鉄兜提督がブラック鎮守府に着任しました   作:幻在

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そうですか

第四の陣営にて。

提督は、大鳳から戦況報告を受けていた。

「そうか、夜間爆撃は成功したんだな?」

『はい!無事、成功しました!』

無線から嬉しそうな声が返ってくる。

『爆撃した子たちも無事全員戻ってきました!』

「この月明りだ。場所さえ覚えていれば戻れない通りはない。ただし、『光』は見られるなよ」

『了解です!』

「そして、現在第二次の用意は出来ているか?」

『無事、戦闘の際に起こる艦砲の火を頼りに到着したようです』

「戦況は?」

『押されています。かなり・・・』

大鳳の声が、先ほどと打って変わって暗く。

『一応、特訓の成果は出ているんですが・・・』

「敵艦への攻撃は?」

『予想以上に当たっていません。流石というべきでしょう』

「だが、火力はこちらが上だ。確実に攻撃を当てろ」

『分かりました。通信、終了します』

ぶつり、と無線が切られる。

ここには、誰もいない。

当然、第四に期待している者など一人もいないからだ。

もし裏で賭け事をしているなら、おそらくその資金はまとめて第三に投資されているだろう。

不愉快な話ではない。

もとより、こちらも奴らに期待などしていない。

お互い様だ。

ただ、これだけは断言できる。

「勝つのは、俺たちだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演習海域。

そこでは激しい砲雷撃戦が繰り広げられていた。

「くぁ!?」

摩耶が悲鳴をあげる。

北上の主砲が直撃したからだ。

「くっそォ!」

対して摩耶は機銃をなりふり構わず連射。

それを北上は最大船速で回避に転じる。

「機銃で撹乱する気か・・・・ッ」

北上が反転する。

その瞬間、先ほどまで北上がいた場所から水柱があがる。

「正確だな・・・あの人の元にいただけはある・・・」

内心、北上は少し冷や汗をかいていた。

北上は、艦娘の中で『天才』と言われるほどの戦闘技術の持ち主だ。

それが証拠に、また摩耶が艦砲を放つ。

それに対して北上は、あろうことかその砲弾に向かって()()()()()

二つの砲弾は正面衝突し、当然、重巡である摩耶の主砲の方が威力が高いために北上の砲弾が弾かれる。

だが、その軌道は確かにずらされた。

摩耶の放った砲弾は、明後日の方向へ飛んでいき、北上とは全く別の場所で水柱をあげる。

「く・・・これが噂に聞く砲弾撃ちかよ・・・!」

摩耶は歯噛みする。

「摩耶さん!」

「ッ!」

突如、どこからか声が聞こえた。

それを聞いた摩耶は、すぐさま北上に向かって機銃を集中させて連射。

「ッ!」

それに目を見開く北上。

そして、それを回避して右腕を顔の横へ持って行った。

直後に衝撃が腕を走るも、受け止めきる。

背後から不知火が蹴りを放ったのだ。

その状態のまま、着地無しに不知火は発砲。

それを北上は超反応で回避する。

「な!?」

「甘いよ!」

北上の蹴りが、あり得ない態勢から放たれる。

「ぐあ!?」

不知火が吹き飛ぶ。

「らァ!」

だが、間髪入れずに摩耶が急接近、主砲を超至近距離で放つ。

だが、北上はあろうことか更なる緊急回避によってそれをかわし、反撃に魚雷を一本だけ放ち、摩耶に向かって爆発される。

「ぐあぁあ!?」

それによって吹き飛ぶ摩耶。

だがどうにか持ちこたえ、北上を睨み付ける。

ふと北上は横を見る。

そこには立ち上がった不知火が、息をあげながらもこちらを睨んでいた。

その様子に、北上は予想通りとでも言うように、彼女たちを睨み付けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「くぅ!」

一方で、こちらは鳥海。

彼女の役目は、最も危険な神通と川内の相手だった。

「い、かせ、ない!」

「く」

掠り傷だらけの状態で、どうにか死守している主砲で矢矧の元へ行こうとする川内を抑え込む。

「ハァ!」

「つぁ」

神通の掌底をどうにか防ぐ鳥海であるが、それでも弾かれ腹を打たれる。

後ろへ下がらされ、息も絶え絶えの状態で二人を睨み付ける。

そんな鳥海を冷ややかな目で見つめる神通と川内。

二人とも、その表情に感情はない。

ただ、敵を屠るだけの機械の様な、そんな表情だ。

しばし睨み合いが続く。

だが、やがて川内が踵を返して矢矧の元へ行こうとする。

「ッ!!」

それを見逃す鳥海ではない。

すぐさま主砲を向けようとするも、神通がそれを阻止するように発砲。

それを主砲を狙ったものと本能的に察知した鳥海はすぐさま突き出した右手を引き戻す。

それに悔しそうに顔を歪め・・・・()()()()

