無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回はついに来た!コラボ!

 と言うことで今回は

 恐竜ドラゴンさんの東方悪夢男とのコラボです!

 張り切って行きますよ!

 それでは本編行きましょう!

 では!

 第52話スタート


第4.5章 日常&コラボ
第52話 夢の中に存在する殺人鬼    コラボ~東方悪夢男~


 俺達は今、地底を散歩していた。

 

真「うーん暇だし、地上にでも行くか?」

 

こいし「うん!音恩君とかも居るしね!」

 

 その時

 

「あの、ここどこなんだ?」

 

 誰かに声をかけられた。

 

 その男は、火傷をしたかのような顔で、赤と緑の横縞セーターを着ていて、焦げ茶色の帽子を被ってて、右手に手製の鉤爪をはめていた。

 

真「ああ!ここは地底だ!」

 

「地底?」

 

こいし「幻想郷の地下だよ!」

 

 そう!ここは地底…なのだが、なぜか空がある!

 幻想郷の自然って不思議だなとつくづくと思う!しかも太陽まであるのだ!

 

「こんな青空が広がってるのに地下?」

 

真「不思議だよな…あ!そう言えば名乗ってなかったな!俺は、海藤 真だ!」

 

こいし「私は古明地 こいしだよー!」

 

「俺は、フレディ・クルーガーだ!」

 

 …フレディ・クルーガーどこかで…あ!

 

 その瞬間俺の脳内に危険信号が働きうしろに飛び退いた。

 

真「もしかしてお前は、外の世界で夢の中に現れて人を殺す殺人鬼か!」

 

フレディ「あ、今はそう言うのから足をあらっているからそんなに警戒しなくても大丈夫だ!」

 

真「なら良いけど」

 

 一瞬焦った。

 

 見たことは無いけど噂は聞いていた。

 町をその力で壊滅に追い込んだこともある殺人鬼だ。

 

こいし「殺人鬼?」

 

フレディ「しかし、これを知ってるって事はお前も外の世界出身か?」

 

真「まぁそうだな」

 

フレディ「でも、お前みたいな奴は聞いたことが無いから、たぶん違う幻想郷に飛ばされたんだろうな」

 

 違う幻想郷か、本当にあるのか?まぁ、あのすきま妖怪なら幻想郷の量産くらい軽々とやってのけるだろうけど。

 

真「ところで、能力ってあるのか?」

 

フレディ「俺は【夢を操る程度の能力】だ!二人は?」

 

こいし「私は【無意識を操る程度の能力】!」

 

真「俺は【致命傷を受けない程度の能力】と【都合の良い状況を作り出す程度の能力】だ!」

 

フレディ「なにそれ強い!」

 

 まぁ日常では使う機会なんて無いんだけどな…

 

真「夢を操るのは夢に入れるって事か?」

 

フレディ「まぁそうだ!」

 

真「なにそれすごい!」

 

 夢に入れるってすごくね?夢の内容も操作出来そうだし!

 

フレディ「ところで今は何をしていたんだ?」

 

真・こ「散歩」「デート」

 

 ファ!

 

 このさとり妖怪さんは一体何をおっしゃってるのか俺には理解出来ません!

 デート?え?散歩じゃなかったの?

 

フレディ「もしかして二人は付き合ってるのか?」

 

こいし「そうだよ!」

 

 そう言うことは初対面の人に軽々と言うもんじゃありません!

 

真「まぁ良い、紫!紫!」

 

 俺がそう呼ぶと、紫がすきまの中から出てきた。

 突然現れるのは慣れていないとかなり心臓に悪いんだぞ!そこを考慮してくれないのが紫クオリティ!

 

紫「何?真」

 

真「こいつを元の幻想郷に戻してやれないか?」

 

紫「無理よ!」

 

 そうバッサリと切り捨てられた。

 

真「何でだ?」

 

紫「実はね、最近すきまの調子が悪くて、私一人なら大丈夫だけど他の人を通すことなんて出来ないわ!まぁ、明日までにはなおってると思うわ!」

 

フレディ「つまりは今日は帰れないと…」

 

 うーん…ここの幻想郷にはフレディが居たと言う痕跡が無いから、突然誰かの家に放り込んでも混乱するだろうし…

 

こいし「今日は家で泊まってってよ!」

 

真「だな!それが良い」

 

フレディ「本当に良いのか?」

 

真・こ「当たり前だ(よ)!」

 

 そうして、地霊殿に戻ってきた。

 

真「こいしとフレディは俺の部屋で待っててくれ!」

 

 俺はそう言い放って、さとりの部屋に向かった。

 

真「さとり!居るか?」

 

さとり「真!どうしたんですか?」

 

真「一日だけ、フレディって言う男を泊まらせたいんだけど良いか?」

 

さとり「どうして?」

 

真「実は」

 

 俺は、事のあらましをすべて説明した。

 

 フレディーが別の幻想郷の住人であること。

 

 すきまの調子が悪くて今日は帰れないこと。

 

 等々を話した。

 

さとり「分かりました!そう言うことなら今日だけ!」

 

真「ありがとう!さとり!」

 

 そうして俺は勢いよく部屋を飛び出して、自室に向かった。

 

 

sedeこいし

 

フレディ「結構本があるな!」

 

 その時

 

龍生「おーい!真あそびに…」

 

フレディ「あ、お邪魔してるからな」

 

こいし「こ、この人怪しくないよ!」

 

龍・フ(こいつ!同じにおいがする!)

