時間稼ぎをするのはいいんだが・・・・・・別に、投稿してしまっても構わんのだろう?
IF もしも翔が○○○○の世界に転生していたら
こんな転生先は嫌だ
①魔法少女リリカルなのは
それは、闇の書事件が集結して約3ヶ月後、唐突に起こった。
「っ!?海鳴市にて封時結界が複数展開されました!更に内部にて魔力反応が増加中です!」
突如鳴り響いた警報。画面を埋め尽くす赤いウィンドウ。そのどちらもが異常事態を示すもので、艦内のものに警戒を高めさせるには十分だった。
次元の海にて停泊していた時空管理局のL級次元航行船「アースラ」。闇の書事件が集結した後も事件を起こした「ヴォルケンリッター」とその主である「八神はやて」の保護観察の名目で地球周辺の次元に留まっていたところだった。
「まったく!この街は何かに呪われているのか?」
急ぎブリッジに入って来た少年、執務官のクロノ・ハラオウンはそう愚痴をもらした。この1年の間に同じ街で世界を滅ぼすような事件が何度も起きていればそう言いたくなるのも仕方ないだろう。2度あることは3度あるとでも言うように今回またもや事件が起きているので、偶然だろうが何かしらの理由を求めたくなるのは人の性だ。
クロノはつい溜め息を吐き出したくなるのを、人前なので多大な精神力を払って堪えなければならなかった。
「すぐに結界の内部のことを調べてください!場合によっては武装局員を送り込みます!」
『ハッ!』
艦長であるリンディ・ハラオウン提督――クロノの母でもある――の指示が飛ぶ。船員はすぐさまその指示に従い作業を始めた。その様子にリンディは満足そうな顔を浮かべる。
果たして1番初めに中の様子を探り当てたのは通信主任兼クロノの執務官補佐でもあるエイミィ・リミエッタだった。やはり船員の中ではその優秀さは頭1つ抜きん出ていると言えた。
「結界内の映像、モニターに映します!」
その言葉にブリッジの緊張感が否が応でも高まっていく。前々回は次元干渉型の高エネルギー体結晶のロストロギア「ジュエルシード」が。前回はS級捜索指定ロストロギア「闇の書」が出てきた。果たして今回は鬼が出るか蛇が出るか。
ごくり。誰かが生唾を飲み込む音がした。モニターが点くまでの一瞬がとても長く感じられ――――そして、結果内の現在の様子がリアルタイムで映し出され始めた。
『悶虐陣破壊地獄!!』
『チェストォッッ!!』
『ちょわーーーーッッ!!』
『イ~~ヤバダバドゥ~~!!』
『な~んちゃっ・・・た』
『ヌッハーーーーーッッ!!』
『物理的に地獄に落ちてもらうよ!あくまで活人拳的に!!』
『オツムにきましたわ!!』
『烏龍盤打ァッ!!』
『ジャイアントネコメガエルパ~~ンチ!!』
『ラッラーー♪!!』
『全世界の太めの男性のために!!』
『ニャニャニャニャ!!』
『神武不殺!それが杖術だっ!!』
『グングニル!』
『命令は、絶対だぁ!!』
『何故なら余は王だからのぅ!』
『プロファイル完了・・・・・・!』
『You死んでください!』
『なぁ、甘いもの食っていいのか?』
『目立ってる!今私は目立ってるわ!!』
出てきたのは鬼でも蛇でもなく
モニターの中で繰り広げられる阿鼻叫喚の戦闘の様子に、ブリッジの中に居たものは揃って呆然としてしまうのだった。
ズズゥゥ~~。
「はぁ~。お茶が美味しいわね」
「って、艦長!!現実逃避をするのはやめてください!!」
「そうは言っても、ねぇ」
クロノのツッコミにリンディは再びモニターを見てみる。そこではやっぱりS級の魔導師もかくやの戦闘が各地で起こっており、最早どれから手をつけたらいいのやら、だ。
リンディは正直、この事態に対処するにはエース級の魔導師を何人連れてきたとしても足りないと思う。そしてそれが事実上不可能な以上、本当に出来ることがないのだ。
「どうしようもないでしょ、あれ」
「そうかもしれませんが・・・・・・!!」
「えっ!ちょっ、艦長!クロノ君!」
リンディがクロノと話しているとエイミィの焦燥に満ちた声が掛けられる。その声にクロノは更に状況が悪くなるのかと内心で嘆くことしかできなかった。
「なんなんだ。エイミィ」
「そ、それが・・・・・・!!」
