ISに転生したからって戦いに参戦するつもりなどない!!   作:銭湯妖精 島風

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野生のセシリアは去っていった

 

 

何かが気に入らなかったセシリアが僕と一夏の前で妙に演技がかった身振りで言い

 

「このイギリス代表候補生 セシリア・オルコットとクラスを共にするというだけで幸運という事を理解して欲しいですわね」

 

と続けて言う

 

有る意味運が良いのかも知れない、何せ1学年240名8クラス有る訳だ

 

そして現状で僕が知る1年の代表候補生は目の前にいるセシリアと4組の簪の2人だけ

 

まぁセシリアが代表候補生だから僕達が得をする事は多分ないけど

 

そんな事を考えていると、一夏が口を開く

 

「悪いけど、俺は君の事知らないから よく分からん」

 

「なっなっなんですって?!このセシリア・オルコットを知らないですの!?」

 

 

首を傾げキョトン顔でセシリアに言う一夏に彼女は今までキープした演技がかった仕草を放棄し取り乱して僕を睨み付ける様に見てくる

 

「安心してよオルコットさん、僕は君を知ってるよ?」

 

とりあえず苦笑してセシリアに言うと、何とか持ち直したのか小さく咳払いをし

 

「ま、まぁ幾ら わたくし でも万人にとはいかなかった様ですわね。わたくし は、寛大ですから?貴方の無知を許して差し上げますわ」

 

「は、はぁ・・・ありがとう?」

 

いまだキョトン顔でセシリアへ言い、僕へ向き

 

「で高雄、代表候補生って凄いのか?」

 

「え?あーうん、彼女達代表候補生は、国家代表の候補なんだ。君のお姉さんの織斑先生は元国家代表、僕の姉は元代表候補生なんだ。要は狭き門を潜り抜けてきたエリートなんだよ、分かった?」

 

改めて一夏の無知ぶりには驚かされる

 

いくら興味がなくてもテレビや新聞、雑談で耳に入ってきそうなものだけど、仮にも自身の姉が日本代表だった訳だし?

 

でも確か千冬さんは一夏をISに関わらせない様にして来たらしいが、これは異常と感じざるえない

 

と言うか流石のセシリアも絶句してるし

 

「へーじゃぁコイツは千冬姉より凄いのか?」

 

「一夏、世界最強のブリュンヒルデと一介の代表候補生を比べちゃダメだよ。国家代表なら兎も角ね?」

 

チラッとセシリアを見たら顔が引きつっていたので、気に入らなかった様だ

 

「ま、まぁ?織斑先生には及びませんが わたくし は寛大なので泣いて頼むのであれば?貴方達に勉強を教えて差し上げても構いませんわよ?何せ わたくし は唯一入試で教官を倒しましたもの」

 

「教官なら俺も倒したぞ?いやアレは倒したにカウントされるかは微妙かも知れんが」

 

おっと、一夏が余計な事を言うからセシリアの顔が引きつってる

 

これは僕にも飛び火するよ多分

 

「貴方も教官を?!わたくし だけと聞きましたが?!」

 

「女子ではって意味か、倒した事にはなってないって事じゃないか?その辺は俺には分からんが」

 

一夏に迫り問いただすセシリアに若干引きながら一夏が答える

 

それを聞いたセシリアが再び僕を睨み付ける様に見てくる

 

 

「オルコットさん、僕は戦闘は専門外なんだ教官に勝ってないよ」

 

それを聞いたセシリアは少し不満そうだが一夏に詰め寄るのを辞めチラッと時計を見て

 

「時間ですから今回はこれぐらいで勘弁して差し上げますわ、また来ます 覚えていらっしゃい」

 

そう言いファサァッと髪を舞わせ自席へ戻っていく

 

「何なんだっただ?」

 

「さぁ?」

 

とりあえず次の授業の準備を始める

 






おかしいな、クラス代表を決める場面まで行くつもりだったのですが、たどり着きませんでた

多分、次に書きます


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