 

 だけど良かった!乱闘にならなくて、龍生の場合、怪しいと思った人はすべて攻撃するのが悪い癖だね。

 

龍生「俺は、刻雨 龍生だ!」

 

フレディ「俺は、フレディ・クルーガーだ!」

 

龍生「しかし、まこっちゃんはどこに行ったんだ?」

 

「まこっちゃん言うな!」

 

 その瞬間

 

 ものすごいスピードで扉が開き、ものすごいスピードで龍生がぶっ飛んだ。

 

フレディ「人間技じゃねーな!」

 

 その龍生を吹っ飛ばしたのは真だった。

 

 

sede真

 

真「あ、許可は取れたから、開き部屋に案内するよ!」

 

フレディ「わ、分かった!」

 

こいし「じゃあ!行こう!」

 

 

フレディの部屋

 

 部屋を見た瞬間、フレディは目を丸くして驚いていた。

 

フレディ「ひ、広いな!」

 

真「まぁ旧地獄の上を覆う位の大きさの屋敷だから、これくらいの広さはある!さすがに最初は俺も驚いたけど、龍生だけはあんまし驚いていなかったな!」

 

 まぁあのときの龍生は感情も心も無かったんだから仕方が無いな。

 

フレディ「じ、地獄を覆っているのか?」

 

真「そうだ!」

 

こいし「広いよねー」

 

 そんな話をしていると、

 

お燐「そろそろ晩御飯の時間ですよ!」

 

 お燐が夕飯の時間を教えに来てくれた。

 

フレディ「あ、俺はフレディ・クルーガーだ!」

 

お燐「あたいは火焔猫 燐!よろしく!」

 

 そして自己紹介をしたあと夕飯に向かった。

 

フレディ「おお!すごい豪華!」(あの巫女は貧乏だからな…涙が出てくる…)

 

さとり「それは御愁傷様です!」

 

 そこにさとりもやって来た。

 

龍生「遅れてすまない!」

 

お空「おお!今日は見慣れない人が居るよ!」

 

 フレディを見た人の反応は様々だ。特に焼きただれた顔について触れる人は居ないようだ。

 

フレディ「俺は、フレディ・クルーガーだ!」

 

さとり「私は古明地 さとりです!」

 

お空「私は、霊烏路 空だよ!」

 

 それよりも、さとりが急に言い放った言葉が気になる。

 

真「何でいきなり御愁傷様って言ったんだ?」

 

さとり「この人、元の世界ではあの貧乏巫女と暮らしていたみたいで、普通より悪い食事しか取れなかったみたいです!」

 

真「そう言えば!さとりは心を読めるんだったな!」

 

フレディ「そ、それは…」

 

 そしたらさとりがジト目でフレディを見つめる。

 

さとり「まさか、読まれてやましい事が?」

 

フレディ「そんなこと無い!」(そんなに見つめられたら照れるだろ!)

 

さとり「あ、すみません!」

 

 突如としてさとりが謝って自分の席に向かった。

 

フレディ「何で謝った!」

 

 そして、今日の食事は豪華だった。

 

 飯を食べ終わったあと、フレディの部屋に来ていた。

 

真「フレディ来たぞ!」

 

こいし「お兄ちゃん来たよ!」

 

フレディ「ゴファ!」

 

 ふ、フレディが吐血した!って言うかお兄ちゃんって…

 

こいし「お姉ちゃんにフレディが喜ぶからって言われてやってみたんだけど!」

 

真「こいし!そう言うことは軽々しく言ってはダメだ!人によってはお持ち帰りされちゃうから!」

 

こいし「そうなの?」

 

 そんな話をしていると

 

龍生「よ!遊びに来たぜ!」

 

 龍生もやって来た。

 

真「じゃあ、なにするか…」

 

龍生「じゃあ、怖い話大会なんかはどうだ?」

 

 怖い話か…まぁ今の季節は夏だし、まぁ合っているんじゃないか?

 

龍生「でも俺は持ち合わせてないぞ!」

 

こいし「私も」

 

 主催者が持ち合わせてないって大丈夫か?

