超次元ゲイムネプテューヌ Chronicle 作:黄金の最強ゲーマー
真・恋姫†夢想-革命-届く→
映画見てから書くことにする→
真・恋姫†夢想-革命-する→
映画の内容、描写を組み込んだ設定に変更→
真・恋姫†夢想-革命-する→
主人公の設定が大きく変更→
真・恋姫†夢想-革命-する→
書き直し→
真・恋姫†夢想-革命-する→
本編でドクターマイティXXとゲムデウスクロノス、ゲーマドライバークロノスが出る→
ファッ!?←イマココ
こんなに遅くなったのも、文章がガバガバなのも全部、乾巧って奴のせいなんだ…!(八つ当たり)
「…それで、これが、その手段ですの?」
「バグスターとやらに対抗する力、ねぇ」
「エムがいつも使ってる、ガシャットってやつよね?これ」
渡された物を見つめながらそう呟くのは、プラネテューヌ以外の大陸を守護する三女神達。
『緑の大地リーンボックスの守護女神 グリーンハート』こと『ベール』。
『白の大地ルウィーの守護女神 ホワイトハート』こと『ブラン』。
『黒の大地ラステイションの守護女神 ブラックハート』こと『ノワール』。
彼女達は、非常事態宣言を受け、プラネテューヌ協会本部に存在する最重要会議室に集まっていた。
呼び出したのは他でもない、現状において唯一バグスターに対抗しうる力を持った男、エムである。
「そうだ、これは俺の持つライダーガシャットの中でも、特殊な部類に位置するガシャット。その特異性ゆえに、今回の非常事態の攻略には極めて有効なはずだ。」
「でも、これ、前にエムが使ってるのを見たわよ?すっごい強かった奴じゃない」
彼女達に手渡されたそれは、『仮面ライダークロニクル』。
檀黎斗の手により開発され、パラドの手で完成に至った『究極のゲーム』であった。
そのあまりにも強力な力に、バグルドライバーⅡを持った『檀政宗』によって悪用されてしまったり、『マキナビジョン』という外資系企業のオリジナルガシャットである『ハリケーンニンジャ』に技術を流用されてしまったが、今回彼が目を付けたのはそこではない。
「このガシャットの特性はな、『量産が容易』かつ『一般人も使用可能』という点にある」
その言葉に、3人はほぼ同時に反応した。
「…量産、ですの?」
「一般人でもって、それは…」
「誰でも仮面ライダーになれるっていうの…!」
ベールは量産という言葉に反応し、その『量産』が実際に過去にあった事実なのだろうと検討をつける。
ブランはバグスターとガシャットの関連性から、多くの一般人がウイルスに侵される危険性に気づき。
ノワールは、誰もが『仮面ライダー』の強力な力を使えるという事実に一瞬呼吸すら忘れて恐怖した。
「正確には、『ライドプレイヤー』だな。量産型の仮面ライダーみたいなもので、その最初のスペックはレベル1相当でしかない。」
「レベル1って言っても、数t単位での攻撃でしょ?それが量産可能って、ふざけてるわよ…」
そう、レベル1といっても、その攻撃は平均して数t単位の一撃である。
分かりやすく説明するなら、トップクラスの格闘家の全力の一撃が1t行くか行かないかレベルの打撃力でしかない。
それを、『数値上で数倍』の攻撃力を一般人が行使できるのだ。
言うなれば、誰でも準女神級の身体能力を自由に使えると言っているようなものである。
四女神と共に戦ってきた歴戦の英雄たちに匹敵する力を一般人が使えるのだ。
そんな代物、有っていい筈がない。
誰もが仮面ライダーになれるなど、下手な兵器よりも厄介だ。
「さすがはVR次元、というべきでしょうか。そんなにも強力な物が存在するなど、私達の次元では考えられません。これが高位次元と低位次元の差、というものなのでしょうか…」
「おい待て!ライダーガシャットってのは、使ったら抗体持ってないと感染しちまうんだろ!それを一般人が使ったってのか!?」
挙げられた事実が示す危険性に、ブランが怒りのあまり『女神ホワイトハート』の面を露わにして激昂する。
その糾弾にも似た問いに、エムは深く頷いた。
「ああ、日本…大陸の数倍程度の規模の島国全土にこのガシャットが大量販売され、数十万単位の被害と犠牲者が出た。あれは、二度と繰り返してはならない悲劇だ。」
告げられた事実と、その規模の大きさに、3人の女神は思わず息をのむ。
そして、3人の中でも一番冷静だったベールが、エムに確認を投げかけた。