「?・・・ッ!?」

むしろ笑み。それに首をかしげた神通であったが、直後、彼女の背後で爆発が起こった。

それに慌てて振り向く神通。

そこでは、なんらかの理由で水面に尻もちをついている川内の姿があった。

「ッ!?」

その隙に鳥海が拳を振り上げる。

神通はほぼ直感だけで頭を前に突き出す。

同時に鳥海の拳が空を切る。

そして反撃と言わんばかりに鋭い蹴りを鳥海に叩き込む。

「うう・・・!」

うめき声をあげながら下がる鳥海。

だが、その眼光は確かに二人を捉えていた。

神通、川内、両名ともに、逃れる事は不可能と判断。

ならば、殲滅する。

二人は、鳥海に向かって構えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、こちらは旗艦同士の戦い。

こちらもやはり、第三が押していた。

「っつぁ!?」

だが、大淀に被弾は無い。

一言で言うなら、紙一重にギリギリにかわしていた。

だが、それでも被弾は無かった。

「どういう事・・・?」

一方の矢矧も、確実にこちらが押しているのに、大淀には被弾は一切無かった。

カウンターで大淀が発砲。

矢矧はそれを十分な余裕をもってかわす。

だが、それでも、この疑問は拭えない。

何故、奴に攻撃が当たらないのか。

その理由がさっぱりわからない。

大淀が攻撃に転じる。

だがかわす。

矢矧がまた攻撃する。

それをギリギリでかわす大淀。

大淀の適性は70.0%以下。

九割の確率で精神が崩壊する可能性を乗り越えたは良いものの、艤装の性能はその適合率によって決まるという理不尽があり、大淀の力はそこまで無い筈なのだ。

だというのに、何故奴は、矢矧の動きについてこれるのか。

ふと、大淀の口が動いた気がした。

矢矧は気にせず発砲。だが、今度は、軽々とかわされた。

「!?」

それに目を見開く矢矧。

だが、流石というべきか、すぐさま次弾を放つ。

これもかわされた。

何が起きているの言うのだろうか・・・・?

一方の大淀は、ある確信を胸に抱いていた。

「提督の言った通りだ」

 

 

大淀が受けた訓練。それは、攻撃と防御の比率の調整だ。

それはどういう事なのか。

矢矧の戦闘力を十として、大淀は七としよう。

矢矧は、攻撃と防御に、5:5の比率で力を振り分けている。

対して大淀は、その比率に対して、攻撃と防御を、1:6の比率で力を振り分けている。

矢矧が攻撃に5を使っているのに対して、大淀は防御や回避に6使っている。

つまりは、その差が、大淀が被弾しない理由を使っていた。

その訓練を受けていない矢矧は、その比率を動かす事はできない。

自らの天秤の均衡をいじって戦闘能力を操作する。

これこそが、大淀が受けてきた訓練の内容にして成果。

矢矧が、力の振り分け方を変えない限り、大淀に攻撃が当たる事はない。

 

 

 

そして、今、大淀の防御に使われている比率は、自らの全てを0:7の比率で振り分け、完全に攻撃を捨てていた。

その一瞬に生まれる、隙を伺う為に。

矢矧の放つ砲弾の五月雨をかわし続ける。

かわす、かわす、全てかわす。

「・・・」

だが、矢矧に焦りは感じられない。

ふと、矢矧の元に通信が入る。

『何をやっているんだ』

「・・・・」

僅かに怒気を孕んだ彼女の提督、玄の声。

それもそうだろう。

『なぜ、欠損品である奴を捉えられない?』

「申し訳ありません」

『仕方がない、作戦を変えよう。神通と合流しろ。隙を見て入れ替われ』

「了解」

通信が終わる。

「・・・チッ」

舌打ち。

矢矧は、指示に従い、後退を始める。

「ッ!?待て!」

 

比率変更、3:4。

 

