無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は真達視点がメインです!

 それではどうぞ!


第81話 音恩よ目を覚ませ!真よ。こいしたちを助けろ!

side真

 

 後は魔獣も残り一体

 

 どのような能力を持っているのだろうか?

 

ポリオン「ふふふ、最後の魔獣は手強いぞ?最後の魔獣は土の魔獣、()。地面に潜ることができ、更には防御力が高いのだよ」

 

 防御か…確かに厄介なステータスではある。

 

 相手が耐久している間にこちらは体力を消耗してしまうからな…

 

 俺だったらまず、耐久バカを相手にしようとはしない。

 

 それをさとり、こいし、まぁ、魔理沙は強いのは分かっているが、それでも心配だ。

 

紬「心配なのは分かるよ?こいしと真は恋人だから心配なんでしょ?」

 

龍生「記憶を失ってもまこっちゃんは心の奥底は変わらないと言う事だな?」

 

真「まこっちゃん言うな!それと真は『まこと』じゃなく『しん』って読むって言ってるだろ?」

 

 正直、助けに行きたくてうずうずしている。

 

 しかし、今行ったら確実にさとりに殺されるんだよな…

 

 さとりは心を読めるから大丈夫じゃないか?と思いたいが、さとりは以前「あまり人の心を読みたくないので制御出来るときはあまり読まないようにしてるので大丈夫ですよ?」と言っていた。

 

 と言うことはあの時のこいしを襲った俺の偽物の心を都合よく読んでいると限らない…

 

 畜生…あいつ、かなりのプレゼントを置いていきやがったな…

 

 そんなことを考えていると動きがあった。

 

 魔理沙がマスパを撃ったのだ。

 

 しかし、すぐさま土は地面に潜り回避する。

 

 流石の高火力のマスパでも当たらなきゃ意味がないからな。

 

 しかも以前魔理沙の友達のアリス?に聞いたんだが、魔力と魔力には色々な属性が存在する。

 

 そして当然のように属性同士で得意不得意がある。

 

 そして例外もある。魔理沙のマスパはその典型的な例だ。

 

 威力は高いが、色々な属性が入り交じって居るため弱点も多い。

 

 魔理沙のマスパの弱点は水、土、草とか生態系に関する物だったはず。

 

 それにより人工物を壊すことはあっても自然を壊すことがないと言う素晴らしいスペルだ。

 

 しかし、今回はそれが仇となった。

 

 地面に潜られてしまってはマスパ以外壊す程度の威力の攻撃を持っていない魔理沙達じゃ分が悪い。

 

 仮にマスパを撃っても土が苦手属性のため、貫通することは出来ないだろう。

 

 じゃあ、魔理沙達が倒すのは不可能に近い。

 

 俺が助けに行くべきなのだろうか?

 

 でも見えない壁が…

 

 しかも音恩も居るし、どうすれば…

 

音恩「貴様らのようなのでは我々の計画を潰すことは夢のまた夢だったという事だ。諦めろ」

 

 そんなことを言われたって諦められるか!

 

真「音恩!歯をくいしばれ!」

 

音恩「へ?」

 

 そう言って俺は音恩を殴る。

 

鈴音「音恩!」

 

音恩「貴様!何をする!」

 

真「分からない…他の何者の幻想郷の事すら分からない…だが、一つ音恩の事だけは分かるんだ。何をしたかどんな関わりかたをしていたかは分からないけど、だけど俺にとっての大切な友人だったことは分かる。だから闇落ちはやめろ!正気になれ!俺達の元へ帰ってこい!」

 

 俺の熱心な言葉を聞いて音恩は頭を抱えてうずくまる。

 

音恩「俺は…俺は…何が本当の俺なんだ?」

 

ポリオン「やめろ!音恩!そいつらの言葉に耳を貸すな!」

 

 音恩!ねん君!おん君!

 

 戻って来い!音恩!

 

音恩「俺は…し、ん…さん」

 

 そして音恩は立ち上がる。

 

ポリオン「お前は私達の仲間なのです!」

 

音恩「俺は…俺は…」

 

 と言ってポリオンの方を向く。

 

音恩「俺…いや、僕の名は南雲 音恩…真さん達の仲間(・・)南雲 音恩だ!」

 

 そしてパソコンを手に取る。

 

音恩「すみません。今までなぜか違う記憶が頭の中でぐるぐる回って…でももう大丈夫です!こいしさん達の助けに行ってください」

 

 そして龍生と鈴音も前に出る。

 

龍生「はぁ、まぁ、そう言うことだ」

 

鈴音「我が弟の記憶を修正してくれたお礼だよ?」

 

 ちょっと渇を入れてやっただけなんだがな。

 

 まぁ、皆の好意を素直に受けとりたいんだが、

 

真「この壁をどうやって突破する気だ?」

 

ポリオン「そうだ。俺のバリアを突破するのはふか…の…う…えぇ~っ!」

 

 なんとポリオンが言い終わる前に紬が壁に触れて破壊された。

 

紬「なんとも軟弱なバリアだ…これじゃちょっとした運動にすらならない」

 

 と、呆れた口調でポリオンに言う。

 

ポリオン「何を!私のバリアが軟弱だと?ふざけるな!」

 

 そう言うが俺は構わず歩く。

 

 そしてポリオンは俺達を追おうと着いてくる。

 

 そしたら龍生達が立ちふさがった。

 

龍生「お前の相手は」

 

鈴音「この」

 

音恩「僕達だ!」

 

 そして龍生、鈴音、音恩はポリオンとの戦いを始めた。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side音恩

 

 何で今まで忘れていたんだろう?

 

 あんなに楽しかった思い出を

 

 確かあの時の何者かに襲われて…あ!思い出した…

 

 こいつか…僕の記憶を奪ったのは…

 

 許さない…

 

音恩「ポリオン、貴様は絶対に許さない!」

 

 そして僕は臨戦態勢に入る。

 

 真さん…紬さん…こいしさんやさとりさん、魔理沙さんをよろしくお願いします。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

 俺は走るとにかく走る。

 

 目的地目指して。

 

 目的地は地霊殿

 

 ここからだと少々離れてるが飛べば問題ない。

 

 そして飛ぶ。

 

 紬も俺の後ろを飛んでくる。

 

 そして地底の入り口に着いた。

 

 あともう少しだ。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side魔理沙

 

 ちぇっ、ちょっとまずいな、これじゃやられることがなくとも勝つことも出来ない。

 

 勝たないとダメって言う予感がする。

 

 たぶん私がこの前使ったフローズンマスタースパーク、略して氷マスパは氷属性だから土にも多少なりとも影響を与えて倒せるだろうけど。

 

 あのあと全然使えなくなってしまった。単純に魔力不足なのか適してないのかは分からないけどあの時の私は私じゃないみたいだったからな。

 

 打つ手か無い。…

 

 その時

 

 尻尾を私達向けて振り回してきた。

 

 そして

 

こいし「きゃっ!?」

 

 こいしがつまずいて避けるのに遅れてしまった。

 

 私じゃもうどうにも…

 

 その時

 

「貫け【神成り】!」

 

 そうしてこいしの目の前に来ていた尻尾が急に木っ端微塵に…と言うかみじん切りになっていた。

 

「ふぅ、間に合って良かった。…良かった…無事で…」

 

全員「真っ!」




 はい!第81話終了

 えー、全壊、次回で魔獣編が終わると言ったな?あれは嘘だ。

 と言う事で次回まで続きます。

 それでは!

 さようなら

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