A.D.2012 偶像特異点 深夜結界舞台シンデレラ 作:赤川島起
それは、失われた異聞。
過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。
並行世界論にすら切り捨てられた、行き止まりの人類史。
滅びのみが終点となった世界、剪定事象。
またの名を、――――――
「ここは、今までの
そこは、月が崩壊した日本。宇宙に漂う月の欠片、コンペイトウ群。
災厄「ロストアルテミス」から復興する歴史。
「クリプターが意図せず生まれたのだよ。ばら撒かれた種によって発芽した、
降り注ぐ
特定の資質を備えた、オーディションに選ばれた女性たち。
「天海、春香さん……?」
「えっと、どちら様ですか?」
彼女らが駆るは大気圏外で活動する巨人型重機。
隕石の破壊・除去を目的とした守護者。
→「巨大ロボットが、居る歴史……」
「先輩の目が、またキラキラしています!?」
その機械の名は、「immortal Defender Of Legatee」。
直訳で「遺産相続人の永遠の守護者」。
頭文字をとった通称は、「iDOL」。
「どこ所属の『iDOL』かは知らないけど、ボクも負けてやるわけにはいかないよ!」
「いきますよ!きらりちゃん!」
「おっけー!春菜ちゃん!」
「iDOL」に乗り、
彼女達は登場するロボットにちなみ、こう呼ばれている。
「許さない……。ゆるさない。ユルサナイ!」
「バーサーカーのサーヴァント!」
『アイドルマスター』。
人格を持つ構造体『iDOL』のマスターだと。
「この異聞帯は
この異聞帯は、継続そのものが不確定。
剪定の対象となりながらも、それを回避せんと動く者。
剪定を進めんと、裏側で動く者。
カルデアは、彼らの死神になるのか。
それとも…………
「空想樹が……動いてる……?」
異聞深度_@
亡月復興世界ゼノグラシア
偶像体の主
coming soon………?
――――――――――
異聞帯サーヴァント
真名:天海春香
クラス:ライダー
レアリティ:☆5
パラメーター
筋力:E
耐久:E
敏捷:D
魔力:C
幸運:A+
宝具:EX
身長/体重:158cm・45kg
出典:アニメ・アイドルマスターXENOGLOSSIA
地域:日本
属性:中立・善 性別:女性 隠し属性:人
「大丈夫。アナタ自身がすごい人だから」
プロフィール
巨大ロボット『iDOL』インベルのアイドルマスター。
上京した際に、災害復興の為の国際組織日本支部「モンデンキントジャパン」と謎の組織「トゥリアビータ」との戦闘に巻き込まれる。
そして、自身が合格したオーディションが芸能人ではなく、『iDOL』の操縦者たる『アイドルマスター』を探す為のものだったと知ることになる。
その後自身を助けてくれた人格を持つロボット、『iDOL』のインベルと再会。
逡巡の末に、自分自身がアイドルマスターになることを決意した。
汎人類史におけるアイドル「天海春香」とは完全な別人。
誰かに嫌われることを何よりも恐れ、「ま、いっか」という口癖で思考を停止する傾向があった。
現在は改善されており、後に芸能界にて活動を開始した。
保有スキル
異聞のアイドルA+ 自身のNP獲得効率をアップ(1T)〔Lv1〕&毎ターンスター獲得状態(5T)〔Lv1〕[CT8]
七転八倒A 自身のクイック性能大アップ(3T)〔Lv1〕+自身の防御力ダウン(3T)(デメリット)[CT7]
iDOLマスターEX 自身の宝具威力を大アップ(1T)〔Lv1〕+自身のNPを増やす〔Lv1〕[CT7]
クラススキル
騎乗A+ 自身のクイックカード性能アップ
対魔力D 自身の弱体耐性をアップ
宝具:微熱SOS!(ファウストシュラーク・オーバーブースト)
ランク:A++
種別:対隕石宝具
コマンド:Quick
敵全体の防御力をダウン(1T)<オーバーチャージで効果アップ>
+敵全体に強力な攻撃[Lv.1]
Buster:2 Arts:1 Quick:2
騎乗A+
隕石を破壊する巨大重機「iDOL」を操縦するための必須技能。
幻獣はおろか、生き物に対しての騎乗スキルは一切発揮できない。
反面、機械や車など無生物に関しては非常に優秀な操縦をする事が可能。
初見であったとしても、その騎乗物を十全に乗りこなせるだろう。
対魔力D
ほとんど純粋な科学技術が跋扈する異聞帯の住人のため、サーヴァントとなってもその対魔力はやや低め。
科学技術だけでは説明できない、人格を持つ構造体iDOLに少しだけ関わっている程度。
異聞のアイドルA+
自身への信仰心を強化するスキル。
シンデレラのものと異なり、何処で召喚されようとも件の異聞帯での信仰心が基準となる。
何かの理由で汎人類史側に召喚されたとしても、召喚の土地による信仰心の影響を受けない。
ただし、シンデレラ達の「真のアイドル」による強化ほどの恩恵とは言い難い。
七転八倒A
