今回オリ主達は、別のこのすば原作世界に行くようですよ?
始まります。
カズマのパーティーリーダー代理を終えてから三日後……“工藤 正宗”はカズマを祐介がいる作業室であるゲームエリアに向かっていた。一応カズマがゲームエリアに入っても問題ない様に予めオリジナルエナジーアイテムである[中和]を使用してゲームエリアに入って行った。
そこには、新たなガシャットの開発を進めている祐介の姿があった。
「おーいっ祐介。開発の方はどうだ?捗っているか?」
「無論だ、ワァタシの才能にかかれば造作もない!それと今は話しかけるな!!ワァタシの大事なクリエイティブの時間を割かせるな!!ブゥァァァアアア!」
「あーっ……彼はいつも通り平常だな」
「ああ…“黎斗化”が基本になりかけているけどな……」
祐介の“黎斗化”はもはや手遅れの領域に達していたために正宗とカズマは突っ込むのを諦めかけていた。そして新たなガシャットが完成間近に近づいていた。
「もう少しだ…!もう少しでぇっ!………ヴッ!?」
ところが祐介が途中で力尽きてしまい、GAME OVERになってまたライフを消費してしまうのであった。
[GAME OVER]
「ウェッ!?何で……?」
「あー……またか、また開発作業に命を削りすぎたんだろうな。つーかまた性懲りもなく命を削って作業してたんかい……」
するとまた紫の“CONTINUE”土管から祐介がスタイリッシュにまた復活するのであった。
「トゥッ!残りライフ………94…!まさかここまでライフを削る羽目になるとはな……」
「いやっ削りすぎだろ!?お前、ガシャットの開発に二回も死んでんのかよ!」
「コンティニューがついている俺も言えることだけどさ、祐介……お前死に過ぎだぞ?」
正宗達が祐介に突っ込みながらも新たなガシャットの方に目を向けると、そのガシャットはクリアホワイトをベースに水色のグリップが取り付けられた変わったガシャットであった。
祐介が開発しているのは“劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング”に登場する“MIGHTY CREATOR VRX”ガシャットである。このゲームはVR空間でゲームを創るゲームなのだが、祐介の魔改造によって現実世界でもゲームを創ることができるのだ。因みにエグゼイドのクリエイターゲーマーのレベルは存在せず、利用者によって真価が発揮するタイプである。
「しかし……まさかこんな物を作っちまうなんてな。しかも現実世界でも使えるというチート使用になってしまったな」
「……今更いうのも何だが、ファンタジーって何だっけ?」
「これでエグゼイドの強化プランは完了だな。後は最強フォームである“ハイパームテキ”を創るだけだ。しかし…恐らくだが、あの完全無敵を再現する為に僕は何十回も死ぬだろうな………」
「もう死ぬなよ。残機が空っけつになっても知らんぞ?」
そんなこんなでマイティクリエイターVRXを完成させ、エグゼイドが更にパワーアップして若干チート気味た存在に成りつつもそのガシャットを持ってカズマ達と共に作業室を後にした。
そしてカズマと別れて、あの初心者殺し討伐報酬で貰ったマジックアイテムの解析をウィズさんに頼む為に“魔導店 ウィズ”に向かうのであった。そして…魔導店 ウィズに到着し、初心者殺し討伐報酬であるマジックアイテムの解析を頼んでその解析結果を聞くのであった。
「祐介さん、正宗さん。貴方達が持ってきたマジックアイテムなんですが…どうやらこのマジックアイテムは、使用者二人を異世界に転移するアイテムの様です」
ウィズの言う異世界に反応した正宗は、さらにウィズに質問するのであった。
「異世界?この世界以外の別世界に転移されるアイテムなのか?」
「理論上ではそうですが、唯…その異世界に飛ばされて在中できるのは1日が限界のようです。
行き先が“このすば”という世界に繋がっているというのがわかるのですが……“このすば”という世界とは一体どういう所なんでしょう?」
ウィズがそう言った途端、正宗がバツが悪そうな顔をした。何せ行き場所は“このすば”のIFの世界に繋がっているのだからだ。
「あー……余計に行きたくねぇな、その世界には。絶対碌な事でしかない」
