今回は霊夢と魔理沙の思い出の話です
それではどうぞ!
sede霊夢
私は物心がついた頃からこの博麗神社に居た。
そして、先代の博麗の巫女、つまり私のお母さんが異変を解決すると、すぐに博麗神社で宴会。
随分と騒がしい宴会だったが私はその雰囲気が大好きだった。
今ではもう、何回宴会をしたか忘れたくらい宴会をしている。
お母さんは優しくて強くて、いい人だった。
人間にたいしては勿論、害のない妖怪にたいしてもやさしい人だった。
そのため、どんどん妖怪がよってきた。
しかし、その頃はまだ参拝客が多かった。
そんなある日、急にお母さんは私たちの目の前から姿を消した。
理由は分からない。
死んでいるのか、生きているのかすらも
霊夢「どうして…お母さん…どうして!」
お母さんが居なくなって数日は部屋に引き込もって泣いていたのを覚えている。
そして、お母さんが居なくなってから妖怪も、参拝客も全然来なくなった。
そんなある日の事だった。
私はいつものように部屋で引きこもっていた。
そしたら急に外から声が聞こえた。
「へー!ここがかの有名な博麗神社か!噂とは違って
カチンと来た。
だって、私の思い出のこの神社をバカにされたんだもの。
私は部屋から飛び出し
霊夢「あんた!退治するわよ!」
そう言ってお札をちらつかせた。
「へへっ!俺は妖怪じゃないからお札なんて怖くもないんだぜ!」
霊夢「なら、物理で退治してやるわよ!」
「上等だぜ!」
そして私たちは数分、数時間と一日中拳を
そして、終わった頃には二人ともボロボロになっていた。
そして二人で仰向けに倒れ込んだ。
霊夢「はぁはぁ…ふふ、あんたやるじゃない」
「はぁはぁ…はは、お前もな!」
そして一緒に笑いあった。
そして、最初の出会いからは考えられないほど私たちの間には絆が芽生えていた。
霊夢「あんた、名前は何て言うのよ」
「へへっ、俺は霧雨 魔理沙!最近ここらに引っ越してきた普通の魔法使いだぜ」
霊夢「そもそも、魔法使いに普通とかあるのかしらね?私は博麗 霊夢よ」
魔理沙「今日は一緒に戦ってみてすっげー楽しかった」
魔理沙はスッゴく楽しそうな
霊夢「ええ、私もよ」
それから毎日私の所に魔理沙は来るようになった。
霊夢「あんた、なんでそんな男っぽい口調なのよ。あんた女でしょ?」
魔理沙「ああ、そうだが、女っぽい口調ってどうすれば良いんだ?」
そう来たか…
私からしてもこれと言った女っぽい口調と言うのが思い付かない。
でもまぁ、とりあえず
霊夢「まず、
魔理沙「そうか?私はそんなに変わらないと思うんだが?」
おおー!一人称を変えるだけでもこんなに変わるなんて!
霊夢「十分変わってるわよ!」
魔理沙「そ、そうか?」
そんな感じで毎日夕方までたわいもない話をしていた。
そんなある日、魔理沙の家に呼ばれた。
事前に地図をもらい、向かう。
霊夢「…まさか、こんな森のなかに住んでいたなんて」
そして、少し歩くと建物が見えてきた。
外装は、
そんなわけで、私の結論は
霊夢「ここは
そして通り過ぎようとしたとき声をかけられた。
魔理沙「よ!霊夢!こっちだ!」
霊夢「あんた!なんて所に住んでるのよ!」
よく見たら屋根にでっかく霧雨魔法店と書いた看板が設置されていた。
ん?魔法店?
霊夢「あんた、魔法店なんてやってたの?」
魔理沙「そうだぜ。だけどほとんど何でも屋だな」
そして中に入るときれいなんだが、物が
そして客はどれ一人として居ない。
霊夢「あんたんところも閑古鳥鳴いてるじゃない!」
魔理沙「バレたか…」
博麗神社は私と魔理沙を親友にしてくれた大切な神社。そんな神社を他人に渡すわけにはいかない。だから私はあの青白巫女の提案を拒否する。
そして、私のだけの力でお母さんが居た頃のように神社を賑やかにして見せる。
はい!第57話終了
今回はいつもよりかなり短くなってしまいました。
申し訳ございません
それでは
さようなら