今回は真の修行と博麗神社争奪戦のメンバー決めです。
それではどうぞ!
side真
俺は人気が無い森に居た。
それで俺は近くにあった手頃な石を手にとって
投げる。
そして
シャキン
俺はその石を真っ二つに斬る。
真「これくらいなら簡単に斬れるな。しかし、スペルだな。問題は」
他の人は
霊府《夢想封印》や
恋府《マスタースパーク》
等の
だが俺のスペルは
《サンフラッシュ》や
聖光《シャインフラッシュ》、
正気《
等の補助系スペルは多いが、攻撃は
聖剣《対魔の剣》
位しか無い。
つまり、
【圧倒的火力不足】
と言う訳だ。
その火力不足を剣術で
椛戦で分かった。
剣士相手だと真っ向から剣で挑んでも勝ち目が無いと言う事を
真「どうしたら良いんだ?」
このままだと俺だけが足でまといだ。
新しいスペルを考えるか。
ちょっとまだ新品のカードが余ってるし、作ろうと思えば作れるんだが
スペルカードはカードに霊力、魔力、妖力を注ぎ込んで弾幕、または技のイメージを思い浮かべれば完成する。あとは名前をつけて完成。
真「よし、出来た」
そうこうしているうちに集合時間が近づいていた。
真「よし、向かうか」
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霊夢「あとは真だけね」
妖夢「で、まずはメンバーを選抜するんだよね?」
音恩「あ!真さんがこっちに向かって来てます」
魔理沙「真が来たら話し合いスタートだな」
俺が着くともうすでに皆、集まっていた。
真「すまん、少し遅れた」
霊夢「何やっていたのよ…まぁ…良いわ」
そして霊夢は賽銭箱の前に立って声を張り上げて言う。
霊夢「これから博麗神社争奪戦の作戦かいぎを始めるわ!まず、メンバーを選抜したいから戦う勇気のある人はなのって!まぁ、負けたらただじゃおかないけど」
こえーよ!何脅してんだよ!こんなんで手をあげるバカがどこに
魔理沙「私やるぜ!」
えぇぇっ!
ちょ!魔理沙さん!あの霊夢の目はガチですよ!少し怒られる程度じゃ済みませんよ!
霊夢「分かったわ。あと一人。私と魔理沙以外で」
あ、自分を入れてるのね
真「幻想郷生まれ組で良いんじゃ無いか?俺らは元々外来人な訳だし、お前らに手を貸すことは出来ないよ。大切なら自分の手で守れってことだ」
妖夢「…え!そそそ、そんな理不尽な理由で死にたくないよ!ただ、私は平和に暮らしたいだけだよ!」
過去に異変を起こした側についた人が今更何を言う。
霊夢「そうね、じゃあ妖夢で良いわね」
妖夢「え!ちょっと待ってよ!霊夢!」
少し可哀想になってきたな…まぁ、助けないけどね。
音恩「僕も異論ないですよ?」
妖夢「そんなバカな!」
この日はこれを決めただけで解散した。
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次の日
白玉楼
真「剣術を教えてください!妖夢さん!」
妖夢「えぇ!」
こうなったのには深い理由がありまして
俺が普通に修行していたら龍生に見つかってしまいまして…
それで龍生に剣術なら剣を扱う友人に習えば良いんじゃないかと言われたので、妖夢の所に来たわけだ。
妖夢「ま、まぁ、別に構いませんが、何で?」
真「妖夢さん…圧倒的火力不足です」
妖夢「え?」
真「なので剣術を教えてください!」
妖夢「あ、うん、火力不足を剣術で補おうと言うことね」
真「そう言うことです」
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シャキン
俺は今、そこら辺にあった手頃な岩を剣で斬っていた。
理由は、真の今の剣術を見たいからあそこら辺にある岩を敵に見立てて斬ってみてと言われたからである。
妖夢「うん。問題点が分かったよ」
真「ふぅ…で、どこが問題なんだ?」
妖夢「まず、構えがなっていない。あんな構えで力が入るわけ無いでしょ?」
構えか…根本的にダメだったのか…
まぁ、そりゃそうだよな。
初心者が剣を持ってるからな。
妖夢「持ち方はこうするんです。そして素振りをしてみてください」
そして俺は思いっきり剣を降り下ろす。
ビュン
風を斬る音がした。
持ち方を変えるだけでここまでなるのか。
妖夢「そうです。次は霊力を込めた攻撃が出来るようにしましょう。霊力の質を調べたいので霊力を放ってみて下さい」
真「ああ、分かった」
そして俺は軽く霊力を放つ。
俺が霊力を放った瞬間、周りの石がカタカタと震えだした。
妖夢「すごいですね。…ですが、これは霊力でも魔力でも妖力でもない感じがします」
真「ああ、たぶん俺が後天性半人半妖だからだと思う」
妖夢「えぇ!真って半人半妖なんですか?」
真「一応、妖怪の血は流れてる」
妖怪は反り返って驚いている。
まぁ、俺も最初聞いたとき驚いたからな。
ってか、あのとき人間としての血がかなり少なかったからほぼ妖怪の血なんだけどな。
妖怪の回復力で血を増やしたからな。
妖夢「ですが困りました…それをどちらか一つを出すように操れれば良いんですが」
真「まずそこからか…」
妖夢「はい。霊力と妖力の質は違うので使い方が
真「ちなみにどんな違いがあるんですか?」
妖夢「霊力は主に弾幕に使い、最もどこかに込めるのに向いています。一番扱い安いですね。妖力は弾幕や術、人間に害のある技を使うのに向いてます。まぁ、今の妖怪では一番最後のは使う人は少ないでしょう」
両方弾幕に向いているのか?なら弾幕を使ったスペルカードなんかを使ってみたいな。
妖夢「ちなみにどんなスペルカードが?」
真「補助三枚程度。武器召喚一枚。あとさっき一枚作ってきた」
妖夢「みょんに片寄ってますね」
真「みょん?」
妖夢「あ、すみません。噛みました」
俺は妖夢の剣術を見たことが無いがさぞかしすごいのだろう。
しかし、霊力と妖力を分けるか…
そうだ!