「まぁ…兄さん、そう言わないで行ってみよう?」
祐介は楽しそうにその世界に行きたがっていた。その結果、正宗を強制的に連行しててももう一つの“このすば”の世界に向かうのであった。当の本人である正宗はもう一つの“このすば”の世界に行くのを嫌がっていた。
「あのな……なんでお前は面白いことを見つけたら何でもかんでも俺を巻き込んで連れて行こうとするんだよ!俺は行かねえぞ!?」
「まぁいいじゃないか。実際行って50年後に行ってみてよかったと思えればいいじゃん!それと兄さんの意見の答えは聞いてない☆!」
こうして祐介の強引な手によって正宗は、祐介に引きずられながらもマジックアイテムを使って、もう一つの“このすば”の世界に転移するのであった。
……そしてもう一つ“このすば”のIFの世界にてカズマは、一人でダンジョンに潜ってお宝を頂く為に近くのダンジョンに一人で入り、ダンジョンを探検している時にアクアがひとりでについてきた為、結局二人でダンジョンを探索する羽目になった。そしてダンジョンの最深部についた時に“魔術師キールの物語”に出てくるキールがリッチーとして現れたがキール本人は争うことではなく、アークプリーストのアクアに昔キールが攫ったであろう恋人であるとある王国のお嬢様の白骨した遺体に宿る魂とキール本人を浄化してほしいと頼む。アクアは女神としての本分を全うする為キール達を浄化しようとする直前、カズマ達の後方から銀色のオーロラの壁が出現して、そのオーロラから正宗達がこの世界にやってきたのであった。
「……此処、何処だ?ダンジョン内部か?」
「どうやらそのようだね。そして今……お取り込み中だったかな?」
カズマ達は突如と現れた正宗達を警戒したが、正宗達の服装を見てカズマと同じ転生者だと気付いた。
「…なぁアンタ等、もしかして俺と同じ転生者か?」
「…まぁ、当たらずも遠からずだがな。そっちの女神みたいな
カズマは政宗が転生者であることに驚いたが、最も驚いたのは駄女神であるアクアの正体を知っていたことに驚いていた。無論、アクアは正宗の言葉にカチンっときたのか、口論が激しくなった。
「ちょっと!ジジィとは何よ!私は女であって男じゃないのよ!それと遠回しに私のことを馬鹿にしてるでしょ!!」
「やかましい!こちとら行きたくない世界に無理やり連れてこされて腹が立っているんだ!それ以上俺の心を滾らせるなら、お前からぶっ潰すぞ!」
正宗はブレザーの懐からガシャットギアデュアルを取り出して変身しようした時に祐介に止められる。
「あー…喧嘩してる処悪いけど、喧嘩してる場合じゃないよ」
「何だよ!俺たち以外にも敵が来たでもいうのか?!」
「あー…うん、大正解。その答えが着々と来てるんだけど……」
祐介は、カズマ達が通って来たであろう道に指をさし、カズマ達と正宗は祐介が指をさす方に向けるとその方向からズシンッ…ズシンッ…と大きな足音を立てながらこちらに近づいていることに気づいた。そして…その大きな足音の正体は、本来の原作ならこのダンジョンに登場しないであろうエンシェントドラゴンが突如とカズマ達と正宗達の前に登場し、ドラゴンは口から咆哮を放ち、カズマ達等を威嚇するのであった。
「…おいおいおいおいっ!?何でこんな所に
「あるぇー…?“このすば”の原作で此処にドラゴンはいないはずなんだけどな〜?…やはり原作は当てにしないほうがいいね(苦笑)」
「ギャアァァー!!?何で此処にドラゴンがぁぁーー!?」
「え?ちょっとこれって不味くない?いくら女神の私でもこれは………」
「馬鹿な!?このダンジョンにはドラゴンの気配が感じられなかったはずなのに、まるで突如と現れたかの様に出て来たのか?!」
キールはキールで驚きを隠せないでいた。そして正宗は、祐介にドラゴンに対して
「祐介、こういう時はアレだ。こういう時こそ……」
「あぁ…そうだね。こういう時こそ、一狩り行ってみるか!」
祐介がそう言うと、祐介の魔法である“セイクリッドオールクリエーター”でエナジーアイテムである“分身”を二枚創り出し、正宗と祐介の手に渡る。分身の効果はその名の通り、対象を分身させることである。正宗と祐介はそのエナジーアイテムを迷うことなく使った。
[分身!][分身!]