「…その悪夢を生み出した代物を、私達に使え、とおっしゃるのですね?」
「そうだ」
思わぬ即答に、さすがのベールすらもたじろぐ。
しかし、ある考えに至り、再度確認を投げかけた。
「…それは、私達が女神だから、ですか?」
その問いに、今度はエム自身が目を見開いたが、それも一瞬の事。
次に浮かべたのは、喜色の混じった不敵な笑みであった。
「そうだ、お前達の『守護女神』という特性を見込んで、この計画を思いついた。お前達が守護女神でなかったら、いくら俺でもこんな事は言い出さないさ。」
「どういうことなのよ?」
意味が分からず、疑問符しか浮かばないノワールに対し、ブランは思考を整理して理解したのか答えを返す。
「私達の守護女神としての『ウイルスに対するアンチシナジー』。それが理由だということね」
「ブランの言う通り、守護女神はその特性、有り方の性質上『ウイルスの撲滅、抑制』において強力な『補正』とでも言うべきものを持っているんだ」
「『大陸の統治、外敵の排除』が、私達守護女神の役割ですわ。さらに、女神という『神性』を持ってもいますの」
「言うなれば、天然の抗体みたいなものだ。ついでに言えば、お前達には、『ネクストフォーム』があるだろ?」
その言葉に、ノワールはようやく納得したかのように頷く。
「なるほど、つまり、ライダーガシャットを使って、私達を疑似的な『ネクストフォーム』にするわけね。」
「といっても、変化する点と言えばバグスターに攻撃が通るようになったり、単身でもエナジーアイテムの使用が可能になる程度だけどな。飛躍的に能力が伸びるわけでもないし。見た目も普通の女神化と変わりない」
「まぁ、バグスターに攻撃が通れば十分ではないでしょうか。」
バグスターに対する明確な対抗策が見つかったからか、3人の顔に若干の明るさが戻る。
仮面ライダークロニクルに関しても、思うところはありそうだが、貴重な対抗手段ということもあり、ひとまず心に整理はついたようだ。
「…あれ?」
ふと、ノワールが声を上げる。
「どうしましたの?」
「いえ、そういえば、四女神会議なのに、ネプテューヌが居ないなって」
「また寝坊でもしてるんじゃないかしら…」
ノワールの疑問に、ブランは少し呆れ気味に返す。
そんな彼女たちに苦笑し、ネプテューヌの信用のなさに呆れ、同時にいつも通りだな、と思いつつも答えた。
「あぁ、ネプテューヌには、もう一つの計画を進めてもらっている」
「もう一つの計画、ですか?」
ネプテューヌがまさか単身で他の計画に関わっているとは予想もつかず、思わずベールは目を丸くする。
「あぁ、『ライダーフォーム計画』だ」
◇
「…っ!っはぁ…はぁ…」
「お姉ちゃん、大丈夫…?」
胸を苦しそうに抑えるネプテューヌ…否、パープルハートに駆け寄るネプギア。
それを見て、パープルハートは安心させるように笑みを見せる。
「平気よ、ネプギア。それに、ようやく完成に至ったんだもの。」
そういうパープルハートの姿は、一見『ネクストパープル』の様に見えたが、よく見ると細部が大きく違っていた。
眼は赤くなり、髪色は普段と違い濃く暗い紫。
体にはエネルギーラインのように、薄く光る紫のラインが増えている。
そして、プロセッサユニットは全体的に黒が混じり、細部は小型化されて、二の腕や太ももには補助具のようなパーツが追加されていた。
そして、その手にはブレードモードの『ガシャコンブレイカー』。
「かなりキツかったけど、ついに完成した…!ハイパーシェアクリスタルとライダーガシャットの同時使用による再変身…、いえ、大変身!」
彼女の腰には、キメワザスロットホルダーが装着されており、ホルダーには『紫色』のガシャットがマウントされている。
「これが進化の第一歩、『アクションパープル』!」
彼女が取り込んだそれは、ガシャットの中でもより危険度が高いとされるガシャット──
『プロトガシャット』の一つ、『プロトマイティアクションX』だった。
なお、スペック自体はネクストパープルと大差無い模様。
主人公の最強フォームが決定したので初投稿です。
大体各キャラの役割とか決まったので、勝利の法則が決まりました(仮面ライダービルド)
それに伴い、本作の敵キャラも総とっかえ。
さらに余波で本編のストーリーも総とっかえ。
ふざけんな!(半ギレ)
絶対ドクターマイティXX作中で使わせてやるからな(鋼の意志)
次回:『紫のRe:action!!』