真「こんなか?」
妖夢「すごいです!こんなに早く分けられるなんて!」
俺が少し器用なだけなんだけれどもな。
少し、以前霊力を出していた感覚を思い出して出してみた。
妖夢「では、次は体にまとわりつかせて見ましょう。感覚的には防具ですね」
真「こんな感じか?」
俺は少しだけ腕に流し込む。
しかし、腕にたどり着いた霊力は一瞬にして消えてしまう。
やべえ。これは意外と難しい。
妖夢「うーん。どうしましょうか?まず、地獄の鬼に力で勝てるようになれば簡単なんですが」
真「死にます!」
妖夢「冗談ですよ」
冗談になってない冗談はやめろよ全く…
地獄の鬼に勝負を挑んだら指1本触れられずに一撃で骨が全部粉々になるレベルで壁に叩きつけられてお陀仏だ。命がいくつあっても
妖夢「単純に力不足ですね」
え?もしかして幻想郷の住人って…
妖夢「何を失礼なことを考えてるんですか!あなたの場合は霊力の扱いが慣れていないんです!それを直すには筋トレが一番有効なんです!」
ほんっとうにすみませんでした!
真「分かった。明日から毎日来て良いか?」
妖夢「はい。良いですよ」
真「ありがとう!」
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side妖夢
霊夢「はい!今日も始まりました!第二回博麗神社争奪戦作戦会議!」
魔理沙「よ!待ってたんだぜ!」
妖夢「私は嫌ですけどね」
こんなのに出たくないけど断ったら酷いことになりそうだから出ざる終えない。
って言うか、霊夢のノリがおかしいような気がするのは私だけではないはず。
魔理沙は…うん。いつも通りだね。
霊夢「所で音恩と真は?」
魔理沙「妖夢、向かえに行ったんだろ?何か知らないか?」
妖夢「音恩はめんどいと言っていました。真は分かりません」
真と約束したからあの事は絶対に言えない。
真に「俺は修行しておくよ。強くなりたいし。それと皆には内緒な、皆に強くなった俺を見せて驚かせたいし」って言われたから。
霊夢「ふーん、まぁ、いいわ。音恩には今度会ったら楽しみにしておいてって伝えておいて」
妖夢「わ、分かったよ」
少し音恩に同情の念を送る。
霊夢って怖いよね。
霊夢って魔理沙と同じくらいすぐに攻撃する所あるから。
霊夢「じゃあ先鋒から決めるわよ」
魔理沙「はい!」
霊夢「はい!じゃあ魔理沙さん!」
魔理沙「妖夢が良いと思います!」
やっぱり霊夢のノリ、おかしいと思う。
ってかなんで私!
霊夢「じゃあ異論は無いわね」
妖夢「あるよ!大有りだよ!」
霊夢「よし、じゃあ妖夢で決定ね」
妖夢「ねぇ?話を聞いて?何で無視するの?ねぇ何で?」
なんか強引に先鋒にされてしまった。
どうしてこうなった!
霊夢「次は中堅を決めるわよ!」
妖夢「はいはいはーい!」
霊夢「うるさいわよ妖夢」
しょぼん…
魔理沙「じゃあ!霊夢が大将で良いんじゃ無いか?元々霊夢と早苗の争いなんだし」
霊夢「そうね。そうしましょう」
なんか、私を無視して話し合いが進むんだけど
魔理沙「って言うか妖夢、お前何で案を出さないんだ?」
妖夢「あなたたちが私を無視するから案を出せないんです。今、あなた方を斬っても良いんですよ?この妖怪が鍛えたこの楼観剣に斬れるものなどあんまりない」
魔理沙「よよよ、妖夢!おおお、落ち着くんだぜ!」
まず、お前が落ち着け!
霊夢「そそそ、そうよ。私たちを斬っても美味しくないわよ」
妖夢「妖怪じゃないんだから食べないよ!」
霊夢「まぁ、妖夢いじりはこれくらいにして」
妖夢「言ったー!包み隠さず言ったー!」
霊夢「妖夢、本当にうるさいわよ!」
妖夢「ああー!この先色々と不安でしょうがないよ私は!」
そうして妖夢は霊夢と魔理沙にいじり倒されたのであった。
はい!第62話終了
はい!今回、妖夢の立ち位置が決まってメンバーも決まりました。
それでは!
さようなら