分身の効果で正宗と祐介が二人に増え、それを見たカズマ達が驚いていた。
『ふっ増えたぁぁー!?』
「フッ……じゃあ行くか」
「おっし!ノリノリで行くぜ!」
「ドラゴンよ、お前の存在はNo thank youだ」
「いろいろとごちゃ混ぜだけど、行きますか!」
二人の正宗と祐介が言うと、それぞれゲーマドライバーを腰に巻きつけてガシャットを取り出した。特に“MIGHTY ACTION X”と“DRAGO KNIGHT HUNTER Z”を持った祐介(以降祐介A)がそのガシャットのスイッチを起動させる。
[MIGHTY ACTION X!]
[DRAGO KNIGHT HUNTER Z!]
起動を確認すると、祐介Aの後ろ上のゲーム画面から“DRAGO KNIGHT HUNTER Z”に出てくる“ハンターゲーマ”が出現し、“DRAGO KNIGHT HUNTER Z”ガシャットが独りでに浮かびだし、四つのガシャットに分裂した後にエグゼイドの祐介Aに、ブレイブの祐介B、スナイプの正宗A、レーザーの正宗Bへと手に渡ってった。そして正宗達と祐介Bは“DRAGO KNIGHT HUNTER Z”以外のガシャットを起動させ、そのままゲーマドライバーのスロット口に差し込んで変身する。
[TADDLE QUEST!]
[BANG BANG SHOOTING!]
[BAKUSOU BIKE!]
『変身!』
[ガシャット!LET'S GAME! MECCHA GAME! MUCCHA GAME! WHATCHA NAME?
I'M A KAMEN RIDER!]
正宗達と祐介Bはそれぞれレベル1の状態に変身した後に“DRAGO KNIGHT HUNTER Z”のガシャットを起動させる。無論、エグゼイドの祐介Aも再び起動させる。
[FANG!]
[BLAID!]
[GUN!]
[CLAW!]
起動を確認したと同時にガシャットをゲーマドライバーの空きスロットに挿し込む。
[ガッシャット!]
「術式レベル5!」
「第伍戦術!」
「よっしゃ!5速!」
「だ〜い!大!大!大!大変身!」
正宗達と祐介達がそう言うと、それぞれのゲーマドライバーのレバーを開いた。
[ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!
マイティマイティアクション!X!]
[アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ〜イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!]
[エグゼイド!]
[ブレイブ!]
[スナイプ!]
[レーザー!]
それぞれレベル2に変身し、ハンターゲーマが両腕と両足のパーツが分離して頭と尻尾が付いた胴体のパーツ“ドラゴナイトファング”はエグゼイドに被さり、両腕と両足のパーツは分裂して2セットになり、ハンターゲーマの右腕右足のパーツ“ドラゴナイトブレード”はブレイブに装着され、左腕左足のパーツ“ドラゴナイトガン”はスナイプに、分裂した両腕両足のパーツ“ドラゴナイトブレード”に“ドラゴナイトガン”、“ドラゴナイトクロー”はレーザーに装着された。
それぞれのハンターゲーマのパーツがエグゼイド達に装着され、“ドラゴフォースリンク”という機能が発動し、エグゼイド達の戦闘力が上昇した。これを見たカズマ達は驚くばかりの一方であった。
『えぇ〜!?変身した?!』
「これより…エンシェントドラゴンの切除手術を開始する…!」
「ミッション…開始!」
「ノリに乗って行くぜ〜?」
「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」
そんなカズマ達の反応をエグゼイド達は無視し、エンシェントドラゴンに突っ込むのであった。
エンシェントドラゴンは、向かってくるエグゼイド達に口からブレスを吐き出してエグゼイド達をなぎ払おうとした。しかし、エグゼイド達はそれぞれのハンターゲーマの能力を駆使してドラゴンのブレスを無力化した。そしてエグゼイドがドラゴンの顔に一発殴り込み、その次にブレイブが右腕に装着されている“ドラゴナイトブレード”で胴体を斬り裂き、スナイプが左腕に装着されている“ドラゴナイトガン”でブレイブが斬り裂いた部分に集中的に撃ち込み、レーザーがドラゴンに向かって両足に装着されている“ドラゴナイトクロー”でドロップキックをかまし、そしてエグゼイドが“ドラゴナイトファング”からエンシェントドラゴンのブレスに負けぬ炎を吐き出す。
急にエグゼイドが炎を吐き出したことに気づいたブレイブとスナイプはすぐさまに炎の射線上から離れ、レーザーはギリギリの処で気付いて体を俯せにして炎の射線上から回避する。
そしてその炎はドラゴンに直撃し、一時的だが悶え苦しんだ。
「よっしゃー!どんなもんだ!」
「何をするんだ、当たる処だったぞ!」
「おいっ!今、俺のこと狙っただろ?!」
「おいおいっ!今俺、焼けたよね?今アンタの炎で俺、焼けたよね?!」
「あー…悪い悪い!もうしないって!」
ドラゴンはエグゼイド達の余裕そうな態度に気に食わなかったのか、己が尻尾でエグゼイド達を叩き潰そうとするが、エグゼイド達はドラゴンが攻撃する前にすぐさま散らばり、そのままエグゼイド達の攻撃を受ける。エグゼイドからは炎。ブレイブからは斬撃。スナイプからは射撃。
レーザーからは蹴りの連発。これらの攻撃を受けてドラゴンは怯み、エグゼイド達は再びドラゴンの前に集結した。
「よっしゃ!フィニッシュを決めるのは俺だ!」
「オペを完了させるのは…俺だ!」
「ライダーは俺一人で十分だ!」
「ノリノリで行っちゃうぜ〜!」
そしてエグゼイド達は“DRAGO KNIGHT HUNTER Z”のガシャットをキメワザスロットホルダーの
スロット口に挿し込んでホルダースイッチを押す。
[ガッシャット!キメワザ!]