何度転んでも立ち上がり、歩き続ける事が出来る姿勢。
転ぶことを恐れ、自身のスピードを緩めることは無い。
ただ、何も無いところで転ぶこともある。
iDOLマスターEX
異聞帯における巨大ロボット、「iDOL」と心を通わせる者の証。
EXランクともなれば完全に心が通じ合っている。
騎乗物であり、宝具である「iDOL」が自立的に行動し、マスターである春香のために全身全霊を尽くす。
ただし、騎乗していない「iDOL」に対しての命令権は一切無く、自由気ままに行動を許すことになる。
春香自体に命令権が無い為、令呪による絶対命令権も意味を成さない。
暴走には要注意である。
宝具:
ランク:A++
種別:対隕石宝具
パイルバンカー型改良パーツ、「ファウストシュラーク」による絶大なる一撃。
その威力はこの異聞帯における小型核兵器に匹敵する。
宝具化したことにより神秘が付与されている為、サーヴァントにも無論有効。
最大の弱点は消費する魔力。そして弾頭そのものを製作するのに時間がかかる点。
天海春香に道具作成のスキルが無い為、弾頭の製作は魔力充填による宝具の再生に頼ることになる。
召喚主が機械に関する整備環境を整えていれば、製作する時間を大幅に短縮できる。
どんなに魔力環境が整っていたとしても、魔力充填の時間は短縮されない。
真名:如月千早
クラス:バーサーカー
レアリティ:☆5
パラメーター
筋力:A
耐久:A
敏捷:C
魔力:D
幸運:B+
宝具:EX
身長/体重:162cm・41kg
出典:アニメ・アイドルマスターXENOGLOSSIA
地域:日本
属性:混沌・悪 性別:女性 隠し属性:人
「インベルは……ドコ?」
プロフィール
『iDOL』ヌービアムのアイドルマスター。
国際組織である「モンデンキント」に敵対する「トゥリビアータ」所属の人物。
普段は口数が少なくクールな態度を装っているが、その内面は春香に対する激しい嫉妬と憎悪、そしてどんな残虐な手段も厭わない狂気に満ち溢れている。
それも全て、天海春香の「iDOL」インベルに異常な執着を見せるからである。
汎人類史における「如月千早」とは体格も含めて似ても似つかない別人。
異聞帯においては三浦あずさの妹であるという。
そんな彼女もかつては「モンデンキント」所属でありインベルの元マスター。
人体実験の対象としての生い立ちがあり、改造手術の失敗作。
しかし義理の両親が「モンデンキント」に反乱、離脱する際にインベルと行こうとして拒否される。
以降、彼女の執着は春香が新たなるマスターとなったことで加速することとなった。
保有スキル
改造人体A 自身の防御力をアップ(3T)〔Lv1〕+HPを回復〔Lv1〕[CT7]
戦闘続行(思念)EX 自身にガッツ付与(1回・5T)〔Lv1〕+ガッツ発動時に自身の攻撃力が超アップ(1回・5T)〔Lv1〕[CT9]
iDOLマスター(狂)EX 敵単体のアーツ攻撃耐性をダウン(3T)〔Lv1〕+自身のNPを増やす〔Lv1〕[CT7]
クラススキル
狂化EX 自身のバスターカード性能アップ+魅了無効
騎乗A 自身のクイックカード性能アップ
宝具:煉獄の理想郷(アルカディア・インフェルノ)
ランク:A++
種別:対隕石宝具
コマンド:Arts
敵全体に強力な攻撃[Lv.1]
+高確率でチャージを減らす<オーバーチャージで効果アップ>
Buster:2 Arts:2 Quick:1
スキル
狂化EX
彼女の持つどす黒い嫉妬と憎悪。どんな残虐な手段も厭わない姿勢。
春香の騎乗する「iDOL」インベルに異常な執着心を抱いている。
それ故に彼女に対する
行動原理が「インベルを取り戻す」で固定されており、事実上マスターなどの制御は不可能。
改造人体A
改造手術による痕跡。実験対象としての経歴。
その影響で実年齢は48歳であるが、外見年齢は17歳で止まっている。
狂化の恩恵もあり、その身体能力はすさまじい。
本来は活性剤を投与しなければ機能不全を起こしてしまうが、サーヴァント化したことにより消費魔力の増大でとどまっている。
戦闘続行(思念)EX
往生際の悪さ。たとえ致命傷を受けようとも、目的を達成するまでは戦い続ける。
彼女の往生際の悪さは、死亡しても終わらない。
肉体を捨てた
iDOLマスター(狂)EX
異聞帯における巨大ロボット、「iDOL」に執着し続ける者の証。
EXランクである彼女は、狂化が二重にかかっている状態に等しい。
このスキルは一切外すこと、無効化する事が出来ない。
「iDOL」に対する一方的な思いであり、判定に成功すれば他者の「iDOL」を自身の宝具として使用できる。
ただし、彼女がこの効果をインベル以外に対して使うことは令呪を使ったとしても起こり得ない。
宝具:
ランク:A++
種別:対隕石宝具
「iDOL」ヌービアムのランチャーユニット、「シュープボーラー」による砲撃。