 

フレディ「じゃあ審判してくれ!」

 

 フレディはそう言い話始めた。

 

フレディ「これは、数年前の話だ。

 

ある男子生徒はおもしろ半分で、ある降霊術をしようとしていた。

 

これは一人かくれんぼ。

 

一人かくれんぼを行うには色々な手順が必要なんだ。

 

そして、準備が終わり、お風呂場で俺が鬼と三回言って、ナイフを人形に突き刺したんだ。

 

そして、急いで隠れ場所に行って塩水を含み、塩水を持ちながら隠れたらしい。

 

しかし、それは深夜の3時に行わなくてはいけないため、睡魔に勝てなくなり、眠ってしまったらしい。

 

しかし一人かくれんぼは一時間以内に終わらせなければならない…しかし眠っている間に一時間が経ってしまった。

 

そして目を覚ました男子生徒は急いで終わる手順を行おうとしたが…風呂場には人形が無かった。

 

そして不意に後ろを振り返ったらそこには…

 

次の日からその男子生徒を見たものは誰もいないと言う」

 

 これはかなり有名な話の一人かくれんぼだ!定番を持ってきたな!

 

 こいしは震えていて、龍生は平気そうだな。

 

真「次は俺か、俺はそうだな…俺も有名な話をしよう」

 

 そうして話始めた。

 

真「ある会社員が夜中まで残業で残っていて、やっと終わったので帰ろうとして廊下を歩いていたんだ。

 

すぐに家に帰って休みたかったため少し足早に歩いていたんだ。

 

そして、ある部屋の前に来たとたんドアがトントンとノックされたんだ。

 

会社員は不信に思ったがスルーしようと思ったがまたノックされた。

 

時間は深夜だったため、怖くなってしまった。

 

っとそこで質問をしてみることにした。

 

『あなたは男ですか?男なら一回、女なら2回ノックしてください!』

 

そしたら、トントントンと帰ってきたんだ。

 

三回、つまり男でも女でも無い

 

怖かったが続けて質問をした。

 

『あなたは人間ですか?人間なら一回、人間じゃないなら2回ノックしてください!』

 

そしたらトントンって帰ってきたんだ。

 

人間ではないと言うのから恐怖を感じた

 

そして次にこんな質問をした。

 

『あなたは生きてますか?生きてるなら一回、それ以外なら2回ノックしてください!』

 

そしたらトントンって帰ってきたんだ。

 

生きていない…恐怖が絶頂に達していた。

 

そして最後にこんな質問をしたんだ。

 

『そこに何人居ますか?人数分ノックしてください!』

 

そしたら

 

トン

 

 

トントン

 

 

トントントン

 

 

ドドドドドド……

 

どんどんノックの回数が増えるもので怖くなった会社員は走ってこの場を去ったとさ」

 

 一人かくれんぼよりは怖くない話だな。

 

 ってこいしは震えすぎだろ!

 

龍生「適度に怖い話だな」

 

こいし「でもやっぱりフレディお兄ちゃんの話の方が怖かったな…」

 

フレディ「その、お兄ちゃんってのやめてくれるか?恥ずかしい」

 

 そして二人とも話終わって、フレディの勝ちと言う事になった。

 

真「俺達は戻るからな!」

 

フレディ「ああ!じゃあな!」

 

 そして自室に戻っていった。

 

 なんか俺達が出ていく前に座ったまま寝ていたように感じたのは気のせいだろうか?

 

次の日

 

真「フレディともお別れか…」

 

フレディ「もう2度と会えない訳じゃないと思うぜ!俺はいつでも歓迎してやるからな!」

 

真「じゃあ、時間が合ったら遊びに行こうかな?」

 

フレディ「ああ!待ってるぞ!」

 

こいし「じゃあねー!」

 

龍生「またな!」

 

 皆がお見送りの言葉を言っている。

 

さとり「ふふ!あなたの心、面白いからまた読んでみたいですね!」

 

フレディ「ああ!ま、また今度な」(今度はどんな事になるやら)

 

 そうして紫が出てきた。

 

紫「行くわよ!」

 

真「それじゃ!」

 

 俺とフレディーは拳を合わせた。

 

 そして、フレディはすきまの中に入って行った。

 

真「フレディか、面白い奴だったな」




 はい!第52話終了

 今回はコラボ編でした!

 初コラボなので緊張しました!

真「久々に来たぜ!」

 おお!真さん!

真「フレディーは外の世界に居たとき殺人鬼として知られてたから警戒したけど良いやつだったな!」

 それは良かったですね!

 恐竜ドラゴンさん!コラボありがとうございました!

 恐竜ドラゴンさんの東方悪夢男もよろしくお願いします!

 それでは

 今回はここまで!

 次回もよろしくお願いします!

 ではでは!

 さようなら!

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