エグゼイド達それぞれのハンターゲーマのパーツにカラフルなエネルギーが凝縮され、そしてエグゼイド達はホルダースイッチを押して必殺技を放つ。
[DRAGO KNIGHT CRITICAL STRIKE!]
それに気づいたのか、ドラゴンはエグゼイド達に向けて口からブレスを吐き出してエグゼイド達を倒そうとするが、エグゼイドの火炎、ブレイブの斬撃、スナイプの射撃、レーザーの爪撃波がドラゴンのブレスと撃ち合いになり、やがてその撃ち合いにエグゼイド達が勝ってドラゴンのブレスを打ち消し、エグゼイド達の最大の一撃を受けたと同時にドラゴンは爆発を起こしてダンジョン内から消滅した。
「おっしゃ!やったぜ!」
「切除手術…完了」
「ミッション…コンプリート」
「良いノリだったぜ!」
エグゼイド達の戦いを見ていたカズマ達は唖然していた。己がレベルでは天と地の差であったエンシェントドラゴンを同じ転生者であるエグゼイド達の手によって倒されたのだからだ。
そしてエグゼイド達がゲーマドライバーのレバーを閉じて、ガシャットを抜き出して変身を解くと“分身”の効果が切れて正宗と祐介が一人に戻る。
「やれやれ……まさかドラゴンと一戦交える羽目になるとはな……」
「だから行ったでしょ?行ってみて良かったって」
そして正宗達の前に銀色のオーロラが出現した。正宗は、そのオーロラを見て直感した。
「どうやら…この世界の修正力が働いて、この世界が俺達の早期ご退場を願っているそうだな」
「うーん…残念。ま、いっか…僕は僕で結構楽しめた訳だしwww」
「こっちは全然楽しくないわ!寧ろどっと疲れただけだ!とっとと帰るぞ!」
そう行って正宗は、オーロラを通るように先にオーロラの中に入り、その後に祐介も続いて正宗達は本来の世界に帰るのであった。そしてカズマは、その一部雌雄を見てこうつぶやいた。
「あいつら……結局何者だったんだ……?」
カズマの問いを答えてくれる者はいなかった。唯でさえアクアとキールも正宗達の正体は一体何だったのか解らずじまいであった。
本来の世界に帰ってきた正宗達はカズマ達に会うと一ヶ月ぶりと声を返してきたのだ。
ウィズから聞いた話では、あのマジックアイテムはこちらの世界とあちらの世界の時間が違うようだ。こっちの一年は向こうでは一日であり、正宗達があの世界にいた時間は約30分位でこっちでは約一ヶ月の月日が経っていたようだ。カズマからこの一ヶ月で何かあったのかを聞くと正宗達が向こうの世界に行っている間、こっちでもカズマが向こうの世界と同じことをしてたそうだ。
無論アクアもこっそりついてきたそうだ。そこでリッチーとなったキールと出会って、アクアが女神としての本文を全うし、ダンジョンから脱出しようとした矢先にエンシェントドラゴンと遭遇してしまい、ドラゴンから逃げる形で脱出するのであった。そしてそのドラゴンは、アクアがダンジョン内で見つけたマジックアイテムを使ったことで別世界に飛ばされたのであった。
その後、“魔導店 ウィズ”に訪れた後にウィズと遭遇してしまったアクアは即座にウィズをターンアンデッドで浄化しようとした。しかし共に行動していたカズマに止められた。
この時に祐介はカズマの行動にグッジョブを入れる。話を戻し、その時に不動産屋さんやってきてウィズに悪霊が取り付く屋敷の除霊を頼もうとするがウィズはアクアのターンアンデッドによって浄化しかかって衰弱したため、代わりにカズマ達がその屋敷の悪霊の除霊を行うのであった。
最初はゴタゴタで除霊が困難だったが無事?に除霊は完了して、除霊した屋敷を報酬として手に入れたのであった。そして正宗は、この話でアクアのある行動に確信犯を見出すのであった。
正宗達が向こうの世界に現れたあのエンシェントドラゴンは、元々こちらの世界のモンスターだったことを正宗達は気付いたのだ。そして祐介は、またアクアがウィズに手を出したことに激怒し、再び“黎斗化”して、“ガシャコンバグヴァイザー”を手に持って腰に装着されている“バグスターバックル”と合体させた。
「この駄女神ぃぃ……!また貴様は性懲りも無く彼女を付け狙うかぁ!なら今度はお前をGAME OVERにしてやろうぅ!ブウゥゥゥゥン!!」
[ガッチョーン…!]