本来火器を「iDOL」は保持しないが、追加装備によって可能としている。
用途外ではあるが、人間と「iDOL」を融合させる装置、シュメルツオーフェンによって量子化した千早を弾として発射することも可能。
そうした場合、他の「iDOL」との融合を決行できる。
ただし、発動すれば最後サーヴァントには戻れない。
洗脳などの手段を用いず、あるいは解除されて対象の「iDOL」に拒絶されてしまえば何もできること無く消滅してしまう。
バーサーカーで召喚されている場合、シュメルツオーフェンは必ず所持しており、命令も聞かないため勝手に発動してしまうことも十分にありうるだろう。
真名:菊地真
クラス:アーチャー
レアリティ:☆4
パラメーター
筋力:D
耐久:D
敏捷:A
魔力:D
幸運:C
宝具:EX
身長/体重:163cm・47kg
出典:アニメ・アイドルマスターXENOGLOSSIA
地域:日本
属性:秩序・中庸 性別:女性 隠し属性:人
「座右の銘?スベスベマンジュウガニです!」
プロフィール
巨大ロボット『iDOL』ヒエムスのアイドルマスター。
何事にも流されないクールな性格だがその実、弱さやトラウマを隠すヴェールであり、無茶も行う激情家。
「モンデンキント」の職員、三浦あずさに憧れを抱いている。
もともとは『iDOL』ネーブラのマスターであったが、「モンデンキント」のメンバーと衝突し退社。
その後「トゥリアビータ」に迎え入れられ、以降は「モンデンキント」のメンバーと対立することとなった。
カニ好きな一面があり、家具や小物にカニのデザインが施されたものを好んでいる。
身長の割にスレンダーなことを気にしており、牛乳を飲む場面もしばしば見受けられる。
保有スキル
沈着冷静(偽)B 自身のNPを増やす〔Lv1〕+自身の防御力をダウン(3T)(デメリット)〔CT7〕
秘めた激情A 自身の攻撃力を大アップ(3T)〔Lv1〕+自身の精神弱体耐性をダウン(3T)(デメリット)〔CT7〕
iDOLマスターA+ 自身の宝具威力をアップ(1T)〔Lv1〕+自身のNPを増やす〔Lv1〕[CT7]
クラススキル
対魔力D 自身の弱体耐性をアップ
騎乗A- 自身のクイックカード性能アップ
単独行動B 自身のクリティカル威力アップ
宝具:危険、あるいは逃げられぬ恋(ニヴルヘイム・レールガン)
ランク:B+++
種別:対巨大兵器宝具
コマンド:Buster
自身に必中状態を付与(1T)
+敵単体に超強力な攻撃[Lv.1]
+防御力をダウン<オーバーチャージで効果アップ>
+中確率で即死効果<オーバーチャージで確率アップ>
Buster:1 Arts:2 Quick:2
スキル
騎乗A-
アイドルマスターでありながら、乗り物に酔いやすいという特徴がデメリットとなり付与されている。
搭乗から時間が経つほどにデメリット発生の確率が上昇し続けていく。
短期決戦であればほとんど発生しないが、長期戦では注意が必要。
乗り物酔いに陥ると数分の間、騎乗スキルが大幅に低下する。
ただもともとの操縦技術がかなり高い為、平常時の操作はAランク以上の技能を発揮する。
単独行動B
一人で行動する事が多かったため、神秘の薄いサーヴァントでありながらランクが高い。
一方であずさに対する承認欲求が非常に高く、恐怖に近い疑念すら抱いていた。
環境次第でランクが上下する性質を兼ね備えている。
沈着冷静(偽)B
如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせるスキル。
彼女の場合、どんな任務であろうと必ず成功に導かんとする姿勢。
何事にも流されないクールな姿勢という、彼女の表向きの振る舞い。
ただし、任務の成功を優先するあまり、自身の生存に関してはあまり考慮されない。
秘めた激情A
彼女の内面。かつてのトラウマに起因する承認欲求の強さ。
後に自身の道を見つけ、歩み始めた彼女自身の意思まで含めた背景がスキル化したもの。
激情家という荒々しさと、繊細な心。
彼女との関わり方によって、このスキルはプラスにもマイナスにも働くだろう。
宝具:
ランク:B+++
種別:対巨大兵器宝具
「iDOL」の中で唯一、当初から対iDOL戦を想定されている。
そのため、分類も対巨大兵器宝具となっており、対隕石は若干不向き。
左手のニードルガン型の銃から発射される、レールガンによる狙撃。
必中レベルの命中精度は宝具の効果ではなくマスターである真の技術。
宇宙空間からさえ狙撃するその一撃は直感などに頼らない限り、事前に察知することは事実上不可能。
仮にサーヴァントが防げようが、マスターそのものを狙い撃たれてしまうという非常に性質の悪い宝具である
重ねて言いますがエイプリルフールネタです。
今回の内容は掘り下げてはいきませんのでご了承ください。
また、当内容の発案者の『瀬名誠庵』様。
非常に遅くなりましたが、ご提案ありがとうございました。