無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は、タイトル通りの話になります。

 それではどうぞ!


第73話 救世主

side真

 

 俺は今、全速力で博麗神社に戻っていた。

 

 しかし、かなり痛かったぞ…あれは

 

 妖怪の血が入ってなかったら俺はあの一撃で落ちてたな。

 

 いったいあいつはなんなんだ?何で急に現れた?

 

 そして漸く博麗神社が見えてきた。

 

 そして、博麗神社に着くとかなりの数の怪物が居た。

 

真「何だよ…これ」

 

霊夢「見たら分かるでしょ?ピンチよピンチ!きゃっ!」

 

 そして霊夢は吹っ飛ばされて木に思いっきりぶつかりその場で動けなくなる。

 

魔理沙「くそっ!これじゃキリがないんだぜ!がはっ」

 

 そして魔理沙までもが怪物に吹っ飛ばされて木に思いっきりぶつかる。

 

 しかし、魔理沙は立ち上がろうとするが倒れてしまった。

 

 周りを見ると、お燐とお空、さとりとこいし、鈴音までもが吹っ飛ばされて倒れていた。

 

真「くそーっ!」

 

 そして俺は刀を構えて立ち向かう。

 

 そして俺は刀を振りかざす。

 

 そうしたら以外にもあっさりと倒せてしまって拍子抜けした。

 

 向かって来た尻尾をジャンプで回避して斬る。

 

 体当たりしてきたやつは横に回避して横から蹴りを入れて倒れたら上から刀を刺す。

 

 以外にも動けている。

 

 体感では初めてなのに

 

『たぶん、真の努力の賜物(たまもの)だよ』

 

真「どう言うことだ?」

 

『前の真が頑張ったお陰で動き方は真の体が覚えているって事』

 

 そう言うことか。なら、戦える!

 

 その時、森の奥から龍生が出てきた。

 

龍生「吹っ飛ばされてしまったよ…」

 

 そして龍生も加勢してくれた。

 

真「龍生。センキュー!んじゃ、いっちょやってやるか!」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side???

 

「奴がこんなに早く帰ってくるとは予想外ですよ」

 

「まぁ、まて。作戦はこれからだ」

 

 そして男は不適な笑みを浮かべる。

 

「それでは本格的に潰しにかかるとするかな?」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

 俺達はだいぶ体力を削られて、そろそろ厳しくなっていた。

 

 このままじゃ、いずれやられてしまう。

 

 さすがに弱いとは言え、この数はきつかったか…

 

 そして俺は敗北を覚悟したその時

 

人府《現世斬》

 

開海《モーゼの奇跡》

 

 そしたら、人が二人空から降りてきてスペルカードを放った。

 

 そして、そのスペルカードによって一気に敵の数が減る。

 

 そして俺は誰が降りてきたのかを確認するためにそちらを見ると

 

 そこには銀髪の剣士と青白巫女が居た。

 

早苗「救世主。参 上

 

 と、青白巫女は決めポーズを決めてそう言う。

 

 そしたら銀髪の剣士は

 

妖夢「えーっ、それ自分で言うんですか?ちょっとダサいですよ」

 

 と、少し引きぎみに言った。

 

早苗「まぁ、まぁ、良いじゃないですか!それよりも、刀から斬撃を飛ばすのはかっこいいですね!」

 

妖夢「あ、ありがとう」

 

 なんか二人で会話を初めてしまった。

 

早苗「真さん!ただいま助けに入りましたよ!」

 

 と、早苗はいきなりこっちを向いて仕切り直した。

 

妖夢「全く…もう…最初っからそうやって真面目に行動していれば良いんですよ…あ!どうも真。久しぶりです!最近は来てないですが、どうしたんですか?」

 

 ん?もしかして、この子が俺の師匠の魂…魂…

 

真「あれ?誰だっけ?」

 

「「ひどい!」」

 

 そうしたら二人声をあわせて言った。

 

 何?練習でもしていたの?

