を反転させて後ろを向く。

 

 そこにはダークが居た。

 

ダーク「やるね。今のを避けなかったら骨折じゃ済まなかったかもね」

 

 咄嗟の判断が功を奏した様だ。

 

真「んじゃ、次は俺だな」

 

 そして刀にありったけの霊力と妖力を込める。

 

真「これが俺の技。《霊妖斬》」

 

 そして俺は刀を降り下ろす。

 

 すると、なんと、普段の白っぽい色に加えて少し紫かかった霊力斬が飛び出した。

 

ダーク「こんなもの弾幕で消し飛ばしてくれるわ!」

 

 と、数10個の弾幕を放ってきた。

 

 しかし、霊妖斬はそんなのお構いなしに進んでいく。

 

ダーク「ちっ、切れ味どうなってんだ」

 

 そしてダークは空中に逃げる。

 

 そして霊妖斬はこの先の岩場にぶつかる。

 

 そして大爆発を起こし岩が木っ端微塵になった。

 

ダーク「なるほど。じゃあこれでどうだ?」

 

 そしたらなんと、手を銃の形にして、ダークのバンって声と共に弾幕が放たれた。

 

真「がっ!」

 

 ヤバイ。少しかすった…

 

 かすっただけなのにこの尋常じゃない傷み…

 

ダーク「そうとう居たそうだが大丈夫か?」

 

真「お前に心配される義理はねー」

 

 そう言って態勢を立て直す。

 

真「うおぉぉぉぉっ!」

 

 そして俺は刀を構えて斬りかかる。

 

 そして直撃したかと思ったその時

 

 かきぃぃん

 

 なんと、ダークの腕が鉄のように固くなっており、そこで受けていたのだ。

 

ダーク「霊力強化の応用さ」

 

 そう、ダークは霊力で自分の腕を強化していたのだ。

 

 そしてなんと、腹に人差し指を当ててきた。

 

ダーク「こんなことも出来る」

 

真「ぐわぁぁっ!ぐ、ぐあぁっ!」

 

 なんと、人差し指を腹に刺してきた。

 

ダーク「更に」

 

 そしてダークは指を抜いたかと思うとなんと、

 

 ざくっ

 

 急にダークの手から霊力で作られた剣が出現し、俺は串刺しにされた。

 

真「あぁぁぁ!がはっ!」

 

 そしてダークが剣を抜いた瞬間、俺は力なく倒れる。

 

ダーク「後天性の半妖だとしても所詮は人間。この俺には勝てない」

 

 くそっ、また俺は負けるのか?

 

 そんなの

 

真「絶対に嫌だぁぁぁっ!」

 

 そして俺は立ち上がる。

 

ダーク「まだくたばってなかったのかくたばり損ないめ」

 

 そしてダークは斬りかかってくる。

 

 しかし俺は一つ一つ着実に受け止める。

 

 そして手を強化して、その手で剣を受け止めた。

 

 するとダークは驚きの表情になった。

 

真「お返しだ!」

 

 そして俺は刀を腹に刺す。

 

ダーク「ぐあぁぁっ!く、調子に乗んなよ!」

 

 そしてダークはなんと、刀の刃を手で握り、強引に引き抜いた。

 

ダーク「俺の刃を受けるが良い。邪剣《ブラック・ソード》っ!」

 

 そしてダークの手に真っ黒な剣が出現した。

 

ダーク「ふふふ、我が刃は血に飢えている…あはは!貴様はこのブラック・ソードの錆となるがよい!」

 

 そして俺も刀に霊力を送り強化する。

 

真「さぁ、勝負だダーク。どちらの刃が強いか」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

sideこいし

 

 す、すごい。

 

 私たちじゃ着いていけないレベルの戦い。

 

 皆も同じ気持ちなのだろうか?誰一人として声を発せずに居た。

 

 この1週間と言う短い期間で私達のレベルを大きく超え、ダークと渡り合うレベルにまで登り詰めてしまった。

 

 なんだか置いていかれた気分

 

 そんな事を考えていると、真が剣で刺されてしまった。

 

 貫通している。普通なら即死のレベル

 

 真が死ぬわけない。必ず立ち上がって…

 

 そしたらなんと、私の…いや、皆の期待に応えるように立ち上がってくれた。

 

真「お返しだ!」

 

 そして、真の刀がダークを貫通した。

 

 やった!

 

 私は勝ったか?と、思った。だけどそんな考えは甘かった。

 

 なんと、素手でダークは刀の刃の部分を握って強引に引き抜いた。

 

 そして手に剣を作り出した。

 

 う…そ…、でも真なら負けない!そう、私は信じてる!

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

ダーク「諦めが悪くこの俺をここまで追い詰めたのは誉めてやろう」

 

真「なぁ、ブーメランって知ってるか?」

 

 と、俺は呆れ顔で言った。

 

ダーク「この世界の平和のため、海藤 真、君には最初の犠牲者となってもらう!」

 

 そうはさせるか!

 

 そして俺達は斬りかかっては受け止め、斬りかかっては受け止めを繰り返し、お互いに体力の限界が近づいてきた。

 

ダーク「これで…終わらせる…はぁ…はぁ…」

 

真「そ、それは…こっちの台詞だ…はぁ…はぁ…」

 

 お互いに息切れしてきて、霊力を使う技は恐らく後一回しか使えない。

 

ダーク「はあぁぁぁぁっ!」

 

真「うおぉぉぉぉっ!」

 

 そしてクロスする。

 

 そしてお互いに向き合う。

 

 勝ったのは?

 

真「ぐっ、」

 

ダーク「ぐはぁ…」

 

 俺はなんとか踏みとどまったが、ダークは倒れた。

 

真「か、勝った…」

 

皆「や、やったぁ!」

 

 その時

 

「調子に乗るのもここまでだ」

 

 そしてダークが現れたときと同じように落雷し、その中から一人の男が出てくる。

 

 その男とは…

 

全員「ダーラ!」




 はい!第84話終了

 次回は真対ダーラです!

 ではでは!

 さようなら

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