無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回はまたまたコラボ!

 今回のコラボは、

 深緑 風龍さんのSubterranean Electron Worldです!

 はりきって書いていきますよ!

 それでは本編行きましょう!

 では!

 第53話スタート


第53話 幻影、絶望を操る男の娘    コラボ~Subterranean Electron World~

 ある晴れた昼下がり、

 

 俺は地霊殿の庭を歩いていた。

 

 なぜ一人かと言うと、

 

真「暇だから龍生付き合え!」

 

龍生「すまんな!俺はこの無くなった能力をどうやって補うか考えるので忙しいんだ!」

 

 確かに前回の異変で龍生の能力が無くなった。

 

 それは感情が、戻ってきたからである。

 

 そして、こいしは

 

こいし「えっと、今日は鈴音と、買い物に行く約束をしてるからごめんね」

 

真「ああ、分かった!」

 

 まぁこいしを縛り付ける事はしないし、買い物に行ってけっこう…

 

 だが、

 

真「や、やっぱり寂しいじゃ無いか!」

 

 他の人の所に行っても同じような答えが帰ってくるって分かってるから行かない。

 

 その時

 

 そんなことを考えながら歩いていると急に足元が緩くなり、沈み、視点が下がったような気がした。

 

真「は?」

 

 今完全に間抜けな声を出したと思う。

 

 これはなんだ?

 

 そうこれは

 

 落とし穴!

 

真「ふっか!ゆうに10m越えてるよ!俺じゃなきゃ死ぬよ!」

 

 そして、穴のそこに落ちた俺はよじ登った。

 

真「何とか出れた…こんなことをするのはあいつだけだな」

 

 そして遠巻きにその穴を見ていると、一人の人物が空から降ってきた。

 

「うわー!落ちる~」

 

 そしてそのまま落とし穴にダイレクトに落ちていった。

 

 ドシーンと、物凄い音がした。

 

 俺はその人物が無事かを確認するために穴に近づいていった。

 

真「お、おーい!大丈夫か?」

 

「は、はーい!大丈夫でーす!」

 

 俺は声が聞こえたことに安堵し、その穴のなかにロープを垂らした。

 

「ありがとうございます!」

 

 そして、登ってきたその人を見てかなり可愛い女の子だと思った。

 

 容姿は、アクアマリン色のサイドテール、水色の羽耳。侍のような格好をしている。緑と青のオッドアイ。両腰に剣4本、刀2本持ってる。

 

「何とか助かりました!」

 

真「所で君は?」

 

「あ、僕はラーク・バスター・ガルッチです!君は?」

 

真「俺は、海藤 真だ!よろしく!」

 

ガルッチ「はい!よろしくお願いします!」

 

 しかし何でガルッチは空から落ちてきたんだ?

 

 そしてその疑問をガルッチにぶつけてみた。

 

ガルッチ「実はですね、地面に突然穴が空いてしまって落ちたんです」

 

真「それはなんと言うか、運が悪かったな!」

 

 その時

 

 後ろからバサッと言うような物が入った袋が落ちるような音がした。

 

こいし「真が私の知らない女の子と親しくしてる…」

 

 後ろを向くと、超絶誤解をしていそうなこいしが居た。

 

 その横には今買ってきたであろう物が入った袋があった。

 

ガルッチ「こいし?でも違う…こいしは僕の事を知らなさそうだ…となるとここは別世界!」

 

 隣でぶつぶつとガルッチが別世界だとかなんとか言っている。

 

 と言うか、もしかしてガルッチって別世界から来たのか!

 

 その別世界にこいしが居るって感じか?

 

ガルッチ「心配しないで!僕は男だから!」

 

真・こ「は?(へ?)」

 

 俺たちは声が被った。

 

 その見た目で男?そんな風には見えないんだけど!

 

 その見た目なら誰だって間違えるだろ!

 

ガルッチ「よく僕って間違えられるんだよね…」

 

 男として見られたいならまず見た目をどうにかするべきだ。

 

 とりあえずここはあの人に頼むしか無い!

