無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回はネタバレ全開のタイトルです。

 それではどうぞ!


第77話 火・水・雷・土の魔獣。始動

side真

 

 人…柱?

 

真?「ねぇ?あなたはなぜ神の能力を持っておられるんですか?

 

 俺は少し前の事を思い出していた。

 

 紬の放った言葉『私はなにも食べなくても存在出来る』と言う言葉

 

 存在出来る。生きられるではなく、存在と紬は言ったのだ。

 

真?「まぁ、神力水はとっくの昔に争いによって封印されて今や手に入れる手段が無いんですけどね?」

 

 と、そこまで言われて確信が着いた。

 

 そして、もう一つ、思い出していた。

 

 紫の話『人柱を使って魔獣を封印した』と

 

 もしかして!

 

真「紬、もしかして。紫の言っていた…人柱…なのか?」

 

 そこまで言うと紬は、はぁ…とため息を着いた。

 

紬「バレちゃった…ね。そうだよ。すべては真の読み通り」

 

 紫が言っていたあの人柱

 

 その正体は紬だったのだ。

 

紬「私はあのとき、人柱になって神様となった。それと同時に手に入れた能力、それが【霊、魔、妖、神、すべての力を封じる程度の神の能力】だったの。そして私は刀を司る神様になった。これが真実。…ビックリした?」

 

 ああ、すごくビックリした。

 

 まさか紫の言っていた人柱が紬だったなんて

 

 それですべてが府に落ちた。

 

 存在出来ると言ったのは既に死んでいるから。そして魔獣を知っていることだってそうだ。以前に見たことがあるから。

 

真「そうだな。ビックリした」

 

紬「人柱なんかとは縁を切りたくなった?そうなら別に良いよ」

 

真「人柱って…それがどうしたってんだ?紬は紬だ。俺の相棒だ。そんな奴を嫌いになるわけが…無いだろ!」

 

 そして俺は岩から離れる。

 

真「おい。俺に似た奴。俺と勝負しろ!」

 

真2「勝負だぁ~?」

 

真「ああ」

 

 そして俺はあいつに勝負を申し込んだ。

 

真?「ああ、良いぞ?まぁ、良い。俺が勝ったらこの世界を本気で潰しにかかる」

 

 そして俺とあいつは臨戦態勢に入る。

 

真「【神成り】!」

 

 そして紬は刀になる

 

 そしてあいつを見ると武器を一切持っていない。

 

真「武器は持たないのか?」

 

真?「これが俺の戦闘スタイルなのでお気になさらず」

 

真「なら、遠慮なく!」

 

 そして俺は【神成り】で斬りかかる。

 

 そしたら俺は奴の手刀で刀を弾かれる。

 

 そして腹に激痛が走った。

 

 なぜなら、俺は奴に殴られたのだから。

 

真「ごふっ…」

 

 そして俺は地面に倒れた。

 

 畜生…畜生…

 

真?「よし、俺の勝ちだな…それじゃこの世界を!」

 

 その時、奴の通信端末がなった。

 

真?「なんすか?今良いところなんですよ?」

 

『つ…せい…んだ…ぐ…って来い』

 

真?「それは本当ですか?わかりました」

 

 そして奴は通信を切る。

 

真?「良かったですね?あなた達の寿命が一時間位延びましたよ?それでは」

 

 そして奴は最初と同じ物凄いスピードでどこかに行ってしまった。

 

真「あいつ…なにする気だ?」

 

 そして起き上がろうとするがあいつに殴られた場所が痛すぎてまともに起き上がれない。

 

紬「大丈夫?」

 

真「ああ、ありがとう」

 

 そして俺は紬の力も借りてなんとか立ち上がるとそこに龍生と妖夢と霊夢がやって来た。

 

龍生「おーい、大丈夫か?」

 

真「おい、これが大丈夫そうに見えるか?」

 

妖夢「どうしたんですか?そんなにぼろぼろになって」

 

霊夢「あいつにやられたのね」

 

 そう言うと龍生が

 

龍生「あいつ呼びだと分かりにくいから…闇の心を持った真…真・(シャドウ)ってどうだ?」

 

龍生以外「どうでも良い」

 

 しかしシャドウ。あいつ、何であのとき俺達を見逃したんだ?

 

 なんか嫌な予感がする。

 

 その時

 

 ギャオー!

 

 その声が幻想郷中に響き渡った。

 

 魔獣とは違う化け物の声

 

 そして、階段の下から一体の化け物が登ってきた。

 

 ギャオー!

 

紬「…こ、こいつは…!、(らい)!まさか、現代によみがえるなんて!」

 

 らい?魔獣の仲間だろうか?

 

紬「こいつは紫の言っていた4体の魔獣の一体。雷の(らい)。雷を操る魔獣」

 

 雷を?

 

 それってかなり強くないか?

 

紬「こいつが居るって事は(えん)(すい)()も居るかもしれない。用心しないと」

 

 どうやら紫の言っていた4体の魔獣も封印が解かれたみたいだ。

 

 しかし!それだとしたら厄介だな。

 

 俺は半妖だからすぐに傷は回復するけど霊夢は一応人間だからすぐには回復しない。

 

 どうしようか?