発砲する大淀。

だが、それは軽々とかわされてしまう。

「ッ!」

矢矧はそんな大淀を一瞥し、神通の元へ向かう。

「行かせないッ!」

大淀は、矢矧を最大船速で追いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何をしているんだ・・・・」

一方で、こちらは玄の居座る司令部。

そこで玄は、踵をコツコツと上下させ、気分をイラつかせていた。

それもそうだろう。

第四は何も出来ない落ちこぼれ集団。

そんな奴らを一掃出来ていない事にイラついているのだ。

夕立や時雨に至っては、あの()()()()()相手に足止めを喰らっている。

そんな事実。あってはならない。

徹底的に叩き潰さなければならない。

だが、敵は確実に強くなっている。

「随分と手こずっているようだな」

「勇殿・・・」

そんな彼に声をかける勇。

「あんな奴ら相手に何をしているんだ」

「申し訳無い。どうやら油断していたようでしてね」

「言い分けは良い。とにかく、奴らを一刻も早く一掃しろ。良いな」

「分かりました」

いきなり、周囲が驚愕の声をあげる。

そちらを見た玄と勇。

「な!?」

そこでは、ありえない状況が起きていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ・・・・はあ・・・・ぐ・・・!」

息をあげる一人の少女。

まわりは、夜なのにどういうわけか()()()、その光を無数に反射する()が視界を塞ぐ。

共にいた親友の居場所も分からず、少女は、今ある状況を、必死に整理していた。

左肘が痛む。先ほど、仲間撃ち(フレンドリーファイア)で喰らった傷だ。

敵は、この煙の中、こちらの居場所を正確にとらえている。

それもそうだろう。

何せ、下手に動けば、足元がいきなり()()()()のだから。

「ハア・・・一体何が起きてるの・・・」

彼女――――夕立は、今ある状況を必死で理解しようとしていた。

自分ともう一人、姉妹艦の時雨と共に、あの裏切り者である朝潮を攻撃していた。

だが、奴は、いつ仕掛けたか分からない爆発する『何か』を使い、自分たちを翻弄してきた。

ただでさえ、そこにいるだけでも腹立たしいというのに、この状況は一体なんなんだ?

何故、自分たちが追い詰められている?

練度、経験、数で圧倒的に勝っているこちらが、何故追い詰められている?

ありえない。あってはならない。そんな事、ある事が可笑しい。

「ふざけるな・・・・」

歯を食いしばり、一歩を踏み出そうとした瞬間、また足元で爆発が起きる。

「ぐあぁあ!?」

思わずしりもちをついてしまう。

「チィ・・・」

それに夕立は悔しそうに顔を歪めた。

 

 

 

 

その様子を、朝潮は常に動き回りながら感じていた。

「よし・・・」

彼女の背負う艤装。そこから、()()()()()()()()()()()()()が撒き散らされていた。

その煙が、水面にばらまかれた()()が燃えている光を反射、及び遮っていた。

 

朝潮が受けた訓練は、提督の戦い方、つまり、『使える物はなんでも使え』だ。

朝潮は、なんと、自分の艤装に詰め込まれた燃料を使って、時雨と夕立の二人を翻弄していた。

さらに、本来は対潜兵器である『機雷』を水上用に改良した物を使い、確実にダメージを与えていた。

つまり、駆逐艦の持つ全ての『武器』を使い、戦っているのだ。

 

 

 

 

 

 

機雷、速さ、主砲、機銃、燃料、魚雷、etc・・・

それら全てを使い、全力で二人を足止めしていた。

ただ、朝潮の心には、確かな焦りがあった。

 

 

二人は、まだ、本気ではない。

 

 

 

()()()()()()・・・・終わる・・・・!」

朝潮は噂でしか知らない。

彼女たち二人の、本当の力というものを。

だから、早めに決着をつけなければならない。

敵の位置は記憶している。

朝潮は、魚雷を装填する。

これで決めるつもりなのだ。

「これで・・・・!」

その魚雷を、時雨に向かって、放とうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『時雨、夕立、『発動』だ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、朝潮は、体中の毛が逆立つ様な感覚に襲われた。

まるで、今まで隠していた何かを開放したかのような、隠していた圧倒的気配を現わしたかの様な。

何かが不味い。今すぐなんとかしなければ不味い。早く何か行動しなければ不味い。

 

 

 

()()()()()()()

 

 

 

 

そう、朝潮の脳裏にそういう言葉が浮かび上がった。

そして、その一瞬の『呆け』が、『二人』の接近を許した。

「少し調子に乗りすぎたね」

その言葉を脳が理解するよりも早く、体が反応するよりも速く、声が届くよりも迅く。

朝潮は吹き飛ばされた。

「――――ッ!?」

叫ぶ間も無く、吹っ飛ばされる。

直後、吹き飛ばされてるさなかに自分の体に何かが突き刺さるような感覚を受ける。

それは、やがて痛みへと変わり、朝潮の脳に強烈な反応として叩きつけられる。

そのまま軌道を変えて吹き飛ばされ、水面に落ちる。

「ぐっあああぁぁぁあぁぁあああ!?」

そして、あまりの痛さにとうとう叫ぶ。

「うるさいっぽい」

だが、そんな事さえも許されないかのように、蹴り飛ばされる朝潮。

吹き飛ばされている間、朝潮は走馬灯の如く、彼女たち二人につけられた『狂犬』の異名の由来を思い出した。

 

