超次元ゲイムネプテューヌ Chronicle 作:黄金の最強ゲーマー
なぜ君たちがこの小説を読みにくいと思うのか…
なぜ君たちがこの文章をつまらないと感じるのか…
なぜ文章が唐突に厨二臭くなったのくわぁ!
その答えはただ一つ…アハァー
この小説には…プロットが一切として…存在していないからだあぁぁぁぁ!
ははははははっ!はぁーはははは!!
まぁ、仮にプロットがあったとしても、屑みたいな文章だろうがなぁ!
≪マイティクリティカルフィニッシュ!≫
広いドーム状のエリアに、大きく電子音が鳴り響く。
直後、凄まじい爆発がエリア中央部で炸裂した。
「うわあああぁぁぁ!?」
吹き飛ばされたのは、紫の髪に十字キーのような髪飾りを付けた小柄な少女。
爆発の中心からはじかれる様に吹き飛び、その体を地面に叩きつける。
「ねぷっ!?」
その少女を追うように、未だ消え切らない爆炎の中から出てきたのはピンク色の戦士。
まるでゲームの中から出てきたかのような等身、特徴的な前髪と大きな瞳、そして胸にあるボタンの様な意匠の施された装甲と体力ゲージのようなゲージは、一見コミカルな印象を人々に与えるだろう。
しかし、それを感じさせないほどに溢れ出る戦士としてのオーラが、彼の印象を大きく変えさせていた。
「どうした、ネプテューヌ。まさかその程度で終わりじゃないだろ?」
戦士は、挑発するかの様な物言いで少女に向かってファイティングポーズをとる。
刹那、ネプテューヌと呼ばれた少女は、その全身をバネのように使って飛び起きた。
「むっかー!あったりまえ!ここからは本気でいくよ!」
戦士の挑発にそう答えた少女は、左腕を天高く掲げ、振り下ろす。
「変っ身!」
瞬間、少女の体が大きな光に包まれる。
それに対し、戦士も全身で大の字を作ってポーズをとり、腰に装着されたベルトのレバーに手をかける。
「いいぜ、レベル2だ!大変身!」
そのままベルトのレバーを勢いよく開いた。
≪レベルアップ!≫
≪マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!≫
グラフィックを模したゲートが音声と共に現れ、それを戦士が通過すると、彼は等身大の姿に変化する。
対する少女も、光が収まると、先ほどの姿とは似ても似つかない様な美しさを持つ大人の姿へと変身を遂げていた。
「仮面ライダーエグゼイド レベル2!」
「パープルハート!変身完了!」
二人は、高らかに名乗りを挙げると、その手に武器を呼び出す。
≪ジャ・キーン!≫
「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」
「女神の力、見せてあげるわ!」
そしてそのまま、互いめがけて走り出した。
◇
「いったぁ!ネプギア、もっと優しくぅ!」
「もう!模擬戦で女神の力まで使うお姉ちゃんが悪いんだよ!?」
今、俺の目の前で情けない声を上げながら治療を受けているのは、何を隠そうここプラネテューヌで最も偉いとされる『紫の女神 パープルハート』その人である。
いやまぁ、変身前と変身後でほとんど別人と言っていいので正確には違うのかもしれないが、それでもこの大陸における統治者の一人であり尊い人物…のはずだ。
もうネプテューヌとそれなりに長い付き合いになるし、彼女の独特なテンションと感性にも慣れたと思っていたのだが、未だにこう言った光景を見せられるとそうでもない気がしてくるから困る。
「そうだぞネプテューヌ、これは模擬戦なんだから、なにも女神化まですることないだろ」
「ロボットレベル3でマッスル化まで使ってキメワザしてきたエムにだけは言われたくないよ!?」
「仕方ないだろ。レベル2じゃ女神を打倒するのは厳しいんだ、安全マージンを考えるとあれが最適解だったんだよ」
「模擬戦用の装備でレベル50相当の一撃を受けたこっちの身にもなってほしいな!?」
そう言われると口を閉じるしかない。
やはり『ゲキトツロボッツ』ではなく、加減がしやすく使い勝手のいい『シャカリキスポーツ』で相手をするべきだったか。
しかし、早期に決着をつける為には威力に特化した『ゲキトツロボッツ』で倒すのが最適解、あまり長引いて安全マージンを失いかねない状況に陥るよりは、余裕のあるうちに倒すのが一番なのでは…?