 

真「紫ー!」

 

 そしたら急に目の前に紫が現れた。

 

 もう慣れたため反応が薄かった。

 

紫「もう少し驚いて欲しかったわ!」

 

真「それより、ガルッチを元の世界に返してやってくれ!」

 

紫「無理よ!」

 

 なぜだか無理らしい。

 

真「何でだ?」

 

紫「正確には帰せるけど、帰したくない!と言う事よ!」

 

真「?」

 

紫「あなたたちと一緒にさせると面白そうだと思ったから」

 

 …?

 

 このBB…紫お姉さんはそれだけの動機でこの世界に連れてきたのか?

 

真「とりあえず今日1日頼むって事?」

 

紫「そういうこと!それじゃね!」

 

 そうして紫はスキマに入って消えていった。

 

真「あのBB…あの人は何を考えてるのか分からん!」

 

 その時

 

龍生「お!あの紫婆さんが来てたのか!」

 

 そうして屋敷の4階位から龍生が飛び降りてきた。

 

 そうしてそのまま、真下にスキマが出現して龍生が飲み込まれる。

 

 そして数秒したら龍生がかなり高いところからボロボロで出てきた。

 

真「何て命知らずな…」

 

 危なかった…BBって言ったときものすごい殺気を感じた。

 

 後ろからまるで獲物を睨むチーターのようだった。

 

龍生「ん?その人は誰だ?」

 

ガルッチ「あ、僕はラーク・バスター・ガルッチです!」

 

龍生「俺は刻雨 龍生だ!よろしく!」

 

 それより今はこいつに聞かなくてはいけないことがある。

 

真「あそこの落とし穴掘ったのお前だよな?」

 

龍生「ちが

真「お前だよな?」ニコッ

 

 そしたら龍生は渋々コクりとうなずいた。

 

真「よし!ガルッチ!こいつ殺るぞ!」

 

ガルッチ「なんだかわからないけど分かった!」

 

 そしたら急に足が沈んでいく感覚に襲われた。

 

 そう!なぜ沈んでるのかと言うと

 

龍生「『《落とし穴》』」

 

 龍生の能力で俺の足下に落とし穴を出現させた。

 

ガルッチ「し、真?」

 

 ガルッチは振り返ったら真が居なかったため驚いている。

 

ガルッチ「…!龍生を倒せば分かる!」

 

 なんかガルッチは一人で悩み一人で解決したようだ。

 

ガルッチ「行くよ!」

 

 そうしてガルッチは龍生に突っ込んで行った。

 

龍生「何でこんなことに!『《落とし穴》』」

 

 そうしてガルッチの足下に落とし穴が生成された。

 

 しかしガルッチは落ちなかった。

 

龍生「なぜ落ちない!」

 

ガルッチ「僕だってだてに鍛えてる訳じゃ無いからね」

 

龍生「じゃあ新しく考えたこのスペルで行くか『空気の穴《真空の場所(エアースペース)》』」

 

 その瞬間、ある一点だけが空気が無くなって行った。

 

 空気が無くなる=真空と言うことだ。

 

龍生「このスペルは空間に穴を開けると言う恐ろしいスペルだ!空気が無くなり息を吸うことも出来なくなる」

 

 俺が穴から出てきたら、真空状態でガルッチが苦しんでいた。

 

真「ヤバイ!」

 

 なんちゅうスペルを使ってんだあのバカは!

 

 ガルッチが死ぬって!

 

 そしたらガルッチは手で弾幕を作り出し、龍生に投げた。

 

龍生「っ!しまっ!」

 

 とっさの事に龍生は反応できず、龍生に当たり、思わず龍生はスペルを解除した。

 

龍生「何なんだよ!いったい!」

 

 そして俺は龍生に近づいていき思いっきり殴った。

 

真「こんのバカが!殺す気か!」

 

龍生「す、すまん!」

 

真「それと、何で落とし穴をあんなところに設置した!」

 

龍生「どっかのアホがかからないかな?と」

 

 ほう…それは俺に喧嘩を売っていると言う事で良いんだよな?