 

 

 

彼女たち二人は、元は同じ家系の従姉妹(いとこ)同士なのだ。

その家系、実は、日本ではあまり名の知られていない、特異体質を持つ一族なのだ。

その体質は、一種の殺人衝動の様なもので、それを発動すると、脳内エンドルフィンが大量分泌され、身体能力、反射神経、思考能力、速度などが約三十倍に跳ね上がるのだ。

嗅覚、視覚なども強化されるので、今の彼女たちにとって、朝潮の居場所を探す事など容易い。

 

さて、それではなぜ彼女たちが『狂犬』と呼ばれているのか。

 

先ほどのべた体質の発動条件、それは、()()()()()()()()だ。

 

別に、殺人衝動さえ出せば簡単に発動するのだが、その状態で相手を殺せば、一種の興奮状態となり、相手を殺す、あるいは痛めつける事に快楽を得るのだ。

それが原因で、貪欲なまでに敵を欲し、敵を殺し続ける。

 

まるで、獲物を狂ったように喰いまくる、犬のように。

 

 

 

 

 

赤い眼。

発動時に副作用として表に出る、変異現象。

だが、不思議と朝潮に恐怖は無かった。

違うからだ。

自分たちの提督の眼は、あんな()()()()で染まった様なものではない。

もっと別の、何か、深い、紅い色に隠れた、哀しみのような、そんな感情が、あの眼には込められている。

ただ、相手を殺戮するあの眼とは違う。

(あの人の眼は・・・・)

主砲を握りしめる。

魚雷が装填されている事を確認する。

(もっと・・・)

艤装から機雷を排出する。

それが、空中で高速回転している朝潮の体を軸に四方八方へ飛ばされていく。

()()()()・・・!)

機銃を我武者羅(がうしゃら)に撃ちまくる。

その銃弾が、いくつか、空中を飛んでいる機雷に直撃、連続して爆発を巻き起こす。

「「!?」」

思わず攻撃をやめる夕立と時雨。

その瞬間を、朝潮は見逃さない。

「そこだァ!」

主砲を撃つ。

その砲弾は、真っ直ぐに時雨へと向かう。

時雨は、体質によって強化された反射神経でそれを紙一重で回避する。

だが、僅かに頬を掠った。

その間に朝潮は水面に着地、態勢を立て直す。

『まだいけるな?』

突然、提督の声が無線から流れる。

その言葉に朝潮は―――

「はい!」

元気良く、答える。

『なら行け。敵の攻撃パターンは全部()()()()()?」

「はい!」

一方で、攻撃を僅かにでも喰らった時雨と夕立の顔は、酷く歪んでいた。

それも、怒りで。

「裏切り者、それも、役立たず風情が・・・」

二人同時に水面を蹴る。

「調子に乗るなぁぁああ!」

時雨が先に飛びかかる。

夕立のとの二段攻撃をするつもりだ。

だが、それに対し朝潮は。

「そうですか」

冷静に、対処した。

突如、目の前に何かがある事に気付く時雨。

強化された動体視力で、それを見て見ると、それは、小さなドラム缶だった。

缶ジュース並みのサイズで、それは、艦娘にとっての、機雷だった。

「なに・・・!?」

気付いてからの行動は速い、すぐさま体をのけぞらせ、触れる事を回避しようとする。

だが、それを待ってましたと言わんばかりに朝潮が主砲を発砲。

それは時雨の腹に直撃し、時雨の体がくの字に曲がる。

それによって体が真後ろに吹き飛び、後ろにいた夕立を巻き込み、激しく転倒した。

だが、朝潮はそれに畳み掛けるように機雷を()()()()()

「「!?」」

慌てて、二人は離れて回避する。

機雷は爆発する事無く、水面に浮かぶ。

朝潮の顔に、笑みはなく、まるで、獲物に油断する事なく狙う、狩人のような面影を感じさせる。

「ッ・・!」

「調子に乗って・・・!」

それがどうしようもなく二人の逆鱗を逆撫でする。

一瞬の膠着状態の後、時雨と夕立はまた突撃を始める。

それを、朝潮は迎え撃つ。

 

 

 


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