無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回はネタバレ全開のタイトルですが、今回は妹対魔獣の炎です!

 果たして妹紅は炎に勝つことが出来るのだろうか?

 それではどうぞ!


第79話 執行有余?新世代の神、異変の主犯登場

side真

 

 現在モニターには妹紅と魔獣が映っている。

 

 そして両者共ににらみ合い一切動こうとはしない。

 

 炎対炎。どちらが強いのだろうか?

 

ポリオン「さあ、あっけなく、無様に、地に突っ伏し、その身を焼かれ灰と化すがよい」

 

 俺も妹紅がどれだけ強いかは知っている。

 

 だがしかし魔獣の方の強さは未知数だ。大昔の幻想郷を壊滅寸前まで追い込んだ4体の魔獣の1体、かなり雷にも匹敵する強さとみえる。

 

妹紅「久しぶりだなぁ?魔獣。史上最悪の怪物と呼ばれた四大魔獣の一体さんよぉ?私も昔散々やられたからねぇ。ここでやり返すチャンスが来るとは思わなかったけど、それなら…本気で殺るよ?」

 

 妹紅がそういった瞬間、妹紅の後ろに炎の鳥が見えた気がした。

 

 ギャオー

 

 そうしてついに魔獣が動き出す。

 

 そして魔獣は妹紅に近づき尻尾で凪ぎ払う。

 

 そしたらそれは妹紅に直撃し竹林の大岩に背中を強打する。

 

妹紅「痛いね…今の攻撃、私等じゃなきゃ完全にあの世ルート直行だったよ…だけど残念、私とそこのバカは不死身何でねぇ」

 

輝夜「だれがバカよ!だれが!」

 

 

ポリオン「ほほう。あの二人は不死身なのですか…」

 

真「うーん…そうなの?」

 

龍生「おい、俺に聞くなよ!俺だって目が覚めたら病室でたいしてあそこの事情は詳しくないんだ!」

 

紬「確かに妹紅を昔見たことがあるような気がしたけどそう言うことだったんだ!」

 

 と、紬は一人で納得しているみたいだ。

 

真「まぁ、とりあえず勝てないにしろ負けは無くなった」

 

ポリオン「本当にそうかな?」

 

真「なに!」

 

 ポリオンは何やら意味深な事を言ってきた。

 

ポリオン「確かに彼女等は不死身だ。しかし唯一殺せる物がある」

 

真「そ、それは?」

 

ポリオン「心だよ」

 

龍生「まさか!」

 

紬「?」

 

 そう言うことか!

 

 幾ら不死身だからと言って死に値する攻撃を受け続けたらそりゃ精神も崩壊すると言うことか!

 

 龍生はそれに気がついたが紬はどういう意味かまだ分からなくて困惑している。

 

ポリオン「はぁ……不死身と言うのは(もろ)いものよ。不死身と言うのは体の崩壊は無いが痛みは感じるのだ。そのため精神攻撃にはとても脆い」

 

紬「どういう事?」

 

真「つまりだなぁ。不死身は絶対に死なないから死に値する攻撃を食らっても死なない。ここまで良い?」

 

紬「うん」

 

真「で、死なないからそのレベルの攻撃を食らっても死なないためずっと攻撃される。紬が不死身ならその攻撃を受け続けたらどう思う?」

 

紬「たぶん生きていくのが嫌になって発狂するね」

 

真「うん。まぁ、そんな感じなんだよあの二人は」

 

紬「そうだったんだ!」

 

 紬もようやくわかったか…事の重さが

 

 さすがの不死身でも攻撃を受けてもなんのダメージも無いと言う訳ではない。

 

 そのダメージが精神にまで影響を及ぼす…。俺たちには想像もつかないほど恐ろしい話だ。

 

妹紅「さすがのタフなお前でもそんなに動き続けていたら流石にへばってきたんじゃ無いか?」

 

 ぎゃ、ギャオー

 

 流石に魔獣の方も体力切れを起こしてきたみたいだ。

 

妹紅「今だ!」

 

 そして妹紅の周りから炎が吹き出しその炎が一斉に魔獣に向かっていった。

 

 そして当たった。

 

 かと思ったら、なんと、炎を吸収して体力が回復してしまった。

 

妹紅「ち、ここまでか…」

 

 そして魔獣が遅いかからうとした瞬間

 

 どす黒い弾幕が魔獣に直撃し一瞬で消えてしまった。

 

妹紅「誰だ!」

 

「こんな雑魚一匹ごときに苦戦をする奴など最早必要ない!」

 

 そうして空から一人の男がやって来た。

 

 その男は黒いコートを着てズボンのポケットに手を入れてネックレスをしている男だった。

 

「この俺の計画に不必要なのです」

 

 

 そしたらポリオンが震え始めた。

 

ポリオン「だ、ダーラ様!」

 

 だーら?

 

ダーラ「おい、ポリオン、そこのいる雑魚どもと一緒にこちらを見ているんだろ?こっちにもモニターと通信機器を渡してそちらと通信出来るようにしろ」

 

ポリオン「は!ただいま!」

 

 ポリオンがここまでなる相手って…まさか計画の元凶?

 

 そしてダーラの場所に通信端末が急に現れる。

 

ダーラ「えー、これを見ている諸君に継ぐ。私は新世界の神となるものだ」

 

 新時代?神?

 

ダーラ「この世界は腐っている。争い、憎み、殺し合う。誠に愚かな者よ。そのためこの私は世界を作り替えることに決めたのだ!」

 

 世界を作り替える?

 

龍生「無駄に壮大な話だな」

 

ダーラ「作り替える…それはつまり、こうやるんだ!」

 

 そしてダーラは竹林に先程放った弾幕を放つ。

 

ダーラ「こう言うことだ。まず見せしめに先程捕まえてきた人間を」

 

 そしてダーラが少し霊力を加えると

 

 ドカーン

 

 と、破裂した。

 

 すごい爆発だ。

 

 そして人間は木っ端微塵になった。

 

ダーラ「ふはははは!私の偉大なる力にひれ伏すが良い。そうだな…流石に今、この場で処刑しても良いのだが、それは流石に神として美しくない。死刑の囚人も死刑の前日に好きなものを食わせて貰えるらしいからな。だから有余を一週間与える。その間にやり残したことをするが良い。まぁ、魔獣が襲ってこないことを祈るんだな。魔獣は野放しにしておくことにした。さて、一週間後が楽しみだ。くれぐれも魔獣に全滅させられるなよ?」

 

 そう言ってダーラは消えてしまった。

 

 だ、ダーラの奴、なんの罪もない一般市民を…

 

真「許せない…あいつだけは絶対に!」

 

ポリオン「そんなことばっかり言ってて良いのか?お前らの仲間が現在魔獣と交戦中だと言うことを忘れるな」

 

 そして永遠亭を写していたモニターは消えた。

 

 一体は妖夢が倒し、もう一体はダーラが手を下したため、残りは紅魔館と地霊殿のみ、あと半分。

 

 果たして咲夜と魔理沙は魔獣に勝てるのだろうか?




 はい!第79話終了

 今回で異変の黒幕が登場しました。

 そして一週間の有余、その間に真たちは何をするのか?

 そして魔獣との決戦の行方は?

 そして皆の真に対する誤解は解けるのだろうか?

 そして音恩を正気に戻すことが出来るのだろうか?

 それでは!

 さようなら

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