赤と青の力で異世界を楽しもう   作:コレクトマン

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プロローグです。


………始まるぞ。


原作兼、駄女神さま編
神によって殺された……巫山戯るな!


 

 

突然だが、皆は“転生”って言葉を知ってるか?輪廻転生や神様転生、テンプレ転生と様々な転生が

あるアレだ。何故その様な事を言うのかというと、俺はその転生とやらをする羽目になって

しまったのだ。俺の記憶では、電荷製品店で仮面ライダーエグゼイドのDXゲーマドライバーと

DXガシャットギアデュアルを買って駅へと続く歩道を渡って電車で家に帰ろうとしたら、その

歩道から車が突っ込んで来たのだ。車が突っ込んで来た原因は居眠り運転であったそうだ。

その時に俺はその車に轢かれて即死した。その時に神と名乗る爺さんがやって来て俺にこう

告げた。

 

 

「お前、このすばに転生してくれ。拒否権ないからwww」

 

 

この発言に俺はムカついたが下手に神を殴ったらややこしい事が起きるのは明確だ。

なので仕方なく転生する事になった。だが今思えばこのすばの作品の原作を知らない。

其処で神は転生特典としてゲーマドライバーとガシャットギアデュアル、ギアホルダーのセット

を俺に渡した。確かに俺はエグゼイドの中でパラドクスが一番好きなのだが何故それを俺に

渡したのか神に聞いて見ると………。

 

 

「儂も儂でパラドクスが好きだから、お主がパラドを演じてくれwww」

 

 

………との事だ。やはりこの神と名乗るジジィをぶん殴りたいと思った。

だが、やはり此処でやりあったら転生する際に神から何かしらと仕返しにやらかすと思ったので

あえて殴らなかった。神は、このすば世界の魔王を倒したら願いを叶えようと告げた。

この時俺は、出来るだけ原作の主人公に関わらない様にしようと思った。

そして、光に包まれながら神によって異世界へと転生したのは良かったが転生先が草原で

カエル型モンスター(ジャイアントトード)の群れの真ん中に転生されられたのだ。

この時に俺こと“工藤 正宗”は、魔王を倒した後の願いを一瞬で決めた。

 

 

「……魔王を倒したら、俺を転生させたあのジジィをぶん殴ってやる!」

 

 

そう言いながらガシャットギアデュアルを取り出し、“PERFECT PUZZLE”と

“KNOCK OUT FIGHTER”と英語表記で書かれたダイヤルのうちPERFECT PUZZLEを下に向ける

様にダイヤルを右に回した。

 

 

[PERFECT PUZZLE][What's The next stage?]

 

 

俺の真上からゲーム画面が現れて、そのゲーム画面から色とりどりの絵柄が入ったメダルが

草原に散らばった。

 

 

「変身!」

 

 

俺はそう言ってガシャットギアデュアルの二つのスイッチの内右側のスイッチを押した。

 

 

[DUAL UP!][Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!]

 

 

独特な起動音と音声が流れると俺の目の前に青髪リーゼントの姿をしたライダーの画面が出て

その画面が俺を正面から被る様に通り過ぎると、俺は先ほどの青髪リーゼントのライダーに

なっていた。そして、ガシャットギアデュアルをギアホルダーに差し込んだ。

これこそ“仮面ライダーパラドクス パズルゲーマー”の姿である。

 

 

「仮面ライダーパラドクス……レベル50。テメェらに恨みはないが、精々俺の八つ当たりに

付き合ってもらうぞ?強制的にな!」

 

 

そう言って俺は、周辺に散らばった色とりどりの絵柄が入ったメダル“エナジーアイテム”を全て

上に集め、パズルゲームの様に並べ替えてコンボを狙うかの様にアイテムを並べる。

それがパズルゲーマーの特性である。俺が選んだアイテムは三つ。

 

 

[マッスル化!][マッスル化!][高速化!]

 

 

“マッスル化”は対象の攻撃力を一時的に上げるアイテムである。“マッスル化”を二つ取った事で

上乗せになって、パンチとキックの攻撃力がさらに倍になった。

そして“高速化”は対象のスピードを一時的に上げるアイテムである。

これらのアイテムのコンボを完成し、そのまま自身のステータスを強化した。

 

 

「カエル型のモンスターは打撃系の攻撃では衝撃を吸収されてダメージを軽減されるが、その

キャパシティーを超えるダメージを食らったら流石に死ぬだろう」

 

 

俺はギアホルダーからガシャットギアデュアルを抜き出してダイヤルを左に回して、もう一度PERFECT PUZZLEを下にダイヤルを右に回した。

 

 

[KIME-WAZA!]

 

 

必殺技待機音がなって、そのままガシャットギアデュアルをギアホルダーに差し込んだ。

 

 

[Dual Gashat!][PERFECT CRITICAL COMBO!]

