諏訪子VS妖夢
そして
今回は以前の伏線の奴が少し進みます。
それではどうぞ!
side真
『それでは第一試合、博霊チーム魂魄 妖夢対守矢神社チーム洩矢 諏訪子。開始!』
そして開始の合図が告げられた。
そしてその瞬間、二人とも動き出す。
妖夢は白楼剣と楼観剣を鞘から抜く。
諏訪子?は何も武器を持っていない。
と言うことは霊夢とかみたいに弾幕が武器なのだろうか?
そして妖夢は楼観剣を構えて、いつものこの一言
妖夢「妖怪が鍛えたこの楼観剣に斬れぬものなどあんまり無い!」
そして諏訪子に斬りかかる。しかしすべてをかわされる。
紬「妖夢?だっけ?あの子、筋は良いんだけど単純なんだよね」
と、紬が言い出した。
単純?
真「と、言うと?」
紬「言われた通りに行動しているだけみたいな。あれじゃ臨機応変に戦うことなんて出来ないよ。まるで師匠に最後まで教えてもらえてない半人前だよ」
そうなのか?
そう言えば妖夢の師匠って誰だっけ?もしかしたら、途中でどこかに行ってしまったのか?いつも庭で素振りをしているけど、それって妖夢が師匠に教えてもらったことを忠実に行っているだけなのか?
紬「まぁ、真の場合は筋が良かったからすぐにアレンジ技を習得出来たけど、普通は何ヵ月かかかるんだよ?すごいんだよ?」
へー。そりゃすげーや。
まぁ、紬の教え方が良かったのもあるけど
紬「あれだと、すぐに見極められてかわされてしまうよ」
そして紬の言う通り、フィールドでは一切の妖夢の攻撃が諏訪子に当たっていない。
あのままじゃ、勝ち目など無いに等しい。
妖夢「何で当たらない!」
人府《現世斬》
そして剣で作った霊力斬を放つがことごとくかわされてしまう。
諏訪子「がっかりだよ。博霊チームと言うからどんな強い人が相手になるのかと思えば半人前が出てくるなんて」
妖夢「…」
諏訪子「この一撃で終わらせてあげるよ」
開宴《二拝二拍一拝》
そして妖夢に弾幕が襲う。
色の違うレーザーを左右交互に放った後に二回弾幕を弾けさせて飛ばし、最後にレーザーを左右交互に放っている。
そして妖夢に当り爆発を起こす。
フィールドの妖夢の辺りは煙に覆われている。
そして次に煙が晴れて見えたのは妖夢が倒れている姿だった。
そりゃそうだ。確かに妖夢は強い。しかし、相手は神様だからな。しかも紬が言うには妖夢は実践経験が少ないらしい。妖夢はここから一人だと伸び悩んでしまうかも知れない。
『それでは第一試合の勝者は!守矢神社チーム洩矢 諏訪子!』
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妖夢「すみません。霊夢、魔理沙」
と、試合が終わってすぐに霊夢の元にかけ寄ってきた。
霊夢「別に大丈夫よ」
魔理沙「ああ、私が霊夢に繋いでやるぜ!」
と、魔理沙は張り切っているみたいだ。
そして俺は後ろの方でフィールドを見渡す。
その時
ガツン
と、俺の頭を思いっきり殴られた。
俺は静かに意識を失い、その場に倒れる。
最後に見たのは
知らない男二人が俺を抱えて話しているところだった。
「計画の第一段階はクリアだ」
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side紬
第一試合は相手チームの圧勝。
そして真は後ろに行ってくると言ったまま帰ってこない。嫌な予感がする。
そして私も行ってみた。
しかし、そこには真は居なかった。
紬「真…どこに行ったの?」
あ、そうだ。
確か真もこいしと同じ無意識を使えたんだっけ?
意識があるうちは分かるはず
こいしに聞いてみれば何かが分かるかも知れない。
紬「と言うわけで、真の場所を探れない?」
こいし「うーん…さっきまでは分かったんだけど、急に途絶えたんだよね」
これはまた怪しい。
何が怪しいかって?
真に至ってはありえないと思うけど、あり得るとしたら不意討ちを食らって気を失うとかあり得そうだね。
紬「ちょっと行ってくる」
そして私はそう言って飛び立つ。
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side音恩
そろそろ第二試合が始まる。
第二試合は魔理沙さんの出番だ。
魔理沙さんなら負けるのはありえないと思う。
そう言えば、途中で真さんの生気ががっつり減ったんだけどどうしたんだろう?