 

妖夢「ここは私に任せてください!」

 

真「妖…夢?」

 

妖夢「私だって足止め位なら出来ます!なんなら倒すことだって!」

 

 そうして妖夢は2本の刀を抜いた。

 

 妖夢はああ言ってくれてるし、ここはお言葉に甘えようかな?

 

真「ああ、頼んだ」

 

 そして俺達は妖夢にあとを任せて地上に向かった。

 

妖夢「はい!妖怪が鍛えた楼観剣に斬れぬものなど…

 

 

 あんまり無い!

 

 

 その頃

 

 

紅魔館

 

 ギャオー!

 

レミリア「なんなのよこいつ。攻撃が透き通るじゃないの?しかも弱点の流水まで使ってくるし…」

 

咲夜「お嬢様!ここは私に任せてください!」

 

 と、咲夜はナイフを構える。

 

咲夜「あなたに私の能力を理解することは不可能。あなたは何が起こったか分からないままやられるが良いわ!」

 

 

 

地霊殿

 

 ギャオー!

 

こいし「何?こいつ」

 

さとり「分からないわ」

 

こいし「うぅー。地面に潜るし泥を吐いてくるし最悪」

 

 その時

 

恋府《マスタースパーク》

 

 そして太いレーザーが現れる。

 

魔理沙「ちっ。かわされちまったか…」

 

 そして地面から魔獣が出てくる。

 

魔理沙「真の事を訪ねに来たが今は、お前を倒してやるぜ!」

 

 

 

永遠亭

 

 ギャオー!

 

妹紅「ったく。またあれか?500年前の悪夢再来ってか?」

 

輝夜「そのようね。今は一時休戦よ」

 

妹紅「不死身の私達にどれだけダメージを与えられるかな?」

 

 そして魔獣は炎を吐く。

 

妹紅「お?お前も炎使いか?面白いねぇ?私も炎の使い手なんだ?さぁて。私とお前、どちらの炎の方が強いかな?」

 

 

 

場面戻って真

 

 俺達は取り合えず人里の安全を確かめに来た。

 

 そしたら人里は平和その物だった。

 

 良かった。人里には被害が及んでない。

 

 このまま被害を出さずにこの件を終わらせれれば良いんだけど。

 

真「取り合えず地霊殿の安全の確認を」

 

霊夢「今、地霊殿に戻ったらさとりに殺されるわね」

 

 と、俺が提案しようとしたら霊夢がそう言ってきた。

 

霊夢「真、あんたちゃんとシャドウの話を聞いていたの?あいつ、私みたいにさとりの目の前でこいしに危害を、加えた見たいよ?その状態でさとりに見つかったらどうなると思う?」

 

 あ、それは殺されるな。

 

 霊夢の言葉の意味が漸く理解できた。

 

 シャドウの奴。とんでもない置き土産を置いていきやがった。

 

霊夢「まぁ、そうなると無難なのが紅魔館か、人里滞在。あと守ってくれそうなのが永遠亭って所かしらね?」

 

 紅魔館か永遠亭か…

 

真「そう言えば鈴音と魔理沙の行動だけ把握出来てないんだけど」

 

霊夢「鈴音はたぶん紅魔館。魔理沙は…出来るだけ接触を控えましょう。攻撃してくる可能性があるわ」

 

 と、そこまで言うと大体の事は想像着いた。

 

 恐らく大ケガを負っている霊夢を見た魔理沙は霊夢が俺にやられたと言ったことによって魔理沙は俺に大激怒したって感じだろうか?

 

霊夢「あ!そう言えば。ちょっと博麗神社に忘れ物したから取りに戻っても良い?」

 

真「ああ、良いけど」

 

 そして俺達は博麗神社に戻る。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side???

 

「これは…」

 

「ちっ、真を倒す目的であいつらを投入したのに、あの剣士に…」

 

シャドウ「俺が倒して来ましょうか?」

 

「いや、良い。ここはあいつに任せよう。あいつに…フフっ面白くなってきた」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

真「おーい。あったか?」

 

霊夢「あったわ。このお札を使おうかしらね?」

 

 そして霊夢は俺達の所に帰ろうと歩いてくる。

 

 その時

 

 どかーん

 

 大きい弾幕が神社に直撃し、神社が崩れて霊夢は瓦礫の下敷きになる。

 

真「霊夢!」

 

 そして俺は弾幕が向かってきた方向を見る。

 

「まず一人。この分なら余裕だな」

 

 あ、あいつは!

 

「残り3人もすぐ片付けてやるか」

 

 その人物はパソコンを片手に抱えている。

 

「まずは…そうだな。そこのボロボロになっている奴から片付けてやる」

 

真「音…恩」




 はい!第77話終了

 今回あの人が再登場しました。

 次回は真VS音恩。

 そして四人の戦士VS4体の魔獣です。

 それでは!

 さようなら

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