 

 

手足にカラフルなエネルギーが収束し、そのままジャイアントトードに走る。

“高速化”の効果を使ってジャイアントトードの懐に入っては殴る、または蹴るなどの攻撃をして

カエル型モンスターの群れを一匹残さず蹴散らした。無論、ジャイアントトードの衝撃吸収すら

意味をなさずそのまま正宗に無双された。そして最後の一匹になったジャイアントトードを

逃さず………。

 

 

「オラァッ!とどめだ!」

 

 

ジャイアントトードの腹目掛けて蹴りを一発かました。そして“ALL CLEAR”と音声が流れた後

“GAME CLEAR”と音声が流れた。その後俺は、ギアホルダーからガシャットギアデュアルを

抜き出してダイヤルを左に戻し、右側のスイッチを押して変身を解除した。

 

 

「……さてと。こっから先どうするか?転生の際にこの異世界の通貨持ってないし、そもそも

街が何処にあるのか判らんと来た。本当にどうするか………」

 

 

俺は今後の生活のことを考えていた。するとピロリン♪と着メロみたいな音が聞こえた瞬間……。

 

 

『このまま真っ直ぐ行けばアクセルという街があるから先ほど倒したカエルの食材や素材を

街で売ればいいよ☆まぁ…ぶっちゃけて言えばパラドクスの戦闘を見たかったのが本音www』

 

 

一瞬俺を転生させたジジィの声が頭の中に響く様に聞こえた。おそらくテレパシーの類だと

思われる。しかもモンスターの群れの中に転生させたのは態とで、俺基、パラドクスの戦いを

見たかっただけに態とやったことに余計に怒りが湧き上がった。

この時、俺は全ての神が嫌いになった。たかが神の気まぐれによって殺され、挙句の果てに

暇つぶしという理由でこの道の異世界に転生されられたのだ。

 

 

「二度……ともう二度と神なんぞ信じねぇ………!」

 

 

そう呟いたが、おそらくジジィには聞こえてないだろう。色々と不安な点を抱えながら真っ直ぐ

進んでアクセルの街まで歩くのであった。………今思えば、気付くべきだった。

俺の変身と戦いを見ていた()()()()()()()()()の存在の事を………。

 

 

工藤Side out

 

 

 

クリスSide

 

 

私こと幸福の女神エリスは、人間界にて別世界の何者かが異次元を通りこの世界にやって来た

との事で、私は人間界に降りて盗賊クリスとしてその異世界から来た人の監視と調査を行った。

アクセルの街から離れて五分、草原でジャイアントトードの群れに気付かれない様“隠密”のスキル

でモンスターに気付かれない様に歩いているとそのジャイアントトードの群れの中心から光の

柱が立ち、その光が消えると一人の男性が立っていた。私はてっきり新しくやって来た転生者が

間違ってモンスターの群れの中に転生されたと思った。私はその転生者を助けようと行動を

取るとその転生者は何かを呟いた瞬間、ジャケットから二重型のカセット?を取り出した。

そのカセットには、何かしらの絵柄と文字が書かれたダイヤルと二つのスイッチが付けられて

いた。そしてその男性はそのカセット?に付いているダイヤルを右に回した。

 

 

[PERFECT PUZZLE][What's The next stage?]

 

 

男性の上から現代転生者が言うゲーム画面が出て来て、そのゲーム画面から色とりどりの絵柄が

付いたメダルが出て来た。すると男性は「変身!」と告げた後、右側のスイッチを押した。

 

 

[DUAL UP!][Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!]

 

 

その男性の前に青髪リーゼントの姿をした仮面の戦士が描かれた画面が現れて、男性を正面から

被る様に通り過ぎると、先ほどの男性が消えて青髪リーゼントの姿をした仮面の戦士が現れた。

そしてその男性は手に持っているカセットを右腰の差し込み口らしい部分に差し込んだ。

 

 

「仮面ライダーパラドクス……レベル50。テメェらに恨みはないが、精々俺の八つ当たりに

付き合ってもらうぞ?強制的にな!」

 

 

男性は仮面の戦士こと仮面ライダーパラドクスと名乗り、腕を指揮者の様に振るうと草原に

散らばった色とりどりのメダルが男性の目の前の上に集まった時、そのメダルを男性が手を

動かすとメダルが並べ替えていく。そして赤のメダル二つと黄色のメダルの計三つを男性が

そのメダルを吸収する様に消えた。

 

 

[マッスル化!][マッスル化!][高速化!]

 

「カエル型のモンスターは打撃系の攻撃では衝撃を吸収されてダメージを軽減されるが、その

キャパシティーを超えるダメージを食らったら流石に死ぬだろう」

 

 

先ほどの色とりどりのメダルは何かしらのステータス強化の類の物だと分かった。

男性は何かを呟くと差し込み口からカセットを取り出してダイヤルを左に回した後もう一度右に

回した。

 

 

[KIME-WAZA!]

 

 

カセットから何かしらの音声が流れると男性はもう一度カセットを右腰の差し込み口に

差し込んだ。

 

 

[Dual Gashat!][PERFECT CRITICAL COMBO!]

 

 

男性の手足にカラフルなエネルギーが収束すると人間とは思えないスピードでジャイアント

トードを殴ったり、蹴ったりなどの攻撃でジャイアントトードが次々と倒されていった。

 

 

「オラァッ!とどめだ!」

 

 

最後の一匹になったジャイアントトードの腹目掛けて蹴りを一発かますと、“ALL CLEAR”と

音声が流れた後“GAME CLEAR”と音声が流れた。男性はもう一度右腰にあるカセットを抜くと

ダイヤルを左に戻し、右側のスイッチを押して変身を解いた。そしてその男性は何かしらとこの

世界に来たばかりでこの世界の通過を持っていなかったのだ。私は“隠密”のスキルを解いて

男性と接触しようとしたが、男性は何かを警戒する。私は咄嗟の判断で“隠密”を再び発動させ

身を隠した。すると男性が拳を握りしめてこう呟いた。

 

 

「二度……ともう二度と神なんぞ信じねぇ………!」

 

 

そう言って男性は、怒りを抱えてそのまま真っ直ぐアクセルの街に向かって行った。

……彼は、どうして神に対しての怒りを抱えたのだろう?怒りを抱いた彼を見て、私の心は

不安になった。

 

 

「彼は………どうして………」

 

 

私がそう呟いたが、人のいない草原で私の問いに答えてくれる人がいるはずがなかった。

 

 

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーSee you Next game...?ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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