あり得るとしたら不意討ちを食らってダメージを負ったとかだな。
『それでは第二試合の選手を紹介していきたいと思います。まずは博霊チーム普通の魔法使い霧雨 魔理沙!対するは守矢神社チーム第二の神八坂 神奈子!』
そして魔理沙は堂々と控え室から出てくる。
『それでは第二試合博霊チーム霧雨 魔理沙対八坂 神奈子!開始!』
そして開始の合図が告げられる。
そして魔理沙は早速ミニ八卦炉を取り出す。
神奈子は御柱を持っている。
そして魔理沙は『いつもの』を放つ
恋府《マスタースパーク》
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side真
俺は目を覚ます。
真っ暗で何も見えない。ただ、無限に暗がりが続いているだけの空間
何も見えない。
その時、どこからともなく声が聞こえた。
「おや?お目覚めですか?」
その声は青年男性よりも少し高い感じの声だった。
確か…俺はあのとき…一発頭に入れられて、気を失って…
真「誘拐か?」
「まぁ、考えようによってはその考え方もあながち間違ってはありません」
真「じゃあ、俺をどうする気だ?」
俺は率直に答えを求めた。
「あなた、以外とせっかちですね?ですが、まぁ、良いでしょう。まず、あなたには
は?
真「お前、俺に何をする気だ?」
「まぁ、
そしてパチッと言う音と共に明かりがつく
そこは近未来チックな所にありそうな実験室だった。
背後にはどでかいモニターがある。
そして俺は目の前の光景を見て絶句する。
真「んな!」
俺と瓜二つの人間が機械の中で眠っていた。
「いやぁ…あなたのDNAは最高でしたよ。いくら研究しても研究したり無い。まるで、世界を侵略するためだけに作られたような遺伝子でした」
俺が…世界を…侵略!?
俺がそんなことするはずが無い!むしろそんな事はしたくない。
真「お前はなんだ?俺の遺伝子を使ってそこのを作ったのは分かった。なら、何をしようとしている!」
「私はただのしがない研究員ですよ。で、二つ目はまだ、何もしません。
まだ?
それって!
真「おい!そん…な…こと…し…たら…」
許さねーぞ!
そしてその言葉を言い終わる前に俺の意識を失ってしまった。
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sideこいし
あのとき、急に紬が真の居場所を聞いてきたけど何だったんだろう?
とりあえず大変なことが起きてそうなのは分かる。
真の能力も感じられなくなっちゃったし。
その次の瞬間
こいし「真!」
急に真の能力を感じた。
しかし、何かがおかしい。
なぜなら
至るところから真の能力を感じるのだから。
考えられるのは萃香みたいに霧になる能力を持っている事。だけど真の能力は【致命傷を受けない程度の能力】と【都合のいい状況を作り出す程度の能力】、【無意識を“少し”操れる程度の能力】だからそれは無いはず。
で、もうひとつ考えられるのはこの世界にいるけどこの世界に居ない、この世界のどこからでも行けるけど行けない場所に居ると言う事。
校舎の方が確率的には高い。
で、そうなると真は誘拐されて誘拐した人が作り出した隔離された空間に居るって言うこと。
結構まずい状況だよこれじゃ
先程紬が向かって行ったけど紬の実力も分からないし、正直不安
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side音恩
俺は今、試合を見ているが、それどころでは無かった。
なぜなら、真さんの生気がこの幻想郷全部で感じるのだから。
言うなればこの幻想郷が真さんと言っても良いくらいの物だ。
もしかして真さんは何かのトラブルに巻き込まれたんじゃ!
何か嫌な予感がする。
夢の…続き?
確かあの夢では俺達の側には真さんと早苗さんがたっていて、化け物側には人間が三人。高笑いしている研究員と黒いコートを着た人物、それに仮面を被った人物髪は黒だった。
こうしちゃ居られない!
早く霊夢さんに伝えて絶対に負けないように言わないと!
そして僕は霊夢さんの元に走り出した。
はい!第68話終了
次回は神奈子VS魔理沙
そして真の瓜二つの人物とは?
それでは
さようなら!