「……は、バックション!」
「なんですか?そのクシャミ?」
「いや寒いからな、このコロニー」
「それよりもユーくん。ヴァミマで買った肉まんを…!」
「買ったの俺な。あとユーくん言うのやめてよ」
「ユーくんはユーくんじゃないですか?」
「はぁ、なんでさ」
私の名前はアルト、失礼。ヒロインXと言います
今日は私のマスターをやっているユーくんについて話します
「まぁいっか。呼ばれる名前も無いし、先生達も狂ったようにユーくんユーくん言うし、そんなことより我が愛しのあんまん!」
「あんまんは美味しいですが、やはり寒い日は肉まんでしょう?ってこれあんまんじゃないですかー!ヴァミマの定員め、肉まん一つにあんまん一つって言ったのに」
「(まぁ俺のはちゃんとあんまんだから、ほっとこ)いただきます」
「ん?セイバーの気配⁈ユーくんセイバーです」
「あっそ頑張ってな。ん?なんか視線が……」
「ジーーーー」
「(なんかめっちゃジーって言ってる⁈)な、な、な、なんですか?」
「アナタ⁈セイバーなんですか⁈」
「……………」
「(私達のあんまんを見ている?)あげませんよ」
「……………」
「……仕方ないですね。これは私のなので、一つあげます」
「それ俺のだろ⁈あー食われた!」
ユーくんは優しいです。私がえっちゃんと初めて会った時も進んであんまんを渡しくれたりします。今思えばユーくんのおかげでえっちゃんと仲良くなったと思います
ユーくんが、このコスモカルデア高等学園に転校してきたのを思い出します
「えー、今日は転校生を紹介するぞ!」
「あ、え、えっと………」
「さぁYouの名を全校生徒に高らかに吠えるのだ!」
「ヒィ!え、え、お、お、お」
結局、名前は聞けませんでしたが、名前が無いのでユーくんと呼んでます。これがユーくんとの出会いでした
ユーくんと仲良くなったのは、やはりネームレス・レッドのおかげでしょう
「やっぱりですね。ネームレス・レッドは説教臭くてなりませんよ」
「あー分かる。てかあいつ俺を当てすぎだっての!授業の8割入ってこないっての!」
「ユーくんはやはり話がわかる人ですね」
「俺もXとは話せるようになったよ」
「と言ってもユーくんが学園に来て二ヶ月ボッチだったので流石に可哀想でした。ネームレス・レッドにも成績上げてあげるから仲良くして上げてと言われまして」
「………何処に居てもお前は友だよ。あれ目から汗が」
ユーくんと友達になって、私は食費はかからなくなり
「X?X⁈食い過ぎじゃない?俺の財布事情知ってる?えっちゃん!君も食い過ぎ!」
先生達からも怒られる回数も減りました。それはユーくんが庇ってくれるからです
「君たち。授業をサボって食事とは……」
「ネームレス・レッド!ユーくんに誘われました」
「X⁈」
「私も、棒状の物を無理やり口に……、口の中で白いクリームが……」
「えっちゃんまで⁈てか誤解を生む言い方はよせ!ロールケーキのホールだから」
部屋も一緒ですしね
「もともと俺のスペースだった所は既になく。マハトマと理由で、真ん中の床で寝るだけの部屋になってしまったよ」
「ユーくん。Xさんにゴミを捨てるように言ってください」
「違いますぅ!ゴミじゃありませんよーだ。資源ですぅ!」
「ゴミ屋敷になる一歩手前だな」
あれ?今思えば、ユーくんとの想い出なのにえっちゃんがチラホラ……、まぁえっちゃんは勘違いしているのでしょう。ユーくんは私の、私の!マスターなので、あまりユーくんの周りをうろちょろしないでいただきたいですね。はい。
「そうよ!これもマハトマよ」
「じゃあこれは?」
「それは消しゴムでしょ」
「これは?」
「消しカスね!マハトマを感じる!」
「マハトマとはなんなんだ………?」
ヒロインX
ユーくんとサイ、ゲフンゲフン!AT、ゲフンゲフン!マスターの契りを交わす。常にユーくんと一緒にいるので気持ち悪がれている。Xが持っている聖剣は修学旅行でユーくんに買って貰ったものである
えっちゃん
ユーくんをサイフと思っている。こちらも常にユーくんと一緒に居るので以下省略。ユーくんの作る料理があれば召喚に確実に応じてくれる。ちなみにえっちゃんの武器は時価ネットマーリンにてユーくんが買ったのをパクったもとい、永遠に借りた
マハトマ
わからない
ユーくん
コミ症が若干改善される。ブルマとスパッツに部屋を占拠され、部屋の真ん中で寝る。ベットで寝る二人は寝相が悪いので起きたら落ちてくる。学園生活そこそこにXと共にZを倒しに行くも、月に用があり、別れる
ネームレス・レッド
ユーくんの保護者。心配でついてきた
マルタのおばちゃん
食堂のおばちゃん。バイトのタラスクと共に生徒の料理を作る。お残しは鉄拳制裁