無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は真対魔獣です!

 それではどうぞ!


第82話 闇の心を持った真 ダーク真

side真

 

 俺は全力疾走で地霊殿に向かっていた。

 

 そして地霊殿に着くと、なんと、こいしが尻尾で凪ぎ払われそうになっていた。

 

 俺は咄嗟に【神成り】と叫び、刀になった紬を持って、魔獣の尻尾に刀を差し込み、無理矢理刀で尻尾を切り刻んだ。

 

 そしたら魔獣はグギャーと悲鳴を上げ、こいし達は目を見開いて固まってしまっていた。

 

 そして魔獣はその場で悶絶するが、少ししたら落ち着きを取り戻し、真新しい尻尾が生えて来た。

 

 ちっ、再生能力が高いのか。面倒だな。

 

真「ちっ、化け物め」

 

 そして俺は刀を構える。

 

 すると魔獣は俺が攻撃したことにより魔獣の攻撃の矛先が俺に向いた。

 

 そして魔獣はさっきのように尻尾じゃなく、前足で叩いて来た。

 

 そして俺は刀を突き立てて刺すが、尻尾のように柔らかくなく刺さらない。

 

 まるで頑丈な鱗があるみたいだ。

 

 でも俺の予測では足だけだと思う。

 

 尻尾は柔らかかったし胴体も…

 

 そんなことを考えていたら横から尻尾が迫ってきていて、俺は突き飛ばされて地霊殿の壁におもいっきりぶつかった。

 

 そして俺がぶつかったことによりあの強度な地霊殿の壁にもクレーターが出来た。

 

真「ぐあっ!」

 

 そして俺は力なくその場に座る。

 

『真!大丈夫?』

 

真「ああ、大丈夫だ。俺は頑丈だからな!」

 

 と、紬に言った。

 

 しかし、胴体を斬っても倒せる保証が無いため中々実行に移せない。

 

 でも、やるしか無いんだ…皆を守るために…

 

 そして俺は座っていた瓦礫から立ち上がり刀を逆手に持つ。

 

真「これで終わりにする!」

 

斬府《クロス一刀両断》

 

 そして俺は刀を逆手に持った状態で魔獣との距離を一気に詰める。

 

 そして魔獣も殺られまいと攻撃してくるが横にジャンプしたり飛んだりして交わした。

 

 そして俺は魔獣を斜めに斬り、丁度×(ばつ)になるように斬った。

 

 そして俺が刀を鞘に戻すと、魔獣はグギャーと悲鳴を上げながら切り口から胴体が別れて一パーツ一パーツ上から煙になって消えた。

 

真「流石【神成り】だ。無理矢理に刀を動かしてもちゃんと斬ることが出来る」

 

 そして俺は【神成り】を紬に戻す。

 

 その瞬間

 

さとり「さぁて、真。覚悟は良い?」

 

 さとりの顔は笑顔だったが、怖い。

 

 もしかして、もしかしなくとも俺の偽物のことを俺だと思って怒っていらっしゃるよね~

 

真「ま、待て!誤解だ!」

 

さとり「何が誤解よ!私の妹に手を出した罪は絶対に許さない!」

 

魔理沙「んまぁ、そうだな。現に私も真にやられたと証言する霊夢を見たからな」

 

 と、魔理沙が更なる追い討ちをかける。

 

さとり「こいし以外にも被害者が!」

 

 そうしてもう絶対に許さない!と言う目で睨んできた。

 

魔理沙「だけどな」

 

「そいつは犯人じゃ無いわ!」

 

 そして俺達が声のした方向を見るとそこには霊夢が居た。

 

霊夢「間に合って良かったわ」

 

真「あ!霊夢」

 

さとり「霊夢!でも!」

 

霊夢「でもじゃないわ。あんたの妹を攻撃したのはこいつの偽物よ!」

 

 霊夢が来てくれて助かった…

 

真「でも霊夢、ポリオンは?」

 

霊夢「ん?ポリオン?あんな奴は私達の敵じゃ無いわよ」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ポリオン「世界が回る…」

 

龍生「これだけやって意識があるとは、敵ながら感心するな」

 

音恩「まぁ、意識があっても弱ってるこいつくらいなら止めていられるから良いんだけど」

 

鈴音「霊夢はちゃんとさとり達に説明出来てるかしら?」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

真「良かった…」

 

魔理沙「そう言うことだ」

 

さとり「そうなの…だとしたら、そいつは何の目的に真の体を真似たんでしょうか?」

 

「この体は俺の実体だ。覚り妖怪」

 

 え?

 

 そうして俺達は声のした方向を見る。

 

 そこには件の奴が居た。

 

真?「ごきげんよう。海藤 真。人間の身でありながらよくぞここまで」

 

真「ふふふ、こう見えて血の過半数は妖怪なんだぜ?」

 

真?「海藤 真よ。よくもまぁ、皆の誤解をここまで解いた。そして魔獣を倒した。褒めて称えよう」

 

 と、言い。あいつは軽くパンパンパンと拍手する。

 

真?「だが、君たちじゃ今の我らの計画を潰すことは出来ない。俺に勝てない今の君たちじゃダーラに勝てない」

 

 確かに。

 

 最後にはダーラを倒さなきゃいけないんだ。

 

さとり「それはどうかしらね?私達の力をなめると火傷するわよ?」

 

真?「我々を甘く見るな下等妖怪。俺にとっては君らなど赤子同然」

 

恋府《マスタースパーク》

 

 そして魔理沙は奴が話している最中にマスパを放った。

 

 それってバトルものの変身中に攻撃すると言うタブーを犯している気がする。

 

魔理沙「へっ、私達を甘く見るからだ」

 

 しかし、煙が晴れて見えたのはあいつだった。

 

真?「何かしたか?小娘」

 

魔理沙「う、嘘だ…私のマスパが聞かないなんて」

 

真?「良いか?小娘。攻撃とはこうするんだ!」

 

 そして奴は消えた。

 

魔理沙「消えた?」

 

真「!?魔理沙!後ろだ!」

 

魔理沙「後ろ?あがっ!」

 

 俺の忠告も虚しく魔理沙は横腹に膝蹴りを入れられた。

 

真?「そんなものか…」

 

 と、好き勝手言って消えた。

 

真「魔理沙!」

 

 そして俺達はすぐに魔理沙を永遠亭に連れていった。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

永遠亭廊下

 

真「くそっ、何であいつはあそこまで強いんだ…ちからの差がありすぎる」

 

こいし「あんな奴は真じゃないよ。真の体を持った別人だよ」

 

 まぁ、実際にそうなんだけどな。

 

龍生「考えてみたんだが、あいつを真と呼ぶのも酷だし。あいつ呼びだと分かりにくいから名前を考えようぜ?」

 

霊夢「そんなのどうでも良いわ」

 

龍生「じゃあ。闇の心を持った真でダーク真。略してダークな」

 

 皆そんな気分じゃ無いって分かってくれよ。

 

 く、俺にもっと力があれば…

 

 一週間後。奴等の計画が始まる。

 

 だからその前に少しでも修行しないと

 

 そして皆に断り、山に籠って修行を始めた。




 はい!第82話終了

 次回は一週間後の話です!

 ではでは!

 さようなら

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