「向こうの世界にドラゴンが来たのは元を正せばお前の所為かアクア……全く、俺の心を滾らせやがって!……と言いたいが、今回俺は疲れてるからアクアのお仕置きは、祐介に任せる」
「え?あ……あの、クドウさんにユウスケさ〜ん?じょ…冗談ですよね?ね?」
アクアは一度、祐介が変身する“ゲンム ゾンビゲーマー”の“CRITICAL DEAD!!”による増殖したゲンム達にドナドナされかけたことがあり、あれもアクアのトラウマの一つとなっているのであった。そして祐介からアクアに処刑宣告を告げるのであった。
「処がドッコイ!これは現実ぅ!」
[DANGEROUS ZOMBIE!]
無慈悲にも祐介は“DANGEROUS ZOMBIE”ガシャットのスイッチを押して、そのままバグルドライバーと化したバグヴァイザーにガシャットを挿しこみ、バグルスイッチを押して変身するのであった。
「へぇぇんしぃぃーーん…!!」
[ガッシャット!バグルアップ!デンジャラスゾンビ!(Woooo!!)]
そして祐介は、再び“仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマー レベルX”に変身する。
さすがのアクアでもこの前のことを経験しているために逃げようとするが、正宗がアクアが向かおうとしている扉の前に立ち、アクアの退路を絶った。退路を絶たれたアクアはカズマに助けを乞うがカズマはアクアに“諦めて祐介のお仕置きを受けろ”と死刑宣告されたのであった。
そして祐介は、バグヴァイザーのAとBボタンを叩く様に同時に押して、左手でBボタンを叩き押して必殺技を発動させる。
[CRITICAL DEAD!!]
ゲンムから黒紫のウェーブが走るとアクアの足元周辺に黒い霧が発生し、そこから大量のゲンムが次々とパンデミックの様に増殖し、アクアにお仕置きする為にそのまま襲いかかった。
「ちょっ……ユウスケさん?アレはちょっとした出来心なの。だから……許してヒヤシンス♪」
「無論答えは決まっている……だが断る!!所謂、“お仕置きだべ〜!”って奴だ!!ウィズを浄化しようとした罪とゲンムのレベルXの力、またしても思い知れぇい!!」
「いやぁあああああ〜〜〜〜〜!!!!」
この時にアクセルの街にてアクアの悲痛な叫びが木霊し、アクアは改めて祐介のことを“ドSライダー2号”と認識するのであった。そんなこんなで…騒がしい日常に、新たな危機が着々と近づいていたのであった。
そして、その黒幕も危機に乗じて姿を表す準備を整えるのであった。
「ついに物語の一章が終わりが近づいている様だ。パーフェクトノックアウト、君にこの街を救えるか?それとも救えぬままBAD ENDを迎えるか?どちらにしろ…君達には我が社の宣伝としてもらおう。私の手の中で動く様に……。フッフッフッフ………」
そして黒幕は、手に持つあるガシャットのスイッチを入れガシャットを起動させるのであった。
[KAMEN RIDER CHRONICLE!]
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ーーーーーーーーーーーーーーーSee you Next game...?ーーーーーーーーーーーーーーー
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