 

 そして剣を取り出して斬りつける。

 

龍生「あぶね!」

 

 龍生はすべてかわしながらものすごいスピードで逃げていった。

 

ガルッチ「それよりこいしが放置されてて寂しいみたいだよ!」

 

真「あ、ああ!こいしごめん!」

 

ガルッチ「真は彼氏なんでしょ!」

 

 ん?そうだな…って!

 

真「なぜその事を!」

 

ガルッチ「まぁ一応僕は心眼持ってるからね!相手の心を読めるんだよ!」

 

 でも、こいしの心はさとりですら読めなかったのに…なぜ?

 

真「じゃあ立ち話もあれだし上がって!」

 

 そうして地霊殿の中に入って行った。

 

 

 

ガルッチ「そういえば、真の人としての気配が薄いけど何で?」

 

真「あ、それは半人半妖だからね!半分妖怪なんだ!」

 

 そう、俺はこいしの血を分けてもらい妖怪になった。

 

ガルッチ「そういえば真ってどんな能力を?」

 

真「俺は【致命傷を受けない程度の能力】と【都合が良い状況を作り出す程度の能力】だ!」

 

ガルッチ「強くね?」

 

真「そんなこと無いよ!」

 

 1つ目は蓄積したらやられるし、2つ目は最低限でしか出来ないし

 

真「ガルッチは?」

 

ガルッチ「僕は、【幻影、絶望を操る程度の能力】【相手の能力をコピーする能力】なとなど他にもあげるときりが無いからこの二つだけ覚えててくれれば良いよ!」

 

真「うん!俺より主人公らしい能力だよね?」

 

 幻影、絶望に関しては、相手に絶望を与えれるし、コピーに関しては規格外だよね?

 

 結論

   勝てない!

 

 龍生にこんなやつを仕向けようとしてたのかと思うとゾッとする。

 

ガルッチ「それでさ僕、真と弾幕ごっこをやってみたいんだけど!」

 

 そういえばそんな遊びもあったな!ここ最近は殺し合いばかりでまともに弾幕ごっこをやってなかったからな。

 

真「分かった!」

 

こいし「私もやるー!」

 

 突然こいしが私もやるって間に入ってきた。

 

真「そんじゃ外に行くか、入ってきたばかりだけど」

 

 

 

 俺達は乱闘形式でやることにした。

 

 ルールは

 

 三回被弾か、気絶で敗北

 

 スペカは無し(弾幕を放つとかじゃなかったらok…って当てはまるの俺のフラッシュだけじゃね?)

 

 能力の使用はあり

 

ガルッチ「それじゃ行くよ!」

 

 そう言ってガルッチは俺に手始めに10発ほど撃ってきた。

 

真「こんなもの!」

 

 そうして剣を手に取り

 

 一刀両断した。

 

こいし「次は私だね!」

 

 そうして広範囲に俺達二人を狙って撃ってきた。しかもホーミング製の。

 

真「ガルッチ!」

 

ガルッチ「分かった!」

 

 俺とガルッチはお互いに突っ込んで行ってギリギリで交わした。

 

 そうしたら弾幕は互いにぶつかり相殺された。

 

真「次はこっちだ!」

 

 そして二人に斬りかかる。

 

 二人は必死で逃げる。

 

 しかし

 

こいし「きゃ!」

 

 こいしに当たった。

 

真「安心しろ!峰打ちだ!」

 

ガルッチ「峰打ちでもかなり痛いよ!」

 

 そして今度は

 

ガルッチ「僕の番だ!」

 

 そう言って俺達二人に特大の弾幕を放ってきた。

 

真「オラァ!」

 

 俺はその弾幕を一刀両断したが、こいしは

 

こいし「きゃ!」

 

 反応が遅れて被弾してしまった。

 

 残りは俺とガルッチが三回、こいしが一回

 

こいし「反撃するよ!」

 

 その瞬間こいしが見えなくなった。

 

 そう、これはこいしの無意識である。

 

 しかし、それに気づくのが遅すぎた。

 

 俺達二人は、二つずつ弾幕に被弾してしまった。

 

真「やるな!」

 

ガルッチ「行くよ!」

 

