ISに転生したからって戦いに参戦するつもりなどない!! 作:銭湯妖精 島風
ピピピッピピピッと言う聞きなれた電子音を聞きビクッとして目を覚まし、目覚まし時計のアラームを切り溜息を吐く
もう何年も同じ目覚まし時計を使っているが、どうにも目覚まし時計のアラームが苦手で毎度こんな感じでビクッとなってしまう
この危なく歪んだ世界へ転生をして早15年と幾月、僕こと
前世では不規則な生活が災いして急性心不全で睡眠中にしんでしまったからと言うのもあるが
さて、改めて僕は転生者だ
前世では小説やアニメや漫画などの二次元の存在だったISの世界へ転生させられた
どうも神々の間での流行りらしい、たまたま選ばれた僕は特典が貰えたので幾つか叶えて貰った
その1つが、自分を律する事が出来る事だ
前世の僕は決して心が強くなく自分に甘過ぎた、自覚していても改善出来なかったからだ
お陰で今では規則正しい生活が送れているし、何事も努力出来る
次に篠ノ之 束に並ぶ技術力や開発力、理由は正直 戦闘に参加したくない
一回死んでいる以上、出来たら天寿を全うしたいと思ったからだ
技術者や研究者なら戦闘に参加させられるリスクが減るだろう、多分
僕が願った特典は他にも有るが、全て戦闘技能では無く技術者や研究者になる為の物ばかりだったりするので割愛する
そして介入は強制であり、それに辺り専用機を与えらるたので、武装は自衛程度にしてISを整備・改修・修理に特化した物にし、1つ特殊機能を設定して貰った
それから何やかんやと神様に色々して貰い僕は無事に転生した訳だ
それからつい数ヶ月前まで僕は普通に生活してきたのだけど、織斑一夏が発見されて直ぐに一斉検査が有って分かっていた事だが、適性がありIS学園行きが決定した
出来るだけ静かに生活したいのだけど、まぁ仕方ないと言う事にして、僕は寝間着から着替えて身支度を整え事前に準備して有ったボストンバッグを開き目覚まし時計を入れる
新生活なので新しくしても良いとも思うけど、何年も使っているし自分で修理した物でもあるので愛着がある
最後に忘れ物がないか確認していると部屋の外から姉の声が聞こえてくる
「高雄?ゴハン出来てるよ?」
「今いくよ姉さん」
姉に返事を返しボストンバッグを閉じ手に持って部屋を見渡す
「また帰って来れるのは早くてゴールデンウィークか、少し名残惜しいかも」
独り言を呟き自室から出てボストンバッグを玄関に置いてから台所へ向かった
いつまで書けるか分かりませんが、とりあえず書いてみました
とりあえずは1巻分の内容は書きたいと考えています