 

妖夢「ひどいですよ!いくら私が存在感が薄いからって、その仕打ちは無いですよ!」

 

早苗「まさか…知り合いに誰だっけ?って言われる日が来ようとは…幻想郷は常識にとらわれては行けないんですね!」

 

 なんか、銀髪の剣士の反応はわかる。わかるけど、青白巫女の反応がよくわからん!なんかもう…関わっては行けない人に思えてしまった…

 

妖夢「も、もしかして、本当に覚えていないんですか?」

 

真「残念ながら…俺は記憶喪失なんだ…」

 

「「えぇ~っ!」」

 

真「お前ら本当仲良いなっ!」

 

 俺はあまりに二人の息が合っていたもので、ついつっこんでしまった。

 

 そしたら二人はおろおろとし始めた。

 

妖夢「ししし、真?もしかして、私と一緒に修行した日々も?」

 

真「ああ、分からない」

 

 そしたら妖夢はあまりのショックに膝をついて倒れ込んでしまった。

 

早苗「私と結婚の約束をしたことも?」

 

真「しねーよ!第1、俺には彼女が居るんだぞ!もしそれが本当だとしたら、俺は浮気をしていたって事になるじゃねーか!俺、サイテーだな!」

 

妖夢「最低ですね」

 

龍生「最低だな」

 

早苗「サイテーですねっ!」

 

『さいてい……』

 

 えぇーっ!

 

 何でそんな言われんの?

 

 確かに俺としては昔の俺が分からなかったから少し不安になってきたのは事実だけど

 

真「銀髪剣士さん!それは無いと思いますよ?龍生は何で親友を信じねーんだ!青白巫女さんに至っては楽しんでるだろ!紬はその声のトーン怖いです…がちで引かないで下さい!」

 

 そして青白巫女と仲良くするのはやめようと心に誓った。

 

妖夢「では、再度自己紹介を、私は魂魄 妖夢」

 

早苗「私は東風谷 早苗です」

 

真「改めてよろしく妖夢。ただし早苗、お前とはよろしくしたくない」

 

早苗「ひどいですよ!」

 

 そして早苗は瞬時につっこんできた。

 

 その時

 

真「あれ?なんかあれ光ってないか?」

 

 そして俺は空間にできた大きな穴を指差して言った。

 

早苗「あれって?」

 

 そしたら霊夢が起き上がって来た。

 

 少し巫女服が破けているため目のやり場に困る。

 

真「霊夢はあれが何か分かるか?」

 

 そう言って霊夢に問うと、霊夢はすごく驚いた様子でこう言った。

 

霊夢「博麗大結界の穴が…光ってる!何で…」

 

 その時、何もない空間から俺達の目の前に金髪の女性が現れた。

 

 その女性は上半身しか見えていない。

 

真「うわっ!」

 

紫「あら。もう皆いたのね。手間が省けるわ。私は眠くて眠くて…」

 

 そしていかにも眠そうな金髪の女性は霊夢の方を見てこう言った。

 

紫「霊夢。異変よ」

 

霊夢「分かってるわよ。今すぐ解決しに行くわよ」

 

紫「いえ、もう、この幻想郷はおしまいよ」

 

 と、金髪の女性は幻想郷の終わりを告げた。

 

霊夢「何でよ。さっきの奴等は単体では弱いじゃない」

 

紫「さっきの奴等はざこよ。したっぱよ。本当に恐ろしい奴等がまだ出てないわ」

 

 と、金髪の女性は深刻な声色で言った。

 

 すると霊夢も鋭い目付きになってこう言った。

 

霊夢「過去に、何かあったの?紫がそこまで怯える相手って…」

 

 霊夢は過去の幻想郷で何かあったと推測し、霊夢に紫と呼ばれている女性に聞いた。

 

紫「そうねぇ…なら、私の分からないところはそこの神様に話してもらいましょうか?」

 

 と、俺の刀を鋭い目付きで見ながら言った。

 

 何でそこで紬が出てくんだよ。

 

『分かった。元に戻して』

 

 どうやら早苗だけが状況を飲み込めていないようだ。

 

真「分かった…紬」

 

 そしたら刀は紬に戻った。

 

 すると早苗は「えぇーっ!」っと驚いているようだ。早苗だけには言っていなかったみたいだな。

 

紬「良いよ。話して」

 

紫「そうねぇ。あれは500年前の事

 

 幻想郷が出来て間もない頃の話




 はい!第73話終了

 次回は幻想郷の過去の話になります。

 それでは!

 さようなら

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