緊急通信によって告げられたその内容。エイミィはどもりながらも何とかその内容を告げることが出来た。
「シ、シグナムさんが、嬉々として結界内に突っ込んでいったって・・・・・・」
その言葉がブリッジ内に虚しく反響する。それほどの静寂が場を覆っていた。聞こえてくるのはモニターからの破壊音だけである。
「もうどうにでもな~れ」
クロノは諦観に満ちた瞳をしながらもそう呟くのが限界だった。モニターの中で起こっている現状をなるべく見ないようにしながらコーヒーを淹れた。
「「あ~、
翔が魔法少女リリカルなのはの世界に転生すると、「闇の欠片事件」と「砕けえぬ闇事件」がカオスすぎて海鳴がヤバイ。
◇◇◇◇◇◇
②Fate/stay night
「時間稼ぎをするのはいいんだが・・・・・・別に、倒してしまっても構わんのだろう?」
「えぇ、思いっきりやって頂戴!」
「ふ、なら期待に答えるとしよう」
俺のミスのせいで、今自分達は絶体絶命のピンチに陥っている。
目の前で相対するのは破壊の具現。大英雄ヘラクレスをさらに狂化させることで能力を底上げしたという規格外。12回殺さないと倒すことも出来ない
それに対してこちらのまともな戦力はアーチャーと凛だけだ。俺は半人前以下のへっぽこ魔術師見習い。セイバーはその俺のせいで魔力不足。そしてサーヴァントと戦うことが出来るのは基本的にはサーヴァントのみ。
だから、ここでアーチャーが残って時間稼ぎをするしかない。その選択肢しか無いのは分かっている。それが最善だと理性では判断している。・・・・・・だが、やはり感情では奴1人置いていくのは納得がいかなかった。
そんな俺に向けてアーチャーが言う。俺に出来ることは何なのだと。
「イメージするのは常に最強の自分だ」
それだけを言い背中を見せる。アーチャーのその背中が「ここはまかせろ」と言っているような気がして、俺はこの戦場を離脱するのだった。
・・・・・・ところで、前々から気になってたんだけど、背中に書いてある「梁山泊」ってどういう意味なんだろうか。
翔がFate/stay nightの世界に転生したら、赤い弓兵の背中になんか「梁山泊」とか書いてある。
◇◇◇◇◇◇
③とある魔術の禁書目録
断崖大学のデータベースセンター。そこでスキルアウトに襲撃されていた御坂美鈴。彼女に助けを求められた上条当麻は、現在彼女と合流してセンターの外を目指して走っていた。
彼女を救出するという目的は達成した。後はこのセンターを脱出するだけなのだが・・・・・・。
「動くな」
正面玄関から外へと出ようとしている2人を遮るように1人の男が立っていた。
ジャージにジーンズという出で立ちをした男は、その鼻から血を流している。先ほど上条が防弾ガラスで殴った時に出血したのだろう。
上条はその男の姿を見て舌打ちをしたい気分に駆られた。やはり先ほど気絶させたときに縛るなどして動きを封じて置けなかったのは痛かった。
その男が口を開く。その口から漏れ出るのは猜疑心に満ちた声。依頼されて行った御坂美鈴襲撃。その依頼が始めから囮で自分達を見捨てるつもりだったのかと邪推している。
だが、上条はその男の言葉に否定の意を返す。そも、上条は美鈴の電話を受けて駆けつけたのだ。依頼がどうとか、スキルアウトのリーダーがどうだとかの複雑な事情は知らないし、知るつもりもなかった。
その言葉を聞いた男――自分で名乗ったが浜面仕上というらしい――は乾いた笑い声を上げる。自らの身の破滅を確信している彼にとって、この状況は面白くなかった。自分の失敗を何かでごまかすことができないから。
「たまらねぇなオイ。殴り殺さなくちゃ気が済まねえよ」
浜面が動く。ズン!と足を大きく踏み鳴らして構えを取った。素人ではあるものの、
浜面が一気にこちらへ駆けてくる。その速度に上条は一瞬面食らったものの、何とか美鈴を横へ突き飛ばすことができた。
だが、そのせいでワンテンポ動きが遅れてしまった。上条が行動が取れるようになったころには、既にビュオッという風斬り音が聞こえていた。
その音の正体は浜面の右拳。上条の顔面目掛けての崩拳だった。
「ッ!?」
咄嗟に顔を守るように上条は左腕を掲げた。
しかし、その左腕には衝撃が来なかった。
