サトシ「幕末以降の日本史もわかんねえ!」【解説】 作:ぽかんむ
マオ「さて、第一次長州征伐後、幕府に従っていた長州が勢いを取り戻すと幕府は第二次長州征伐を行おうとした(1866)」
リーリエ「しかし当然薩摩はそれを拒否します。薩摩の援助を受けた長州の前に圧倒される幕軍は、将軍家茂の病死もあって撤退しました」
サトシ「幕府や外国に何度もコテンパンにされても諦めずに食らいつく! 長州かっこいいな!」
カキ「俺もそれは思うぞ」
スイレン「うぐぐ......」←新撰組好き
マーマネ「社会の混乱は農民一揆の多発や宗教にも影響したんだ。一揆では世直しが叫ばれたり、教派神道というものができたり」
スイレン「家茂のあとを継ぎ15代将軍となったのが徳川慶喜。フランスの援助で幕政を立て直した」
カキ「このとき幕府側はフランスの、倒幕側はイギリスの援助を受けていたぞ」
パークス(イギリス)「天皇中心の雄藩連合政権を期待するで(そして儲けるんや!)」
ロッシュ(フランス)「幕府を勝たせるために財政や軍事的に援助したる!(そして儲けるぞ!)」
サトシ「なんかキター!!」
マオ「あっもう帰っていいよ」
カキ「2か国とも日本の覇権を獲ようとしてるだけだけどな」
マーマネ「時を同じくして孝明天皇も死亡。前も言ったけど孝明天皇は公武合体派。だけど彼が死んじゃったからそれも後退しちゃった」
リーリエ「薩長は岩倉具視らと結び、討幕の密勅をゲットしました。つまり全面戦争の最終準備を整えたのです!」
カキ「そこで現れたのが土佐!」
サトシ「頼もしい援軍だぜ!」
スイレン「土佐藩の前藩主である山内容堂(豊信とも)が幕府に大政奉還を提案、幕府はこれを飲み朝廷に政権を渡し降参した(1867)」
サトシ「えっ? こっから高杉晋作とかが活躍するんじゃないの?」
カキ「全面戦争は行われなかったんだ。ちなみに高杉はこれ以前に結核で亡くなっている」
マオ「だけどもしここで両勢力の潰しあいが起こっていればフランスかイギリスの植民地にされていた可能性もあるわ」
スイレン「慶喜はそれを考慮した上でこういった決断をした。だからこれは決して臆病な逃げの一手ではない」
カキ「ちなみに大政奉還を考えたのは龍馬だったとも言われているな」
マオ「そんな龍馬も近江屋事件で暗殺されてしまった。あのときはガン泣きしたね!」
サトシ「産まれてないだろ」
リーリエ「同年12月には王政復古の大号令が発されました。これは新たに天皇中心の新政府を作りますという宣言ですね」
マーマネ「さらに幕府・摂政・関白を廃止して新たに総裁・議定・参与を設置」
スイレン「龍馬の新政府構想は慶喜をそこそこいいよく職に就けることだったのだけど死人に口なし、そうはならなかった」
カキ「御御所会議で慶喜は辞官納地、役職と領地の返上を命じられた」
マオ「これにて幕末編はおしまい! 次回からは明治時代に入るよ!」
サトシ「整いました!」
リーリエ「近代編では始めてでしたね」
サトシ「15代将軍とかけまして忍者と説く」
スイレン「その心は?」
サトシ「よしのぶ(慶喜・世忍ぶ)」
マーマネ「次回も見てね!」
ありがとうございました