 そしたらガルッチは俺達二人に弾幕を放ってきた。

 

 俺は咄嗟に無意識になって避けた。

 

 しかし

 

 こいしに被弾してしまった。

 

 まぁこいしはかなり近くに居たからね。

 

 俺は無意識で後ろに回り込んで、弾幕を放った。

 

ガルッチ「こんなもの!」

 

 しかし軽々と避けられてしまった。

 

ガルッチ「しかし、弾幕を撃てたんですね!」

 

真「そりゃまぁ」

 

ガルッチ「しかし最後です!」

 

 そしてガルッチは数百発弾幕を撃ってきた。

 

 俺は剣でどんどん斬っていく。

 

真「これで終わりだ!」

 

 そして最後の一個を斬った瞬間俺の手に弾幕の欠片が当たってしまった。

 

真「負けたか…」

 

ガルッチ「勝った!」

 

 そうして地霊殿の中に戻ってきた。

 

 

 

お燐「そろそろ夕食の時間ですよ!」

 

真「分かった!」

 

お燐「ん?そっちのお姉さんは?」

 

 たぶんガルッチの事を言っているのだろう。

 

ガルッチ「僕はラーク・バスター・ガルッチ!決して女ではない!男だ!」

 

お燐「お、お兄さんだったんですか?すみません!あたいは、火炎猫 燐です!」

 

 そしたらそこに

 

お空「うゆ?真、その人は?」

 

 お空もやって来た。

 

ガルッチ「僕はラーク・バスター・ガルッチです!男です!」

 

お空「私は、霊烏路 空!よろしく!」

 

 そして皆で向かった。

 

 

 

真「まだ全然出来てないような…」

 

さとり「ちょっと指を切っちゃって…ご飯はもうしばらく待ってて下さい!ってそこの人は?」

 

ガルッチ「僕はラーク・バスター・ガルッチ!よろしく!もしよかったら僕が作ってくるよ!」

 

 ガルッチは料理が出来るのだろうか?いやこう言うことを言う奴に限って料理下手と言うお約束が!

 

さとり「どう言うこと?」

 

真「紫の暇潰しで今日はここで過ごさせることになった!」

 

さとりそういうことね…でもあなた料理なんて出来るの?」

 

 さとりは察したのだろう、その証拠に今さとりは苦笑いを浮かべている。

 

ガルッチ「実は料理得意なんですよ!任せて下さい!」

 

 そう言って厨房に入って行った。

 

 

 

数分後

 

ガルッチ「出来ました!」

 

 俺は、料理下手的なオチかな?と思っていたが至って普通の料理が並べられていく。

 

龍生「死ぬところだった…」

 

真「おい!龍生!早く席につけ!」

 

 そして龍生が席についたところで

 

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

 

 全員でそう言って食べ始めた。

 

真「うまい!」

 

龍生「うまい!」

 

さとり「お、美味しいわね」

 

こいし「おいしい」

 

お燐「おいしいですね!」

 

お空「おいしい」

 

ガルッチ「それはよかった!」

 

 こんな感じで今日は終わりを告げた。

 

 

 

次の日

 

真「とうとうお別れだな!」

 

ガルッチ「ああ!楽しかったよ!」

 

 今俺達はガルッチのお見送りをしている。

 

龍生「また会えたらいいな!」

 

ガルッチ「ああ!」

 

 龍生が手を振り、ガルッチも振り返す。

 

さとり「さようなら!」

 

こいし「バイバイ!」

 

お燐「さようなら!」

 

お空「バイバイ!」

 

 そして皆の見送りの中

 

紫「準備良いわよ!」

 

ガルッチ「さようなら!」

 

 そうしてガルッチはスキマを通って帰っていった。

 

真「良い奴だったな」

 

 そして俺達は地霊殿に戻った。




 はい!第53話終了!

 今回もコラボ編でした!

 深緑 風龍さん!コラボありがとうございます!

 深緑 風龍さんのSubterranean Electron Worldもよろしくお願いします!※R18小説です

 それでは!

 今回はここまで!

 次回もよろしくお願いします!

 ではでは!

 さようなら!

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