引き伸ばされた時間感覚の中で上条が見たものは、肘を折りたたんでいる浜面の姿。
超近接戦に特化している武術の、一撃必倒とも謳われる肘撃ちが上条の胸に炸裂した。
「裡門頂肘ッ!!」
ズンッ!!という震脚の音、1拍遅れてドン!という太鼓を叩くような轟音が鳴り響く。
「ごっ、あ!!」
上条の口から息が漏れた。
衝撃で、上条が懐に仕舞っていた物がバラバラと床に零れ落ちた。美鈴を助ける過程で撃破したスキルアウト。彼らが持っていたスタンガンや警棒などの護身用品である。
(ちくしょう、
歯噛みする上条は、湿った地面に落ちているスタンガンなどを拾おうと、素早く屈み込んだが、
「させると思うか?」
武器を掴んだ上条の手を、浜面が思い切り踏みつけた。
鈍い痛みを感じる暇も無い。
「こういうものの扱いは、俺達が1番良く知っているんだよ。・・・・・・いや、マジで」
どことなく寂謬を感じさせる言葉を放ちながらも、しかし浜面は一切の容赦なく、上条の手を踏みつけながら彼の顔面を蹴りつけた。
「ぶ、が!?」
意識が揺らいだ。
それでも舌を噛まなかっただけマシなのかもしれない。
上条の体が真後ろへブリッジを描いて倒れこむ。美鈴が悲鳴を上げた。だが、それに構っている暇はない。上条は倒れながらも土を掴みあげるとそれを浜面の顔目掛けて投げつけた。
「ッ!?」
浜面は左腕で顔を守ることにより、眼を潰されるのだけは避けることに成功した。
しかし、浜面は咄嗟の反射行動として眼を瞑ってしまっている。その隙に上条は素早く立ち上がると、浜面の胴体目掛けてタックルを敢行した。
ドンッ!と鈍い音が響く。
だが、浜面の体は1ミリたりとも動くことは無かった。
(この、感触はッ・・・・・・!?)
「悪いが、こっちは
耳元で囁き声が聞こえた。
胴体で抱きつくような格好になっている上条に、浜面は続けて言う。
「路地裏で能力者達と渡り合うためには、それなりの修行が必要だ。まったく、馬鹿だよな。そこらのスポーツ選手と同じ、いや、それ以上の地獄そのものの修行をしていて一切褒められないんだからよ・・・・・・!!」
と、上条は異変に気付いた。
浜面の体が、小刻みに震えているのだ。
まるで、何かに恐怖をしている幼子のように。
「いや、マジでそれは無理。なんなんですかそのまっし~んは!?え?電力自家発電仕様だからお得だって?誰が得するんですか!?間違いなく俺にとっては損ですよ!?いいから早く、じゃなくって!?死んじゃう、死んじゃいますから!?ちょ、薬が!薬の匂いがぁ!?こっちに近づけてこないでぇ!?え?銃器扱えるなら刃物は怖くないでしょって?日本刀を振り回されながら追い掛け回されたら怖いに決まってるでしょ!?なんでそんなイイ笑顔で追いかけてくるんですか!するめ踊り(仮)ってなに!?名前をつけたらいいってもんじゃないですよ!これ修行じゃなくて拷問ですよね!?少なくとも辞書を調べたら人を火で炙る行為は拷問ですから!しかも(仮)ってなんですか!?超適当に名前付けた感出てるじゃないですか!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ブツブツと呟いていた声がだんだんと大声になっていく。どうやら浜面はそのことにも気付いていないようだ。上条のことも目に入ってない様子で過去に行われた
上条はそ~っと身を離しながらもその口から出てくる修行の内容と思しきものにドン引きするのだった。
そんな彼の傍に近づいてくる影が1つ。ポン、と肩を叩いたその影の正体は御坂美鈴だ。
「・・・・・・行きましょうか、美鈴さん」
「そうね。玄関はもうそこだし」
トラウマスイッチがONとなっている浜面を置き去りにして、上条と美鈴は断崖大学データベースセンターを後にするのだった。
翔がとあるの世界に転生したら、一部のスキルアウトが強すぎて
◇◇◇◇◇◇
④魔法少女まどか☆マギカ
「僕と契約してまほ「忘心波衝撃!!」」
翔が魔法少女まどか☆マギカの世界に転生したらインキュベーターが本当にマスコット「キュうべぇ」となっちゃう。
他にもハイスクールD×Dでアーシアに憑依しちゃってアーシアが「閃華裂光拳!!」とかやっちゃうのを妄想したりしました。