今回はダーク対幻想郷メンバーの話です!
それではどうぞ!
side霊夢
一週間後
魔理沙「霊夢!」
霊夢「何よ魔理沙」
魔理沙「今日で丁度一週間だよな?」
霊夢「そうだけど」
魔理沙「何でそんなに落ち着いてんだよ」
そう、私は今すごく落ち着いている。
なぜかって?
こいつが私以上に慌ててるからよ。
現実に自分より感情が高まっている人が居ると逆に冷静になれるのね。今、身を持って分かったわ。
でも落ち着いたところであいつらが来ることは変わらない。なんとかしないと、博麗の巫女として。
その時
ゴロゴロゴロ
空が急に荒れてきた。
そして落雷する。
霊夢「来たわ」
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紅魔館
レミリア(招かれざる客が来たようね)
レミリア「咲夜」
咲夜「何でございましょうか?お嬢様」
レミリア「咲夜、今日は博麗の巫女の手伝いをしなさい」
咲夜「はい。お嬢様」
レミリア「それと、鈴音と音恩はすでに行ってるはずだから合流して一緒に行動しなさい」
咲夜「はい。では早速行って参ります」
そうして咲夜は消える。
レミリア「ふふっ、私達に喧嘩を売るなんてバカのすることね」
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地霊殿
さとり「来たわね。こいし!行くわよ」
こいし「あんな奴は私達がこらしめてやる!」
龍生「よっしゃ。最終決戦へと向かいますか!」
そして龍生達は地上に向かった。
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白玉楼
妖夢「幽々子様。私、これから向かいたい所があるんですが」
幽々子「ならば向かいなさい?まぁ、行き先は分かってるけども」
妖夢「ありがとうございます!では!行って参ります!」
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???
「来たか…今日が運命の分かれ道に成りそうだな」
そして男は黒いフードを被る。
「木刀…修行に付き合ってくれてありがとう」
そして木刀を地面に突き刺す。
「ダーク…ダーラ、今日がお前らとの決着の日だ」
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人里
上空を覆う真っ黒な雲。そして電気が走っている。
そしてその雲から雷が落ちる。
そして雷の1つが大地に落ちてから太く広がる。
その中から人影が現れた。
「今日が人間の命日だ」
そしてその人影はダークだった。
霊夢「待ちなさい!ダーク!」
魔理沙「そうだぜ!人里に手出しはさせないんだぜ!」
と、霊夢と魔理沙が言うとダークは上空から地面に降りてきた。
ダーク「博麗の巫女か…そのダークと言うのは俺のことか?まぁ、良い。好きに呼ぶが良い」
そしてダークは握りこぶしを作り、顔の近くまで拳を上げて目を固く瞑って震えだした。
ダーク「君達は人間がどれだけの罪を犯したか分かるか?」
魔理沙「罪?」
そしたらダークは指を追って数を表現し始めた。
ダーク「ひとーつ。自分の固定概念で他の種族を傷つけた。ふたーつ。争いを止めぬ。どうして同種同士で殺し合いをするのか?みっつ。一方的な攻撃。つまりはイジメだ。これに関しては目も当てられない。人間は醜い…醜いが故に我らは人間をこの世から消すことにしたのだ!」
と、ダークは霊夢と魔理沙に熱く語った。
ダークらは人間は争いを止めぬ醜い種族だと判断したため消すことにしたのだと。
魔理沙「だけど人間には良いところもあるんだぜ!」
ダーク「どうだか…まぁ、君達に明日があるかも分からないがな」
そう言ってダークは両手を天に掲げる。
ダーク「神よ。奴等、愚かな人間共に天誅を下す!」
闇府《ダークボール》
そしたら空からでかい黒い玉が降ってきた。
霊夢「陰陽玉!」
そしたら霊夢も同じくらいの大きさの陰陽玉を飛ばして相殺した。
その時、ものすごい衝撃波が辺りを包んだ。
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地霊殿組「あ、あれは!」
紅魔館組「あそこね」
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side霊夢
私の陰陽玉と奴の攻撃がぶつかったことによる衝撃波で体が飛ばされそうになる。
ダーク「やるね…だけど次は今のようにはならないよ?」
そしてダークは私達に手をつきだしてきた。
そしてその手は電気を帯び始めた。
その時
『まてー!』
と、3方向から声が聞こえてきた。
ダーク「なんだ?」
龍生「俺は世界の平和を守る男!異変解決ブルー!」
なぜか一人だけふざけている人物が居るようね。この状況分かってるのかしら?
龍生「え?誰ものってくれない感じ?寂しいな…」
ダーク「人間と、下等妖怪か…人間と下等妖怪がいくら集まったところで俺の敵じゃない」
そして一斉攻撃を開始した。
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ダーク「そんなんで攻撃したつもりか?」
と、ダークは砂ぼこりを払う。
鈴音「はぁぁぁっ!」
と、鈴音はダークに殴りかかる。
しかし鈴音の攻撃にびくりともしない。
ダーク「蚊でも止まったかな?」
と、鈴音を挑発する。
鈴音「あんたはその力どうなってるの?」
ダーク「ふっ、まだ分からぬか?これぞ神の力。君らとは格が違うのだ」
だいぶ攻撃し続けたせいで霊力が枯渇し始めた…
それは皆も同じみたいで息切れしている。
ダーク「はぁ、もう終わりか?」
ダークはまるでがっかりだと言う表情をしている。
魔理沙「ちくしょー!」
魔砲《ファイナルマスタースパーク》
そしてマスタースパークより強いマスタースパークを放ったが、ダークはびくりともしない。
霊夢「こうなったら」
《夢想天生》
そして半透明の状態になる。
霊夢「これであんたの攻撃は通じなゴフッ」
なぜか今は攻撃がつうじない筈がなんと、私にダークの拳が当たったのだ。
ダーク「これぞ神。この力を君達風に言うとしたら。【自分に影響がある能力を無効化出来る程度の能力】だ」
影響がある?
霊夢「そんなの勝てる分けないじゃない!」
ダーク「残念ながら海藤 真の様に俺の能力の判定に引っ掛からない能力もあるし、無効化同士ならそもそも発動しない。だが、真の様に身体へのダメージ軽減なら良いけど。ダメージ無効化はやり過ぎだったな。見事判定に引っ掛かったな」
と、ダークは腹を抱えて笑いだした。
ダーク「だが、おしまいだ」
そして攻撃をしようとダークがこちらに手を向けてきた。
皆は早くもあきらめムード
そして黒い弾幕が飛んできた。
やられる。と、思ったその時
「ダーク。お前らには勝手なことはさせない!」
目の前に黒いフードを着た男が現れて弾幕を破壊した。
ダーク「君か…」
そしてフードの男はフードを投げ捨てる。
皆「真!」
ダーク「君だって分かってる筈だ!外の世界での出来事を忘れたのか?」
真「いや、逆に記憶がないせいで鮮明に覚えている。だがな。俺はこの今の暮らしが好きだ。俺はこの世界が好きだ!だから守るんだ!」
ダーク「下らない」
真「それと…なんか分からないが、色々な人に危害を加えたそうだな。その借りを今ここで返す!」
そうして真はダークを睨んだ。
真が私達の最後の希望
真とダークの戦いが、今、始まろうとしていた。
はい!第83話終了
次回は真対ダークの話です!
そして幻想郷の運命はいかに!
ではでは!
さようなら