「うーん…」
「うーんじゃないよ!ゲーマーガチ勢めー!」
「お、落ち着いてお姉ちゃん!」
ダメだな、犯罪神とか、前世のクロノスとかを知っている分、その辺の基準がおかしくなってるのか。
仕方ない、今度ギルドで依頼でも受けて力の調節を覚えよう、けが人を出すよりも数百倍マシだ。
「でも、すごいですねエムさん。流石は『プレイヤー』なだけあります!」
「…そう、だな」
ネプギアの言葉に、つい言葉がつまる。
『プレイヤー』、それはイストワール曰く『運命を決定する力を持つ者』であるらしい。
全ての世界、全ての次元には観測者であり上位者である『プレイヤー』が存在し、プレイヤーの行動、選択が世界の運命を左右するという。
どうやら彼女達の中では、俺は世にも珍しい『世界に直接干渉したプレイヤー』であるという。
「…運命、か」
「どーしたの?エム?」
「いや、本当に俺なんかがプレイヤーなのかなって。なーんかしっくりこないんだよなぁ。」
そうぼやくと、ネプテューヌはポカンとした後、満面の笑みで返してきた。
「もー、エムったら何言ってるの?前に私に言ってくれたじゃん!『お前の運命は、俺が変える!』って!」
ネプテューヌは、そう俺に言って笑う。
…確かに俺は彼女にそう言った。
でも、何かが違う気がする。確かに、その言葉に嘘偽りは一切無い。まぎれもなく本心だ。
しかし、違うのだ。もっと根本的なところで間違っているような気がする。
違和感を感じるのは、そう、『プレイヤー』。確かに俺はプレイヤーなのだろう。彼女達の定義するプレイヤーであることに変わりはないだろう。
だとすると、問題は『プレイヤー』という単語自体か。
やはり、違和感がある。本能というべき部分が否定している気がするし。しかし肯定している気もする。何か、物足りない。
…まぁ、考えても詮無きことか。前世を思い出せない今、プレイヤーに関して考えてもしかたない。
「…はぁ、全く」
せっかくネプテューヌと気持ちよく戦えて、大満足してたっていうのに。
「白けるぜ」
◇
…また、あの顔だ。
満たされない、幼い子供が拗ねたような表情。
何かを失くした時の子供のような苦しみを、心配かけまいと抑え込んだ大人のような、そんな表情。
見ていて、胸が締め付けられる。
浮かんでくるのは、そんな顔すらも愛おしいという感情と、彼を満足させられない自身への不甲斐なさ。
自分一人では彼を満たせないから、皆で足りない分を満たせられればと思った。
もちろん他の皆も同じことを考えているのは知っていた。
それでも、それが彼のためになるのならと、私は、皆は、それを甘んじて受け入れたのだ。
でも、彼は満たされていない。
彼の心には、私たちでは代用できない『何か』が住んでいる。
おそらくは、記憶を失う前の何か。彼の根幹を形作る存在。
私たちは、その何かに敗れ続けている。
何度も何度も打ちのめされて、何度も何度も諦めかけて。
それでも私は、私たちは、諦めきれずにいる。
…更なる絆が要る。
きっと、彼の心に届かせる可能性は、そこにある。
彼との絆で生まれる『ライダーガシャット』。
きっと、そこに鍵がある。
愛する妹たちにも協力してもらおう。
きっと、未だ女神として完成していない『無限の可能性』にこそ、答えが潜んでいるはずだ。
私は、諦めない。
私は、そうやって戦ってきた。
何故なら私は、『女神』なのだから。
例え、この身が滅びようとも。
コンティニューしてでも、クリアする。
なにこれ?(素)
痛いですね…これは痛い(確信)
読者様、逃げてはダメですよ?(鬼畜)
修正が必要だ…(KNZKSRU)
次回からはちゃんとほのぼのしだすから安心!
ちなみに女神候補生達は全員、絶版を免れました。
あとプレイヤー云々はほぼネプテューヌ側の公式設定です。
序盤の戦闘はネプテューヌ序盤特有のパプハいじめゾ。
次回:『第一QUESTを攻略せよ!』
投稿2話目にして迷走とか早い…早くない?